現場リーダー実務力強化プログラム
開催日 |
9:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 公益社団法人 大阪府工業協会 |
キーワード | 5S IE 人的資源マネジメント総合 |
開催エリア | 大阪府 |
開催場所 | 大阪府工業協会 研修室(大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンNBFタワー4F) |
次の現場リーダーが前もって身につけておきたい6テーマ
今後、工場で係長・主任クラスとして期待される方の事前準備!
みずから考え、動き、現場力を高めるポイント
テーマ1 2021年4月24日(土) 9:30-16:30
現場リーダーのあるべき姿
テーマ2 2021年5月22日(土) 9:30-16:30
5Sの実践、ムダ取りの考え方
テーマ3 2021年6月26日(土) 9:30-16:30
ムダな動作の排除・改善
テーマ4 2021年7月10日(土) 9:30-16:30
簡易自働化の考え方、進め方
テーマ5 2021年8月21日(土) 9:30-16:30
生産性、操作性の高い作業台の作り方
テーマ6 2021年9月25日(土) 9:30-16:30
現場でできる改善提案活動の活性化
セミナー講師
株式会社 SMC 代表取締役 松田 龍太郎 氏
1974年大手電機メーカーに入社。リミットスイッチなどの設計および開発に従事。その後、製造、生産技術分野で活躍。その手腕を発揮しTPSを中心とした改善活動を社内で広く推進した。2000年退職後、㈲エス・ピイ・エス経営研究所へ入社。ドイツへ赴任し現場改善コンサルタントとして60社以上の実績を積む。2006年独立し、㈱SMCを設立。欧州、そして国内でコンサルティング、セミナー講師として活躍。実務経験豊富で、元気で明るくユーモアを交えたユニークな指導に定評がある。
セミナー受講料
全6テーマ受講 178,200円(会員企業の方は 145,200円)
個別受講 31,900円(会員企業の方は 26,400円)
※お申込みの際、備考欄に受講回をご記入ください。
セミナープログラム
第1回 2021年4月24日(土) 現場リーダーのあるべき姿
- リーダー/リーダーシップとは?
- リーダーに求められる役割
- リーダーシップを発揮させるためには
- 目的・目標を達成するためには規律が必要
- その職場の規律は、リーダーで決まる
- なぜ現場で改善活動が必要か?
- モノづくりのやり方が近年激変している
- 何のために企業があり、なぜ人として生まれたのか
- 生き残っていくためには原価低減と価値向上が必要
- 企業の利益を生み出す根源は、現場にあり!
- 改善活動の考え方・進め方
- 今ある時間を有効活用するためにムダの概念を知る
- 時間は最も高価な資源であり時間を自ら捻出していく
- 正しい改善のやり方を学習し練習をして身につける
- 積極的に色々な体験をして自ら成長していく
- 部分最適の考えや行動を全体最適の意識に変えていく
- チームを活性化させる考え方
- 行動から“考動”が求められるこれからのリーダー像
- 他責人間から自責人間に考え方を変えていく
- 活性化のためのコミュニケーションスキルと情報活用力
- 成果を出すには「楽しくやること」と「チーム力」の2つ
- 現場改善の推進に向けた第一歩
- メモを取りながら、黙ってじっくりと観察するやり方
例:導線図、時間観察、観察する7つの着眼点(安全、作業姿勢、品質・・・) - 脳科学と心理学を応用した問題点の捉え方
- 現場の全員が情報を共有化するやり方
- ムダを発見し即改善する「ワークショップ方式」のやり方
- メモを取りながら、黙ってじっくりと観察するやり方
第2回 2021年5月22日(土) 5Sの実践、ムダ取りの考え方
- 現場の実情を把握しよう
- 身近にあるものほど見えないもの!?
現状把握と問題点の洗い出し、その内容の共有化
現状とあるべき姿を知って問題と課題発見
- 身近にあるものほど見えないもの!?
- なぜ現場で5Sが必要なのか?
- 現場改善における5Sの位置づけ
5Sの意味と本当の意味は?
