<新しい生物資源としての可能性に迫る>微細藻類の基本情報、培養のポイントと産業利用へのヒント -生態/有用成分/採取/培養/収穫/抽出/今後の展望まで-

47,300 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
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主催者 株式会社 情報機構
キーワード バイオ技術   環境負荷抑制技術   食品技術一般
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

微細藻類が生み出す有用成分、
それらをどの分野へ活用できるのかを整理。
商品開発のヒントに!

微細藻類を 「捕まえる」「育てる」「収穫」「有効成分の抽出」…産業利用のカギとなる「大量培養」の道筋と今後の課題をお話します。

セミナー講師

 出村 幹英 先生   佐賀大学 農学部 特任准教授

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

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  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
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  • 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
    セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
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    こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

セミナー趣旨

  「藻類オイルが石油の代わりになる?!」というキャッチコピーとともに2005年頃から藻類の認知度は少しずつ上がってきた。今またカーボンニュートラルというキーワードとともに再びメディアに登場する回数が増えている。藻類は植物と同様に光合成を行って大気中の二酸化炭素で自分の体を作るため、燃やしたとしても二酸化炭素の増加に影響しないからである。近年では、藻類に医薬品やサプリメントとして有効な成分が含まれていることが次々と明らかになってきている。しかし、そもそも、藻類とはどんな生物なのだろうか?どこにいるのだろうか?どんなふうに生きているのだろうか?本講演では、藻類の実体を生物学的視点から解説するとともに、新しい生物資源としての可能性についても紹介したい。

習得できる知識

・藻類そのものについての知識
・藻類バイオマスの多種多様な利用可能性
・藻類の大量培養に必要な知見
・藻類産業の将来像についてのヒント

セミナープログラム

第一部:藻類・微細藻類の基本情報
 1.微細藻類と大型藻類
   ・生態と生息場所

 2.植物と藻類
   ・植物の進化と藻類の関係
   ・藻類の種類と特徴

 3.エネルギー源としての藻類
   ・なぜ藻類なのか
   ・藻類バイオマスの必要性
   ・カーボンニュートラルと藻類 

第二部:微細藻類が作り出す有用成分
 1.タンパク質
   ・タンパク質生産が見込める藻類の種類  
   ・食品利用例
   ・アミノ酸のサプリ利用例
   ・産業化の課題

 2.脂質
   ・脂質生産が見込める藻類の種類
   ・「藻類オイル」の正体
   ・高付加価値脂肪酸(DHA, EPA,α-リノレン酸など)  
   ・色素(フィコビリン、アスタキサンチンなど)  
   ・すでに商品化されている例
   ・産業化の課題

 3.高分子ポリマー
   ・ポリマー生産が見込める藻類の種類
   ・バイオプラスチックの可能性  
   ・未知の工業材料
   ・産業化の課題

第三部:微細藻類の大量培養・産業利用までの道のり
 1.微細藻類を「捕まえる」
   ・目的に沿った種類の選定
   ・サンプリング
   ・採取場所の選定
   ・必要な器具
   ・微細藻類の単離、培養株確立のポイント
 
 2.微細藻類を「育てる」
   ・適切な培地、培養液の成分
   ・適切な培養条件

 3.微細藻類を「収穫する」 
   ・培養液(水)からの回収方法
   ・濃縮技術

 4.有効成分を「抽出する」
   ・有機溶剤抽出、超臨界二酸化炭素抽出
   ・脂質のガスクロマトグラフィー分析

 5.産業化への課題、今後の展望
   ・大量培養の難しさ
   ・産業化へ必要なもの(研究者の視点から)

■講演中のキーワード
   微細藻類、バイオマス、カーボンニュートラル、生物資源、高付加価値脂肪酸、生物多様性、大量培養