MOT(技術経営)入門 第6回:設計品質の向上2 品質工学(全国遠隔配信)
開催日 |
17:00 ~ 18:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社産業革新研究所 |
キーワード | 技術マネジメント総合 パラメータ設計(ロバスト設計) 機能性評価 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 産業革新研究所会議室 |
近年の製造業経営において、単に高度な技術を研究開発し製品化するだけでは持続的な発展が難しく、その技術を事業収益さらには利益に結実し、それを次の研究開発に投資する技術経営の視点が不可欠です。
本講座「技術経営入門」は、企業における課題設定、解決策策定の進め方を中心に総合的な技術経営力の習得を目標とした、初学者に向けの講座です。
製造段階や市場で生じる問題の大半は、不適切な設計に起因します。
全6回講義の中で、今回は設計品質向上の第3ステップとして、品質問題を未然防止する設計パラメータ最適化の方法である品質工学を解説し、いくつかの事例を提示します。
[講義形態]
産業革新研究所本社2階で実施する講義を、ネットセミナーシステム「eセミナー」で全世界へ同時配信。チャット、音声にて随時質問やディスカッションが可能です。
講義内容のスライド(約60枚)を、講義前にpdfで配布します。
最後に講義内容に関連する課題を受講者に掲示し、メールで提出された回答を添削して返却し、次回講義時に講評します。
セミナー講師
熊坂 治 :東京農工大学/山梨学院大学客員教授(技術経営論)
工学博士(東京工業大学)
技術士(経営工学部門、総合技術監理部門)
技術経営修士(専門職、MOT)
セミナー受講料
・6,000円(全6回一括前払い30,000円もあります)(いずれも税別)
・支払いは講義前日までに銀行振込もしくはクレジットカードでお願いします。
・今回以外の受講は各回の別ページからお申し込みいただくか、このセミナー申し込みフォームの通信欄に希望する回を指定してもらっても可能です。
・企業の会議室などで複数人一緒に1アカウントで受講する場合は、人数に応じた割引価格を適用します。個別にお問い合わせ(seminars@monodukuri.com)下さい。
セミナー趣旨
全体構成は以下のようになっています。
第1回「ガイダンスと技術経営の概要」(11月18日)
第2回「企業分析のフレームワーク」(11月25日)
第3回「研究テーマ設定と 技術マーケティング」(12月2日)
第4回「生産活動の組織と運営」(12月9日)
第5回「設計品質の向上1 品質機能展開とTRIZ」(12月16日)
第6回「設計品質の向上2 品質工学」(12月23日)今回
特別編「光ディスク」に学ぶ新事業開発の歴史(11月27日)
受講対象・レベル
製造販売業の研究、開発、設計、生産技術、製造技術部門の新人担当者
製造販売業の研究、開発、設計、生産技術、製造技術部門長、技術者
研究、開発、設計、生産技術、製造技術のベテランというよりは、直接担当していないけれど、この分野の概要を大まかに知りたいという方向けです。
すでにこれら分野を長く担当されている方にも、新たな気づきがあります。
セミナープログラム
- 品質管理の限界
- 信頼性(寿命)試験の問題点
- 機能性の考え方
- ばらつきの評価指標SN比
- 各種技術の基本機能
- モーターの機能性評価
- パラメータ設計の考え方
- パラメータ設計実験の構造
- ばらつきを減らす考え方
- 直交表の構造と効果
- 交互作用
- 直交表の種類と選定
- パラメータ設計の手順
- 水準選択の考え方
- 確認実験
- 事例1 用紙送り機構の安定化設計
- 事例2 シュレッダー刃形状の小型化
- 事例3 生薬焙煎製造条件の最適化
- 事例4 ソフトウェア設計の最適化