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勘・経験・度胸に頼るのではなく、しっかりしたプラスチック強度の知識を身につけよう
★ 広範な知識・ノウハウが必要となるプラスチック製品の強度設計。きっちりこなせていますか?
★ 実務経験豊富な講師が実務に役立つ知識、考え方を一から丁寧に解説します。
講師
田口技術士事務所 代表 技術士(機械部門) 田口 宏之 氏
【略歴】
九州大学大学院総合理工学府 修士課程修了後、東陶機器(現TOTO)に入社。12年間の在職中、ユニットバス、洗面化粧台、水栓金具等の水回り製品の設計・開発業務に従事。現在はコンサルタントとして、プラスチック成形メーカーやスタートアップ企業のプラスチック製品立ち上げ支援などを行っている。
受講料
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
【2名同時申込みで1名分無料キャンペーン!(1名あたり定価半額の24,300円)】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
得られる知識
・材料力学の基礎知識
・プラスチック材料の物性表の見方
・プラスチック材料の特性
・成形や加工の影響
・実務における強度設計の進め方
対象
・入社5~6年までのプラスチック製品設計者
・プラスチック製品の設計方法を学びたい材料メーカー、材料商社等の担当者
趣旨
プラスチックは低コストで様々な特性を付与することができるため、設計者にとって非常に魅力的な材料です。そのため、身の回りの多くの製品でプラスチックが使われています。一方、不適切な設計が原因で、プラスチック製品のトラブルは数多く発生しています。特に強度に関わるトラブルは、重大事故につながる可能性もあり、事前にしっかりとした強度設計を行うことが不可欠です。しかし、プラスチック製品の強度設計は思ったほど簡単ではありません。材料力学の知識に加えて、材料特性や成形・加工の影響に関する知識、製品設計上の実務的ノウハウなど、幅広い知識・ノウハウが要求されるからです。それらの知識・ノウハウは広く浸透しておらず、KKD(勘と経験と度胸)による強度設計にとどまっていることが多いのが実情です。
本セミナーでは、数多くのプラスチック製品の設計を手掛けてきた講師が、実務で使えることに重点を置いて基礎から丁寧に解説します。
プログラム
1.プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学の基礎知識
1.1 プラスチック製品の強度設計
(1) ストレス・ストレングスモデル
(2) プラスチック材料の物性表
1.2 物性表との関連で学ぶ材料力学の基礎
(1) SI単位系と重力単位系
(2) 荷重の種類
(3) フックの法則とヤング率
(4) 応力-ひずみ曲線(S.S曲線)
(5) ポアソン比
(6) 疲労(S.N曲線)
1.3 はりの強度設計
(1) はりに発生する応力とたわみ
(2) SFD/BMD
(3) 断面二次モーメント/断面係数
(4) リブの効果
1.4 応力集中
1.5 引張特性と曲げ特性
2.強度設計において考慮すべきプラスチック材料の特性
2.1 プラスチック材料の特徴
(1) 材料特性の決定プロセス
(2) 結晶性プラスチックと非晶性プラスチック
2.2 温度特性
2.3 粘弾性特性
(1) 力学モデル
(2) クリープ
(3) 応力緩和
2.4 疲労
2.5 劣化
(1) 様々な劣化要因(熱/水分/紫外線/その他)
(2) アレニウスの式を使った寿命の推定
(3) 劣化スピードの経験則「10℃2倍則」
2.6 成形・加工・再生材の影響
(1) ウェルドライン
(2) ボイド
(3) 残留応力
(4) 再生材
3.実務における強度設計の進め方と事例
3.1 要求事項の整理
3.2 材料選定と形状設計
(1) 物性評価
(2) 表計算ソフト、3DCAD、CAEの活用
(3) 安全率の設定
3.3 トラブルを未然に防ぐ図面、仕様書の書き方
3.4 事例で学ぶプラスチック製品の強度設計
□ 質疑応答 □
講師のプロフィール
中小製造業の製品設計の仕組み作りをお手伝いします!これからの時代、製品設計力強化が中小製造業の勝ち残る数少ない選択肢の一つです。
田口 宏之
たぐち ひろゆき / 福岡県 / 田口技術士事務所
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