IATF16949:2016規格要求事項の解説〜国内自動車産業における品質管理との比較とリスクマネジメント〜
開催日 |
10:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 新技術開発センター |
キーワード | 品質マネジメント総合 自動車技術 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【千代田区】新技術開発センター |
交通 | 【地下鉄】半蔵門駅・麹町駅 |
知識確認演習、グループ演習、ディスカッションで
IATF16949のポイントを学習。
演習によって理解を深め、全員に修了証授与。
講師
株式会社 熊谷QMインダストリ 代表取締役 鯨井 武 氏
技術士(経営工学部門 生産マネジメント)
一般財団法人 日本ガス機器検査協会 IATF16949 契約審査員
【講師紹介】
1)半導体製造メーカーにおいてプロセス・デバイス設計開発,品質技術に従事
• 1994年から2007年まで13年間にわたり欧米顧客へ対応する量産部品出荷認定業務の責任者を務める。この間,PPAP,第二者監査対応,QS9000,ISO/TS16949品質マネジメント特にAPQP体制の構築を行う。対象顧客は,欧米自動車メーカー(Ford,Visteon,Delco,デンソー等),欧米HDD,プリンター(Western Digital,Maxtor,HP等)
• 1998年 Ford Q1賞認定の推進責任者
• 2002年より2017年までISO/TS16949品質マネジメントにおける内部監査員
• 2003年 AEC(自動車エレクトロニクス協議会)ワークショップにてQFD事例研究発表
2)自動車エンジン部品メーカーにおいて
ISO/TS16949内部監査員,事務局代表を務める
• 2007年より自動車・建機メーカー(欧米自動車・建機メーカー等)向けエンジン部品の品質保証業務を担当する
• 2008年 アメリカ大手建設機械メーカーより,シックス・シグマ活動のブラックベルトを授与される
3)ものづくりと品質経営支援の業務を目指し,(株)熊谷QMインダストリ設立
【資格】
2008年 技術士 経営工学部門(生産マネジメント)登録(64773号)
2008年 キャタピラ社認定 シックスシグマ ブラックベルト
2016年 IRCA ISO9001:2015主任審査員
2019年 IATF16949 自動車産業品質マネジメントシステム審査員
受講料
42,000円(消費税込)
(テキストおよび昼食を含みます。)
受講のおすすめ
2016年に発行された自動車産業品質マネジメントシステム規格であるIATF16949は,ISO9001:2015をベースにIATF OEM9社の要求事項が追加されている。この規格の意図,目的を理解するには国内自動車業界における品質管理手法の概念と比較してみるとわかりやすい。自社の各業務ルールが,規格要求のどこに当てはまるのかを正確に把握することが基本である。また,品質マネジメントシステムの設計開発,購買,製造など各オペレーションにおけるリスクを評価し,それらを未然防止する活動も仕組み化することが求められている。品質マネジメント部門の管理職・スタッフのみならず各階層レベルの従業員が理解できると有効に規格要求事項への適合が達成されるものと考えられる。
本セミナーでは,IATF16949の規格要求事項のポイントを解説し,国内自動車産業で実施されている主要な活動との比較を試みる。さらにリスクマネジメントを未然防止活動と捉えて理解する。品質部門のみならず技術,購買,製造等審査対象組織の方々にも理解いただけます。
最後に受講者全員に修了証をお渡しいたします。
セミナープログラム
- 1.IATF16949規格要求事項のポイント
- 1)組織の状況,QMS,リーダーシップ,計画
- 2)支援(監視・測定のための資源,力量,文書化した情報の管理)
- 3)運用(設計・開発,製造,購買管理,製品のリリース,不適合なアウトプット管理)
- 4)パフォーマンス評価,改善
- ○ 知識確認演習(重要な要求事項の確認)
2.国内自動車産業における品質管理の比較による理解- 1)IATF16949とTQM
- 2)プロセスアプローチと自工程完結
- 3)コントロールプランとQC工程表
- 4)エラー防止法とポカヨケ
- ○ グループ演習(重要な概念,システムを議論)
3.未然防止活動とリスクマネジメント- 1)設計開発段階のリスク
- 2)部品調達・アウトソースのリスク
- 3)量産段階のリスク
- 4)ロジスティクスのリスク
- ○ グループ演習(各プロセスのマネジメント,現場におけるリスクを議論)
◎ 質疑応答