【中止】技術機能展開法を利用した製品アイデア・開発テーマ創出法

自社コア技術をベースとしたテーマ創出の方法について、
有効性の理論的裏付けや顧客価値の見つけ方など重要概念を紹介、
ワークシートなどを提示し、プロジェクトの進め方を議論!

本セミナーはLIVE配信となりました。こちらからお申し込みください。

セミナー趣旨

 革新的テーマ創出において、多くの企業の方々が関心を持たれているのが、自社が保有する技術をベースとしたテーマの創出です。しかしながら、自社の技術をベースとしたテーマ創出には、市場が特定されていないため、市場ニーズや用途の探索ができず、筋の良いテーマを見つけることが難しいという、基本的な問題を抱えています。この問題を払拭し、自社保有技術に基づきテーマを創出するには、自社が保有する技術で何ができるか?(すなわち『機能』)に展開し、そこで発想を広げ(『頭を耕す』と呼んでいます)、その広げられた発想に基づき製品アイデアを創出する方法が有効です。それが、技術機能展開法です。
 本セミナーでは、どう自社コア技術をベースとしてテーマ創出を行うかについて、その有効性の理論的な裏付けや顧客価値の見つけ方など重要な概念を踏まえながら紹介し、また実際の作成ワークシートなどを提示しながら、具体的なプロジェクトの進め方を議論していきます。
 またご参加者の皆様との間での質疑応答、議論を活発に進める方法をとっています。さらに、技術機能展開の演習を行い、理解を深めていただきます。毎回、ご参加の皆様とのアットホームな雰囲気の中で、活発な質疑応答や議論が行なわれています。

受講対象・レベル

研究開発部門、研究開発企画、技術企画、 商品企画経営企画などの部門の方々で、
 -テーマ創出において、自社技術活用をお考えの方
 -製品アイデア創出法に、ご関心のある方
 -コア技術戦略の策定を検討されている方 など

セミナープログラム

1.技術機能展開法を使ったテーマ創出とは
 1-1 自社技術を活用しての製品アイデア創出ニーズの存在
 1-2 既存技術を他用途に展開した例(活版印刷、ナガオカ、NBCメッシュテック)
 1-3 自社技術の用途を見つけることの難しさ
 1-4 自社技術で実現できる機能を明らかにする
 1-5 技術機能展開法の背景の3つの概念
  1-5-1 技術を機能で表現する
  1-5-2 「隣接可能性」
  1-5-3 発想法としてのMECE(もれなく、だぶりなく)
 1-6 技術機能展開図のイメージ

2. 革新的テーマ(製品アイデア)創出の基本メカニズム
 2-1 ドリルメーカーは何を売っているか?
 2-2 企業が提供しているのは顧客価値
 2-3 中核ニーズと周辺ニーズ
 2-4 革新的テーマの定義
 2-5 革新的テーマ創出のための「新結合」
 2-6 スパークのための2つの原料
 2-7 技術で実現できる「機能」と「顧客価値」の関係

3.技術機能展開法の全体のプロセス
 3-1 技術機能展開法を使った製品アイデアの創出のための7つのステップ
 3-2 本プロジェクトの前提
    本気になれる技術(コア技術)と市場(自社事業ドメイン)を対象とする

4.ステップ0:目的の共有
 4-1 なぜ目的の共有が必要か?
 4-2 メンバーのエネルギーレベルを高める
 4-3 目的の共有の方法

5.ステップ1:対象市場の設定
 5-1 ある程度の市場知識の必要性
 5-2 「ステップ1:対象市場の設定」の構成タスク
 5-3 事業ドメインとは
 5-4 タスク1:事業ドメインの対象市場への展開
 5-5 タスク2:対象市場の評価・選定(評価軸含む)
 5-6 タスク3:対象市場のサブ市場への分解

6.ステップ2:対象市場のプロファイリング
 6-1 プロファイリングの対象:3Cの内Customersのみ
 6-2 プロファイリングの目的:どのような顧客価値提供機会がありそうかを広く考えてみる→かちかちの 「頭を耕す」ことで頭を柔らかくする
 6-3 「広く考えて見る」→顧客価値拡大モデル:VACES
 6-4 市場のプロファイリング(ワークシート提示)

