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◆多変量解析概要
現在、私たちの身の回りには様々な分野で多くのデータが存在しています。存在するデータから多くのことを学習し、次の段階に生かそうという活動は大昔からありました。株の売買でも、先を読むには現状や過去の傾向について関連情報を参考にします。製造業のようなものづくりの場でも歩留や生産数がおちた時「どの装置がダメだったのか」「温度が低下していなかったか」「濃度が低かったのではないか」「攪拌(かくはん)回転数は適切だったのか」といった調査を行います。
「知りたいこと」を「何が関係しているのか」によって知りたいわけです。通常は、何が関係しているのかの数は複数個となります。QC7つ道具で有名な特性要因図は、一つの特性(例えば、歩留まり悪化)に対して、様々な要因(原因と考えられるもの:温度差、作業条件、材料不純物…)を挙げていくわけですが、これも知りたいことが何によって決まっているのかを知りたいということにつきます。ここでも様々な要因は文字通り複数個です。もし、1個で決まっているのなら、特性要因図は要りません。
多変量解析というのも、様々なデータの関連性を調べて客観的にそれを定量的に評価するという試みであって、やろうとしていることは大昔から変わらないのです。
多変量解析概要について、ものづくりドットコム 登録専門家の村島 繁延氏が詳しく解説しています。
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