暗黙知見える化の具体的手法と、その技術承継・共有、ナレッジマネジメントへの応用

30年以上、日本を代表する大企業(NEC)を始め、多くの中小企業やベンチャー企業((株)ザイキューブ)の特許を取るお手伝いをしてきました。その間ずっと、「その状況で力の限りを尽くす」というポリシーで仕事をしてきましたので、クライアントには高い評価をいただき、やりがい、達成感も感じてきましたが、最近は「無力感」の方が大きくなっていました。その理由は、苦労して良い特許をとっても、それが直接的に企業の業績改善につながらないからです。相当のお金をかけて特許を採ったのに、です。
 そうこうしているうちに、最近、あることに気づきました。
 「そうだ。特許を取るのは、あくまで事業の役に立てるため、競争優位を得るためだ。だが、特許が事業の役に立つかどうかは、他社動向、経済状況等の周囲の状況に左右され、自社の意思だけでは決まらない。きわめて流動的だ。それなら、周囲の状況に左右されず、自社の意思だけで高確率で成果が見込めることやる方がいいんじゃないか。決して特許の重要性を否定するわけではないが・・・・。」
 それは、「仕事を通じて個人の頭や身体の中に培われてきた暗黙知を引き出し、それを言語化・体系化して組織知に転換する」ということです。
 特に、暗黙知の「本質」とも言える「判断」に焦点を当てて、これを見える化することができれば、多くの社員が利用しやすく価値の高い組織知に転換できるのでは、と思うからです。
 本セミナーを通じて、また、その後の研修やコンサルティングを通じて、落ち込んでいる日本企業を元気にしたい。彼らの笑顔を取り戻したい。そして、むしろ、特許や知的財産の分野ではなく、人材育成・能力開発の分野で、日本企業の業績改善に貢献できれば、と強く思っています。

【得られる知識】
(1)暗黙知とはどのようなものであるか
(2)暗黙知はどのようにすれば見える化できるか
(3)組織で行う技術承継や共有、ナレッジマネジメントに対し、暗黙知見える化法をどのように適用すれば、技術承継・共有やナレッジマネジメントで求められている価値ある知識資産を活用できるか
(4)知識資産の共有に関する社員の意識改革、知識資産を見える化する仕組みの社内構築、知識資産の承継・共有による人材早期育成体制の確立は、どうすれば実現できるか

【プログラム】
1.はじめに
2.知識の種類
3.組織における知識資産の活用
4.暗黙知見える化を弁理士が始めた経緯
5.特許明細書作成時の弁理士の思考法
6.暗黙知見える化の目的
7.暗黙知見える化の手法
8.暗黙知見える化のキー=「観察」と「対話」
9.引き出した暗黙知の言語化・図像化法
10.見える化した暗黙知の学習法
11.知識資産を利用するための情報システム
12.おわりに

講師のプロフィール

発明の「本質」を捉えた特許化で特許率80%超えという実績を基に、暗黙知(ノウハウ)・技術・技能の「本質」を捉えた見える化を通じてそれらの共有・承継を実現する弁理士・弁理士事務所

泉 克文

いずみ かつふみ / 東京都 / 泉特許事務所

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開催日時


10:30

受講料

49,980円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

東京都

主催者

(株)R&D支援センター

キーワード

知的財産マネジメント   事業継承   情報マネジメント一般

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