5Sが定着しないのはなぜ?
5S活動で得られる成果
- 人が育つ
- 時間ができる
- 設備・環境の整備
- 現場改善における5Sの位置づけ
- 5Sの具体的なやり方
- 現場改善の第一歩は、まず「整理」から
- 不具合を発見し再発防止策をする「清掃」
- 整列し取り出し仕舞いやすくする「整頓」+表示標識
- 「清潔」が維持できて習慣になると現場が自律化
- 見えるムダ・見えないムダ・気づかないムダ
- 作業に占めるムダは90~95%もあり、付加価値のある作業は5~10%のみ!
- 7つの見えるムダとは
- 5つの見えないムダ、気づかないムダとは
- ムダとりの改善ツール 〔事例紹介〕
- 改善台車の自作と活用
- 身近なモノを使っての事例紹介
- 段ボールを使った改善事例
- 人の手を使う
- 写真やビデオ(改善前後の比較、自社のノウハウ集)
- 改善活動に取り組むための時間捻出
- 強制的に時間を作り、改善活動を行う
- 短期集中型で改善活動を行う
- 改善コーナーを職場内に設置する ... etc.
第3回 2021年6月26日(土) ムダな動作の排除・改善
- 日常に潜む現場のムダ発見
- ムダを思い出してみる
- 個人で、そしてグループでリストアップ
- 頭で考えても思い出しても難しいのはなぜか?
- ムダを探し出すための、チェックリスト活用のやり方
- 写真よりもイラストの方がわかりやすい!?
- ムダを思い出してみる
- 動作経済の4原則からのヒント
- 動作の数を減らす、同時に行う、距離を短く、楽にする
- さらに細かく観る
- 足
- 手
- 眼
- モノ
- 機械・設備
- 作業姿勢(エルゴノミー)評価表を使ったムダ発見のやり方
- コンセプト評価表を使ったムダ発見の着眼点
- 組立・調整・検査ラインの工程を12項目に細分化する
- 各項目を「0」「1」「2」「3」の4段階評価にランク分けする
例: 0=全くダメ、1=ダメ、2=まあ良い、3=良い - 1つの工程を12項目で当てはまるものすべてを評価
- ライン全体を100点満点で指数評価
- 時間観察でムダを発見する標準作業ツール
- 標準というモノサシを使ってムダや異常を発見
- 標準作業の6つのツールの紹介
- 時間観察用紙
- 標準作業票 ... etc.
- 実際に時間観察をしてみよう
- 時間のバラツキがムダを顕在化させる
- ワイガヤ方式で問題点と改善点を出し合う
- アイデア出しに困った時のヒント
- 絵とき30のヒントの解説
- コストを意識してみる
例:1歩≒1m≒1秒≒1円、人の分チャージ、1㎡/月 - 身近な改善事例の紹介
例:製造ラインのムダの列記、間接部門のロス一覧表
第4回 2021年7月10日(土) 簡易自働化の考え方、進め方
- “からくり”と“自働化”の関係
- “からくり”とは / “自働化”とは
- “からくり”と“自働化”の関係について
- 現場の人たちの経験知と知恵を集め
「高い品質」「高い効率」「高いフレキシブル性」 - 絵とき、事例を見ながらまず1つ自作してみよう
- 自働化をする前に、知っておくべきこと
- 一つひとつの動作のバラツキを明確にする
- 工程に潜むムダを徹底的に廃除する
- できるだけコストをかけないで知恵を絞り込む
- “からくり”を取り入れ楽しみながら考える
- 「組立作業」自働化コンセプトの考え方
- 組立作業の一つひとつの動作を9つに分解
- 分解した動作のコンセプトを絵ときと実例で紹介
- 定位置・定方向
- 空箱もフロント排出 etc.
