MOT(技術経営)入門(全6回、全国遠隔配信)
開催日 |
17:00 ~ 18:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社産業革新研究所 |
キーワード | 技術マネジメント総合 事業戦略 マーケティング |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 産業革新研究所会議室 |
近年の製造業経営において、単に高度な技術を研究開発し製品化するだけでは持続的な発展が難しく、その技術を事業収益さらには利益に結実し、それを次の研究開発に投資する技術経営の視点が不可欠です。
本講座「技術経営入門」では、企業における課題設定、解決策策定の進め方を中心に総合的な技術経営力の習得を目標として、初学者に向けて以下の内容を学びます。
1.企業の外部(マクロ・ミクロ)分析、内部分析の考え方と手順
2.企業のビジョン、事業戦略、技術戦略とマーケティングの考え方、進め方
3.製造業における生産活動の仕組みと運営の実際
4.製品の設計品質向上の考え方と進め方
5.企業内でのイノベーション実行
[講義形態]
産業革新研究所本社2階で実施する講義を、ネットセミナーシステム「eセミナー」で全世界へ同時配信。チャット、音声にて随時質問やディスカッションが可能です。
講義内容のスライド(各回30~50枚)およびレジュメを、講義前にpdfで配布します。
最後に講義内容に関連する課題を受講者に掲示し、メールで提出された回答を添削して返却し、次回講義時に講評します。
セミナー講師
熊坂 治 :東京農工大学/山梨学院大学客員教授(技術経営論)
工学博士(東京工業大学)
技術士(経営工学部門、総合技術監理部門)
技術経営修士(専門職、MOT)
セミナー受講料
・各回6,000円、全6回一括前払い30,000円(税別)
・支払いは初回講義前日までに銀行振込もしくはクレジットカードでお願いします。
・初回のみ6,000円で受講後、24,000円追加支払いで残り5回分受講も可能です。
・各回単独の受講は各回の別ページからお申し込みいただくか、このセミナー申し込みフォームの通信欄に希望する回を指定してください。
・企業の会議室などで複数人一緒に1アカウントで受講する場合は、人数に応じた割引価格を適用します。個別にお問い合わせ(seminars@monodukuri.com)下さい。
受講対象・レベル
- 製造販売業の技術戦略、製品企画、マーケティング新人担当者
- 製造販売業の技術、生産担当部門長、技術者
技術経営のベテランというよりは、直接担当していないけれど、この分野の概要を大まかに知りたいという方向けです。
すでに技術経営を長くやっている方にも、新たな気づきがあります。
必要な予備知識
特にありません。
習得できる知識
- 技術経営の概要と歴史
- 技術戦略、企業分析
- 技術マーケティング
- イノベーション
- 生産マネジメント、品質マネジメント
- 設計品質の向上に資するQFD、TRIZ、タグチメソッド
セミナープログラム
以下単独での受講も可能です。リンクをクリックすると、各界の詳細ページにつながります。
- 11月18日:第1回「ガイダンスと技術経営の概要」講義の全体構成と進め方を説明し、企業における技術経営の位置づけと重要性を示す。米国に始まった技術経営教育と企業内での普及、国内での技術経営教育事情を時系列で示す。また技術経営の構成要素を分解し、それぞれの要素を概説する。
- 11月25日:第2回「技術戦略と企業分析」事業戦略策定の手順とその前段となる企業評価用フレームワークとしてPPM、3C、SWOT、VRIO、アンゾフ、5F、日本経営品質賞などツールを説明する。
- 12月2日:第3回「研究テーマ設定と 技術マーケティング」研究開発テーマの選定と管理、それらの実行組織や運用の留意点さらに技術者が備えるべきマーケティングの要点を示す。
- 12月9日:第4回「生産活動の組織と運営」新製品の試作から量産に至る必要な手順と留意点、また生産管理、品質管理オペレーションの要点を示す。
- 12月16日:第5回「設計品質の向上1 品質機能展開とTRIZ」製造段階や市場で生じる問題の大半は、不適切な設計に起因する。設計品質の考え方と全体像に加えて、顧客要求に応える仕様を設定するための手法である品質機能展開(QFD)を解説し、次のステップとして、企画した製品仕様を満足させるための技術的なアイデア発想法であるTRIZを解説する。
- 12月23日:第6回「設計品質の向上2 品質工学」設計品質向上の第3ステップとして、品質問題を未然防止する設計パラメータ最適化の方法である品質工学を解説し、事例を提示する。
- 11月27日:特別編「光ディスクに学ぶ新事業開発の歴史」光ディスク産業の創成期から技術者として参画していた講師が、レーザーディスクからブルーレイまで、光ディスクの歴史を参入各社の戦略的な視点に加えて マーケットイン視点で分析する。(この特別編は6回の本講座と別料金です。)