7.ステップ3:対象コア技術の選定
 7-1 コア技術とは
    - コア技術とはある程度の領域をカバーするもの
    - コア技術とは未来に向かって考えるもの
 7-2 コア技術設定の企業事例(GE、3M、クレハ、富士フイルム)
 7-3 コア技術の設定の構成タスク
 7-4 コア技術の設定の考え方:3つの選定軸
 7-5 コア技術設定は過度に分析的に考えない
 7-6 従来の技術のくくりの視点に縛られない
 7-7 コア技術の全社戦略での意味合い
 7-8 対象コア技術の選定

8.ステップ4:対象コア技術の機能への展開
 8-1 コア技術の機能への展開の前提
  8-1-1 「隣接可能性」
  8-1-2 MECE(もれなく、だぶりなく)
 8-2 コア技術の機能への展開の目的
 8-3 機能展開のフレームワーク
  8-3-1 機能を複数部分に分割して表現する
  8-3-2 1つの組み合わせから
  8-3-3 対象とする技術のレベル:コア技術
  8-3-4 機能の表現の構成要素
     「何を使って」「何に対し」「何をする」「その結果どうなる」
  8-3-5 「そうではないもの」、「上位概念」、「下位概念」で網羅的な図を
 8-4 技術機能展開図の例:爆発制御技術
 8-5 MECE(もれなく、だぶりなく)を行う視点の整理
  8-5-1 分割
  8-5-2 統合
  8-5-3 並列
 8-6 7つの重要なポイント
   - MECEは発想法として利用する
   - 「妄想する」
   - ピラミッド構造を決しておろそかにしない
   - 頭が千切れる程考える 
   - 言語化をきちんとおこなう
   - 「何を使って」・「何に対し」も発想に活用する
   - 記述場所はある程度フレキシブルで良い
 8-7 コア技術の設定との関係

9.ステップ5:製品アイデアの創出
 9-1 「ステップ5:製品アイデア創出」の構成タスク
 9-2 発散と収束を繰り返す
 9-3 事前作業:「良い製品アイデアとは」の定義の共有
   「実現性」は過度に重視しない
 9-4 タスク1:製品アイデア『発想』
   - ブレーンストーミングを効果的に行うには
   - アイデア発想ミーティングの効果的運営法
 9-5 タスク2:製品アイデアの『進化・集約』
 9-6 タスク3:製品アイデアの『評価・選択』
    評価前提情報が無い中での評価・選択上の工夫:投票と特異点の説明
 9-7 タスク4:製品アイデアの『まとめ』    
 9-8 タスク5~7:発散→収束:2次の活動

10.ステップ6:技術への展開
 10-1 中核技術への転換
 10-2 中核技術実現技術オプションを広く考える
    - Value Graph
 10-3 対象「中核技術実現技術オプション」の選択
    - どのような評価軸を使うか?

11.注意点、その後の作業およびプロジェクトの進め方
  その後の作業としてのステージゲート・プロセスの利用

12.演習 ※WEBセミナーで実施する場合はこの演習は行いません。

   演習(1):MECEによるアイデア発想の有効性を実感
   演習(2):活性炭技術の機能展開

13.最後に

【質疑応答・名刺交換】

キーワード
技術,機能,展開,テーマ,創出,アイデア,発想,コア技術,講座,研修,セミナー

セミナー講師

ベクター・コンサルティング(株) 代表取締役社長 浪江 一公 氏
※日本工業大学 大学院 技術経営研究科(MOT)教授
【略歴】
 大手電機メーカー、アーサー・D・リトル(ジャパン)㈱、等を経て、現在ベクター・コンサルティング(株) 代表取締役社長。技術マネジメントおよび経営に関するコンサルティングにおいて30年の経験を有す。日本工業大学大学院技術経営研究科(MOT)教授を兼任。北海道大学工学部、米国コーネル大学経営学大学院(MBA)卒。

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)
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講師のプロフィール

プロフェッショナリズムと豊富な経験をベースに、革新的な製品やサービスを創出するプロセスの構築のお手伝いをいたします。

浪江 一公

なみえ かずきみ / 東京都 / ベクター・コンサルティング株式会社

ベクター・コンサルティングは、Bridging technologies and markets toward creating innovationsを目指し、クライエント企業様に技術と市場との間の橋渡しによりイノベーションの...続きを読む

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開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

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開催場所

東京都

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【地下鉄】東陽町駅

主催者

キーワード

技術マネジメント総合   アイデア発想法一般   事業戦略

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