静電気の基礎と化学工場の静電気事故防止講座【オンデマンド配信】

35,200 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催日 オンデマンド
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 安全工学一般   応用物理一般   化学技術一般
開催エリア 全国

実験を通して理解を深め、静電気事故ゼロの組織をつくる

化学工場において、静電気爆発・静電気着火など、出火・火災の原因となる静電気。
具体的な対策や現場作業者への教育などに明確なガイドラインがなく、毎年同様の事故が発生しています。

本セミナーでは、化学工場における静電気事故をゼロにするための静電気の基礎知識、事故事例の解析と原因究明、実際の除電方法やハード対策、未然防止の組織作りについて、複数の新規化学プラント立ち上げを指揮し、数々の静電気対策・事故の未然防止に取り組んできた経験豊富な講師が、静電気の性質を学ぶ実験や実際の事故事例を交えて、丁寧に解説します。

このセミナーは2021年10月に開催したセミナーの【オンデマンド配信】です。
※お申込み日から14日間(営業日)ご視聴いただけます。

2022年3月30日(水)まで申込受付中
【収録日:2021年10月20日】※映像時間:約4時間19分

セミナー講師

一代技術士事務所 代表 技術士(化学部門) 鈴木 孝 氏

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

1名 35,200円( E-mail案内登録価格33,440円 )

2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり27,500円)
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり27,500円で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

受講について

オンデマンド配信の受講方法・視聴環境確認

  • オンデマンドセミナーののキャンセルはできません。予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み後すぐに視聴可能です。S&T会員マイページ(無料)にログインいただき、ご視聴ください。
  • 視聴期間は申込日より営業日で14日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。
    (テキストに講師の連絡先が掲載されている場合のみ)
  • 以下の視聴環境および視聴テストを事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
    セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    ≫ 視聴テスト【ストリーミング(HLS)を確認】  ≫ 視聴環境

配布資料

  • PDFテキスト【印刷可・編集不可】のみ

セミナー趣旨

 静電気事故は冬季特有のものではありません。夏季であっても冬季と頻度は変わりません。化学工場の事故の大半は静電気爆発・静電気着火によるものです。各社静電気事故防止細則を定め、対策を行っているのにもかかわらず毎年同様の事故が発生しています。
 学校教育でカリキュラムにない静電気について我々は、現場で正しい対策をとれるでしょうか。静電気は目に見えない、匂いがしないなど五感で検知ができないため、場当たり的な対策をしさらに再発を繰り返すというシナリオが予想されます。どんなにCSR活動に力を入れても、現代のネット社会では一つの事故が風評をあおり、その社会的影響は計り知れないものがあります。
 本講座は体感型のセミナーで、「実験を通して静電気の見える化」、「導通の確認方法」、「作業床の抵抗測定方法」など様々な静電気事故防止対策を習得できます。
 また本講座では、静電気の基礎知識から始まり、いくつかの事故事例の紹介、ハード対策を解説することで、事故の未然防止など、実務上の重要管理ポイントを網羅的・具体的に解説しますので、実務ですぐに使える知識を手に入れることができます。静電気事故対策でお困りの方に大変おすすめです。

受講対象・レベル

  • 化成品製造に関わる技術者、技術チームリーダー、工場長
  • 工場の労働安全担当者
  • 化学設備メーカーの方

習得できる知識

  • 静電気事故防止法を学ぶことができる
  • いくつかの事例をもとに問題解決ができるようになる
  • 静電気の測定方法、導通の確認方法、作業床の抵抗の測定方法を習得できる
  • 事故原因を解明のための工学的手法が活用できるようになる
  • 社内で事故が確実に減る

セミナープログラム

  1. 静電気の基礎知識
    1. 静電気発生のメカニズム
    2. 静電気の極性と帯電列
    3. 浮遊導体からの火花放電
    4. 誘導体電の概要
    5. 放電の種類(火花放電、ブラシ放電、コロナ放電、沿面放電他)
    6. 人体除電は靴と床
    7. 作業床の条件
  2. 静電気事故例と可燃性物質の特性
    1. 静電気事故例とそれぞれの事故解析
    2. 特性要因図から読み解く事故の本当の原因
    3. 放電による着火の仕組み
    4. ガス、蒸気、粉体の着火の危険性
    5. 不導体の帯電性の指標
    6. 物質の最小着火エネルギー
    7. 粉体の帯電特性
  3. 除電方法、静電気事故対策(ハード対策)
    1. 接地・ボンディング
    2. 浮遊導体・不導体の排除
    3. 不導体の静電気対策
    4. 作業者の帯電防止・接地
    5. 爆発性雰囲気の防止
  4. 未然防止の組織作り
    1. 危険物施設の着火原因別火災事故発生件数
    2. 静電気事故に特化したリスクアセスメント
    3. 化学会社の静電気事故リスクの高い工程
    4. 不適合・事故・不祥事 ゼロに向けての教育
    5. 静電気事故防止のためのチーム作り
    6. 静電気事故防止のためのリスクコミュニケーション
    7. 【ワーク】危険箇所の洗い出し

□質疑・応答□