シナリオプランニングを活用した市場・事業・製品・技術ロードマップ策定の具体的な進め方

~中長期の事業環境の不確実性をとらえる そして自社の強みを活かしたエコシステムを仕掛けて高収益・高利益を実現する~

未来について考える手法である「シナリオプランニング」活用して未来のシナリオを複数構想し、市場・製品・事業ロードマップを策定するための方法を紹介します。
  研究開発部門や新規事業開発部門において、技術ロードマップ作成に取り組んでいる方・研究開発テーマ設定におけるスコープが狭くなりがちで、もっと大きなトレンドを踏まえてテーマ検討をしたいと考えている技術者の方はぜひご参加ください!

【趣旨】
グローバル競争の中で、電機メーカーをはじめとした日本の製造業企業が採るべき戦略は概ね決まっているのではないだろうか。それは、グローバルで強みを 発揮できる付加価値の高い製品や事業への集中である。集中することによってROE(株主資本利益率)やROA(総資産利益率)を高め投資余力を増し、さら に次のM&Aや研究開発を進めていく。集中する対象の製品・事業は、多くの日本企業にとって強みである、いわゆる『すりあわせ型製品』がよいだろ う。市場規模が大きくても、『モジュール型製品』では人件費などでコスト優位の新興国企業には勝てない。安易に規模の大きいほうへ流れることなく、『すり あわせ型』が活かせる市場にフォーカスし、不況になったときにでも確実に利益を確保できるようにする。もしその市場の製品アーキテクチャが『すりあわせ 型』から『モジュール型』に転換するトレンドがあれば、製品全体ではなくアーキテクチャ内の特定のモジュールや部品、あるいは製造装置などに早めに転換す ることも考えなくてはならない。利幅の薄い競争市場を巧みに避け、付加価値の高い製品・事業を多数揃えていくのである。このような戦略を実行していくに は、将来のトレンドを見すえた大胆な発想が必要である。当然、M&Aを含む組織体制の変革やドラスティックな戦略転換の検討もしなくてはならない。しかも業績が悪化してからやむなく行うのではなく、業績好調のときから、つまり常に変革に取り組んでいなければならない。その前提となるのが、未来の 市場や社会の変化をとらえることだ。自社を取り巻く事業環境がどのように変化し、それが自社にどのような影響を及ぼすのか、あるいは自社から環境にどのよ うな影響を及ぼしうるのかについて考えておくことだ。もちろん不確実な未来を一義的に決めつけることはできない。そこでいくつかのパターンを想定し、それ ぞれの状況に応じた意思決定を予めシミュレーションしておくことが望ましい。すなわち、『未来シナリオ』の構築である。
 当セミナーでは、未来について考える手法である「シナリオプランニング」活用して、未来のシナリオを複数構想し、市場・製品・事業ロードマップを策定するための方法を紹介する。

【対象】
・研究開発部門や新規事業開発部門において、技術ロードマップ作成に取り組んでいる方
・研究開発テーマ設定におけるスコープが狭くなりがちで、もっと大きなトレンドを踏まえてテーマ検討をしたいと考えている技術者の方

【プログラム】
1.シナリオプランニングとは
2.ロードマップとは
3.シナリオプランニングの基本的流れとポイント
4.戦略コンセプト企画力を上げる 

講師のプロフィール

10年以上に渡る実績をベースに、アジア展開を含め、技術戦略のあらゆる相談に責任を持ってお応えします!

福島 彰一郎

ふくしま しょういちろう / 東京都 / 株式会社ニューチャーネットワークス

素材・化学や部品の生産財から消費財までコンサルティングするニューチャーネットワークスの取締役として、主に大企業においてMOT分野のコンサルティングおよび人材育成を行っています。 特に大手製造業の事業部や研究開発部門において、技術戦略策...

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※下記URLにてご確認ください

開催場所

東京都

主催者

サイエンス&テクノロジー株式会社

キーワード


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