MOT(技術経営)入門 特別事例編:「光ディスク」に学ぶ新事業開発の歴史 〜プロダクトアウト視点とマーケットイン視点で解説〜(全国遠隔配信)
開催日 |
17:00 ~ 18:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社産業革新研究所 |
キーワード | 技術マネジメント総合 3C分析 マーケティング |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 産業革新研究所会議室 |
昨今、技術者もマーケットイン視点を持つべきと言われています。 マーケットイン視点を持つ為には書籍による学習だけでなく、実戦で培われた経験も重要です。 このセミナーでは光ディスク産業の創成期から技術者として参画していた経験を元に、レーザーディスクからブルーレイまで、光ディスクの歴史を参入各社の戦略的な視点に加えて マーケットイン視点で分析して解説します。
[講義形態]
会場で実施する講義を、ネットセミナーシステム「eセミナー」で全世界へ同時配信。チャット、音声にて随時質問やディスカッションが可能です。
講義内容のスライド(約60枚)を、講義前にpdfで配布します。
本会は特別編のため、課題と添削はありません。
セミナー講師
吉村隆一郎氏:プロフェッショナル企業参謀 事業戦略メンター
元パイオニア 新規事業部事業戦略担当部長
成蹊大学卒業後、1981年にパイオニア株式会社にエンジニアとして入社、主に家庭用AV機器の組み込み型ソフトウェアの開発に従事する。
担当商品はテープデッキ、DAT、VTR、レーザーディスク、記録型CD。
その後、プロジェクトリーダーとして、業務用オーサリングシステムの開発・導入、業務用DVD機器の開発等、新商品開発に従事。
DVD開発においては、DVDフォーラムの立上メンバーとしてDVD規格の策定、PC用コマンドセット開発(業界団体、Mt.Fuji会議議長)に従事し、映像機器業界におけるデファクトスタンダード活動全般に従事した。
その後企画部長として、 光ディスクドライブ事業部門、民生用映像機器事業部門の事業戦略策定・運用・新規事業開発責任者を歴任。
セミナー受講料
・単独受講6,000円、本講座6回と同時申し込み受講者は5,000円(税別)
・支払いは講義前日までに銀行振込もしくはクレジットカードでお願いします。
・今回以外の受講は各回の別ページからお申し込みいただくか、このセミナー申し込みフォームの通信欄に希望する回を指定してもらっても可能です。
・企業の会議室などで複数人一緒に1アカウントで受講する場合は、人数に応じた割引価格を適用します。個別にお問い合わせ(seminars@monodukuri.com)下さい。
セミナー趣旨
近年の製造業経営において、単に高度な技術を研究開発し製品化するだけでは持続的な発展が難しく、その技術を事業収益さらには利益に結実し、それを次の研究開発に投資する技術経営の視点が不可欠です。
今回の「技術経営入門」は、企業における課題設定、解決策策定の進め方を中心に総合的な技術経営力の習得を目標とした、初学者に向けの講座です。
全体構成は以下のようになっています。
第1回「ガイダンスと技術経営の概要」(11月18日)
第2回「企業分析のフレームワーク」(11月25日)
第3回「研究テーマ設定と 技術マーケティング」(12月2日)
第4回「生産活動の組織と運営」(12月9日)
第5回「設計品質の向上1 品質機能展開とTRIZ」(12月16日)
第6回「設計品質の向上2 品質工学」(12月23日)
特別編「光ディスク」に学ぶ新事業開発の歴史(11月27日)今回
受講対象・レベル
製造業やIT系の技術者や企画担当者に向けたマーケティング教育としてお勧めします。
「こんな方におすすめです」
- 光ディスク産業に携わっている方
- マーケットイン視点を求められている技術者
- 企画担当者
- 技術規格の策定に携わっている技術者、企画担当者
- マーケティング研修のテーマを探している担当者
- 自社技術のライセンスを考えている方
セミナープログラム
農工大の2019年農工学府集中講義「技術経営入門」のケーススタディーとして講義した内容を元に、現役技術者向けに修正して講演します。
光ディスク技術が音楽産業、映画産業、IT産業で発展した要因、参画した各社の戦略や攻防、協力関係に関してお話しする事で新技術の事業化に対する新たな視点を得ていただければと思います。
- 光ディスク前夜(記録媒体の進化)
- 今日のテーマ説明と学習ポイント概要
- 光ディスク前夜(記録媒体の進化)
- 光ディスクのチャレンジ(レーザーディスク・コンパクトディスク)
- ホームシアター市場の開拓
- カラオケ市場への挑戦
- 音楽業界へ(コンパクトディスク)
- 次世代への挑戦(DVD・ブルーレイ)
- DVD前夜
- 光ディスク規格競争
- 第一ラウンド:SD対MMCD
- 第二ラウンド:DVD機能争奪戦
- 第三ラウンド:VTR後継争奪戦
- 第四ラウンド:PC応用の乱
- 第五ラウンド:時代はハイビジョン
- 第六ラウンド:そしてクラウドへ
- 番外編: ラベル印刷対決
- 質疑応答・まとめ