- 「機械加工」自働化コンセプトの考え方
- 機械加工の一つひとつの動作を10個に分解
- 分解した動作のコンセプトを絵ときと実例で紹介
- 投げ入れ治具
- 正しいワークをチェック
- 「搬送作業」自働化コンセプトの考え方
- 搬送作業の一つひとつの動作を6つに分解
- 分解した動作のコンセプトを絵ときと実例で紹介
- 荷姿のパターン化
- 通箱
- キット・セット化
- “からくり”を使って、自働化に挑戦
- “からくり”をモノづくりに活かすコンセプトの紹介
- “からくり”の10個の原理原則を絵ときで紹介
- 身近な事例を使ってワイガヤ方式でやってみよう
- 改善がすぐできる簡単な準備台車 【事例紹介】
第5回 2021年8月21日(土) 生産性、操作性の高い作業台の作り方
- 動作と運搬のムダ把握のやり方
- モノ探しをゼロにし、歩行は少なくする
- 2つのキーワード ①手元化 ②工具と部品の順番化
- オペレータの立場で、作業環境を考えて一緒に作る
- 使用設備に隠れるムダを探そう
- 人の可動範囲を広げるために、座り作業→立ち作業に
- 部品や治工具・設備は作業順に並べ、手元化を徹底
- 作業台はコンパクトにして歩行のムダをなくすライン形状
- 異常が発見しやすく、処置や対応しやすい仕組みづくり
- 運搬台車も作業台の一部として考えよう
- ムダのない生産性・操作性の高い作業台
- 人間工学に基づいて、作業しやすい作業台を設計
- 高低差・振り向きやしゃがみのないよい流れを作る
- 部品や治工具・設備の段取り替え時間を短くする
- 物流面も考慮し供給排出の高さの統一やセット供給
- 作業台の具体的なつくり方
- 作業台は...
①ユニット化 ②連結や分離がワンタッチ ③キャスター付きにする - 保守点検のため動力源、ネジやナット類を統一
- ユニット台の高さ調整ができるように
- まずは、段ボールで試作してみる
- パイプ材、アルミの棒材、穴付きのLアングルなどの活用
- 作業台は...
- 材料・部品などの紹介 〔からくり要素〕
- 作業台に設置する付帯設備もユニット化する
- コンパクトな作業台にするために、オーダー別ピッキングやセット化を考える
- 操作性・フレキシブル性の追求
- 左回りと右回りの決め方、それぞれのメリット/デメリット
- 一人ひとりに対応した作業台の高さを調整できる仕掛け
- 作業台にキャスターを付けると少人数で簡単に移動できる
第6回 2021年9月25日(土) 現場でできる改善提案活動の活性化
- 改善提案と人財育成の関係
- 時代の変化に対応するには社員の力を発揮させること
- 多様化、少子化、高齢化で教育不足になっている
- 教育で人は変えることができる
- 「仕事=作業」から「仕事=作業+改善」に
- 人財育成を改善提案制度も活用し、自律型人間の育成・支援のきっかけにする
- 人財育成についての考え方
- 人財育成が一番大切という考えをリーダーが知らせる
- 潜在的に持つ「才能・能力・情熱」を引き出す
- やって楽しい、嬉しいで“不満”が解消、良かったと実感させる
- 仕事があることへの感謝、そしてやる気へ
- たゆまないモチベーションとやる気の提供で、創意工夫が繰り返される
- 問題点を発見しやってみる→達成感→自信を持つ
- 改善提案制度の作り方
- まず提案のハードルを低くする(気楽に、ちょこっと改善)
- 簡単な提案方法
- 簡単な書式
- 写メによる報告
- 口頭だけ
- 正しい改善のやり方を学習し、練習で身につけるには
- 定期的にやるかやらないかの判断をフィードバックする仕組みづくり
- 現場でできる改善提案の活性化のやり方
- 現場改善をリーダーの関心事にして、定期的に現場に出向き社員と話す
- 改善提案は、提案者も一緒になってチームで実施
- 前工程、仕入先、設計開発も交えてやってみる
- 他部署との交流会
- 出しっぱなしにしない! 定期的にチームでフォローしよう
- 提案件数の目標と見える化で、チーム活動を活性化
- 改善を楽しむやり方を常に模索しながら取り組もう