行動科学、何かを変えるには今、自分の行動を変える

【目次】

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    1. 直した方がよいこと、問題ある行動に対して指摘する

    他人の欠点とは気になりやすいものです。時間に遅れる、仕事が雑、話の趣旨がわからない、など様々なことがあります。これが仕事の部下であれば注意することもあるでしょう。この時に「もっと〇〇してくれたらいいのに」と思うことはありますが、相手がそのように変わることはほとんどないでしょう。なぜなら人の考え方や性格は本人が変わろうとしない限り変わらないからです。出来ることは直した方がよいこと、問題ある行動に対して指摘して気づきを与えることです。

     

    相手を自分の望むように変えること(願望)はほとんど効果がありません。なぜなら、あなたは「相手のためを思って言っている」つもりでも、言われている人にはその意図はほとんど伝わらないでしょう。むしろ話している人の自己満足を聞かされていると思うでしょう。

     

    間違いを指摘することが100%正解とは言えませんが、願望を押し付けるよりは聞く耳をもってくれます。単に罰を受けるのが嫌だから言うことを聞くのではなく、自分の何が問題かを気づいてもらうのです。

     

    2. 失敗した時、冷静に事実だけに注目し...

    て取り組む

    人は意識している、していないに関わらず自分の立場に責任を取っています。例えば部長やリーダーなどひとをまとめる立場の人がいますが、その責任をキチンと取るかどうかはその人次第です。立場が人を育てるとも言われますが、そうではない人もいます。時間や経験を重ねても「らしくない人」はいます。言葉で謙遜する人はいますが、それと責任は別です。言葉で謙遜しても行動や振る舞いが出来る人は責任を取っています。しかし、どれだけ自分や周りを鼓舞する言葉を使っても行動がともなわなければ責任を取っていない「らしくない人」になってしまいます。これは周りの人にも頼りない人、弱々しい人として不自然に見えます。これはギャップではなく違和感として伝わります。

     

    責任を取るには潔さが必要です。「自分には出来ない」「もっとふさわしい人がいる」などと思うのではなく「やるべきことをしっかり行う」という潔さです。特別に熱い情熱は必要ありません。今まで経験したことのない大きな課題に直面すると「出来ないかもしれない」と不安になります。この時に責任が取れないと反発したりやけくそになりがちです。失敗した時の言い訳を考えるのではなく、冷静に事実だけに注目して取り組むことが大事です。

     

    3. 何かを変えるには今、自分の行動を変える

    「いつか」という言葉は色々なことに使われます。いつか本気になろう、いつか周りの人が認めてくれる、いつか評価される日が来るなどです。ですが、残念ながらその日は訪れません。「いつか」という言葉には願望が含まれています。願望はかないません。

     

    もし、いつか本気になろうと思っているなら、現状があなたの本気なのです。それ以上の能力や実績を身につけたいのならば、今以上に行動する必要があります。

     

    いつか周りの人が認めてくれると思っていて、もし本当に周りの人が認めてくれていないのならば、あなたはずっと認められないでしょう。例え何かの成果や実績を残しても最初からあなたを認めない人は何が起きても認めることはないでしょう。反対に成果や実績を残してあなたを認めてくれた人は、はっきりと言葉で言われていなくても最初からあなたを認めていたでしょう。同じように評価される日も訪れないでしょう。評価されていれば、形はどうであれ最初から評価されています。評価されていなければ何をしても評価されません。

     

    「いつか」や周りの人や評価が変わる日は来ないので、何かを変えるには今、自分の行動を変えるしかないのです。努力は行動を続けることなので、大事なことはこれまでとは違う行動をすることです。

     

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