技術士第二次試験対策:記述式試験で重要な2つの力とは

 
 
 

 

1. 2つの力とは

これまで、次の2つの記事を掲載しました。

 

2つの力とは「文に変換する力」と「文の作成力」のことです。これらの2つの力は解答を書くうえで重要な力です。

 

必須科目も選択科目も記述式試験です。記述式試験では、問題を読み頭の中に浮かんだ解答を文に変換しそれを答案用紙に書いたものが採点対象になります。そのため、頭の中に浮かんだ解答を誤って変換したり、内容が明確に伝わらない文(わかりにくい文)で書いたりすると採点結果に影響が出ることもあります。このように、2つの力は記述式試験で重要な力です。

 

2. 日常業務の中で受験勉強Ⅱを行う

技術士第二次試験対策としての受験勉強は以下の2つに区分できます。

 

合格点が取れる知識や技術を参考図書あるいは様々な資料から学ぶことが試験に合格するうえで最も重要なことです。そのため「受験勉強=受験勉強Ⅰ」と考えると思います。しかし、受験勉強Ⅱも重要な受験勉強です。2つの力を鍛えることも重要だからです。「書いたものが評価される」という記述式試験の特徴を考えればこのことが理解できると思います。

 

「日常業務の中で“文に変換する力”を鍛える」と「日常業務の中で“文の作成力”を鍛える」の記事の中で解説したように2つの力は日常業務の中で鍛えることができます。つまり、日常業務の中で受験勉強Ⅱができます。

 

3. 日常業務の中で2つの力を鍛えるとは

日常業務の中で2つの力を鍛えるとは、日常業務の中で「文に変換すること」および「文を作成すること(=内容が明確に伝わる文を書くこと)」を意識して技術文書を書くことでこれらに慣れることです。慣れることで、試験場で「文に変換する力(頭の中に浮かんだ解答を正確に文に変換する力)」と「文の作成力(内容が明確に伝わる文を書く力)」という2つの力を使って、頭の中にある解答を正確に論文(答案)として書くことができます。

 

次回に続きます。

 

【参考文献】

 

◆ 技術士第二次試...

験対策:口頭試験対策 【連載記事紹介】
◆【特集】 連載記事紹介:連載記事のタイトルをまとめて紹介、各タイトルから詳細解説に直リンク!!


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