ISO9001、IATF16949の収益向上への活用法
開催日 | オンデマンド |
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収録時間 | 67分 |
主催者 | 株式会社産業革新研究所 |
キーワード | QMS(ISO9001等) 自動車技術 |
開催エリア | 全国 |
ISO9001・IATF16949のポイントを解説!
ISO9001・IATF16949を経営改善の効果的な手法として利用するポイントを解説するセミナーです。
セミナー講師
小田 愼吾 氏小田技術士事務所 代表
専門分野:技術開発分野と品質保証分野
略歴:
- 化学企業において、有機合成品事業に20年、エアバッグインフレータ事業に22年従事した。
- 有機合成事業では、研究所での研究、工場での新製品開発、事業企画部門を担当し、数多くの製品を量産した。
- エアバッグインフレータ事業では、設計部門責任者12年、品質保証担当役員を9年行った。
業績:
- エアバッグインフレータの設計業務を通じて、年間製造数量を100倍、販売額を10倍に引き上げた。
- 9年間の品質保証責任者の期間内に海外拠点を含む5か所で不良品対策を実施し、リコール対策も行った。
- 2002年に新規エアバッグインフレータ開発で、日本化学会化学技術賞受賞 など
セミナー受講料
11,000円(税込)
※ものづくりイノベーター認定者は、ランクに応じて当社主催セミナー受講料の割引が可能です。お申込み前に、お問合せフォームよりランクをご申告ください。後程、割引用のクーポンをお送りいたします。※その他クーポンとの併用不可、ご注文後の割引適用は出来ません。
受講について
【このセミナーはオンデマンドセミナーです】ネット環境さえあれば、お好きな場所、お好きな時間に受講できます!
- 視聴期間は受講開始日より2週間です。
- タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
- セミナー資料はPDFで配布いたします。
- このセミナーでは、受講後何度でも講師へ質問することが可能です。質問方法は申込み完了後にお知らせします。
セミナー趣旨
中小企業の経営者のかたが、「ISO9001は維持費用がかかるが、収益に貢献しないので、認証を放棄する」と言われる例が増えています。
また、製造部門や品質部門では、ISO9001やIATF16949の微細な要求事項や、重箱の隅を突っつくような指摘事項に対応するため、非常に大きな負荷がかかり、疲弊している場合があります。
このような場合、往々にして規格要求の本来の目的が忘れ去られ、膨大な要求事項や指摘事項と格闘することが仕事になっている現場もあります。
しかし、ISO9001やIATF16949が、単なる品質管理の手法であると考えるのは間違っています。ISO9001の2000年版は、収益改善に役に立たないという批判を受けて、経営改善に使える効果的な手法に生まれ変わっています。現在の2015年版ISO9001の目標は、企業活動の「有効性」を高めることです。IATF16949は「有効性」と「効率」を高めることを目標としています。
本講座では、ISO9001やIATF16949の歴史的背景を解説し、本規格類の目的や目標を重点に解説します。
その上で、なぜ利益向上に寄与してないかのポイントを明らかにし、売上高や利益を増加させるための使い方を解説します。
セミナープログラム
- ISO9001
- ISO9001の始まり 第二次大戦終了後の混乱と対応
- ISO9001の設立当初の位置づけと目的 NATO軍の位置づけ
- ISO9001:1994における要求事項の整備 品質マニュアル、品質計画、設計検証、予防措置など 第三者認証の始まり
- QS9000
- QS9000の始まり 日米自動車摩擦と米国の調査活動
- 日本式経営の調査と反映 アメリカの自動車産業の再生に果たした役割
- ISO9001には無い要求項目 トヨタ式経営手法を盛り込んだ要求事項 米国におけるLean Management
- ISO9001とQS9000の統合
- ISO/TS16949の誕生 米国と欧州との自動車規格の統一
- 「プロセス」の採用 発注者の指示遵守志向から、供給者の企業活動重視に変更
- 「プロセスアプローチ」の採用供給者の企業活動にPDCAサイクルを要求
- 顧客満足の重視
- IATFの発足
- 業種指定の撤廃
- IATF16949の誕生
- IATF16949の誕生と「パフォーマンス」要求仕入先プロセスの継続的改善を要求
- 2015年版ISO9001と2016年版IATF16949解説
- ISO9001:2015の目標膨大な要求事項に忙殺され、忘れられている目標の再認識
- IATF16949の目標
- 具体的な「プロセス」の解説
- なぜ収益が上がらないかの仮説説明
- 収益向上にISO9001、IATF16949を活用する方法の提案