コミュニケーション、意見の食い違いを整理して「自分の言葉」で組織やプロジェクトをコントロール

【目次】

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    1. 行動意識とは

    目標の重要性は誰もが知っています。目標設定、目標管理など「目標」と名の付く言葉はたくさんあります。大きな目標を立てることはそれほど難しいことではありません。「世の中に新しい価値を提供する」「地域の活性化に役立つ」「困っている人を助ける」などこれらの目標には多くの賛同が得られるでしょう。そして、目標には必ず行動がともないます。この行動について細かく区分けすると、意見の衝突が起きてきます。「もっと良い方法がある」「これでは〇〇が犠牲になってしまう」など目標自体は同じでもお互いの立場から優先することや犠牲にすることに対して意見の食い違いが起こります。

     

    組織やプロジェクトのリーダーはそのような意見の食い違いの中で安全性、納期、コスト、メンバーのモチベーション、社会的影響など色々な視点をもっ...

    て最大の成果と最小の損失のバランスを取らなければなりません。成果だけに注目すること、損失だけに注目することはベストではありません。理想は持ちつつ、現状の選択肢の中から目標に最も近づける行動をとります。そして、外部環境は時間とともに変化しやすいので、その都度、行動を変化させる必要があります。それが臨機応変であり、行動意識です。プロジェクトのリーダーは、意見の食い違いを整理して「自分の言葉」で組織やプロジェクトをその都度、コントロールします。

     

    2. 自分の言葉

    「自分の言葉で表現する」という言い方があります。他の人や本などから取り入れた情報を話す時に完全にコピーして話すのではなく、自分の言葉に置き換えて話すことです。自分の言葉で話すためには内容を理解する必要があります。元々の相手の意見や主張がどのようなものかを理解せずに、勝手に解釈して自分なりに表現すると、全然別の意味になる可能性があります。また、キチンと自分の言葉で表現できたとしても、相手がそれを理解できない場合もあります。この場合は相手に分かりやすい言葉に修正する必要があります。いずれにしても、伝える内容をキチンと理解していないと適切な言葉を選ぶことができません。

     

    自分が本当にこの内容を人に伝えたいという気持ちになれば、元ネタがあったとしても、聞いてる人は他の人の引用とは思わずに本人の言葉として聞くことができます。いわゆる上辺ではない会話です。これは聞く人も自然と「聞いてみよう」という気持ちにすることができます。一方、上辺の会話は聞いてる人にとって退屈でつまらないものです。自分の言葉として仕上がるためには自分の意見や言葉を少しずつ話し、主張していくことです。注意する点は上手く流暢にカッコよく話すのではなく、少々ぎこちなくても自分の意見を言葉にすることです。もちろん、適切な言葉を選ぶことも練習になります。

     

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