<基本概念・メカニズムを理解し産業応用へのヒントを得る>バイオ産業界のための蛋白質徹底解説セミナー-蛋白質凝集の物理化学/可溶化技術の最新動向/免疫応答を引き起こす凝集体-

41,800 円(税込)

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開催日 12:30 ~ 16:30 
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主催者 株式会社 情報機構
キーワード 医薬品技術   高分子・樹脂技術
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

バイオ・抗体医薬品開発や組み換え蛋白質の生産などで
ますます注目される「蛋白質」に焦点を置いたセミナー!

蛋白質の溶解性・凝集性の基本的メカニズムからトラブルの原因になりがちな免疫応答、産業利用に向けた凝集抑制や可溶化技術の最新動向まで。「蛋白質」が丸わかり!

セミナー講師

 黒田 裕 先生   東京農工大学 工学府生命工学専攻 教授

セミナー受講料

1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
    お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
    お申込みは4営業日前までを推奨します。
    それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
    テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

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セミナー趣旨

  種々の神経変性疾病の主要因とされる凝集の一種であるアミロイド線維とは対照的に、注目が薄いアモルファス凝集(特定の高次構造を持たない不定形な凝集)は「組み換え蛋白質を効率的に生産するうえで解決しなくてはならない技術的な課題に過ぎない」と捉えられることが多い。しかし、蛋白質製剤のSub-visible 凝集体(?100μm)が引き起こす突発的な免疫応答が増えるなど、アモルファス凝集が関係する生理機能・生命現象の報告が増えており、アモルファス凝集の物理化学的な研究の重要性が認識され始めている。本セミナーでは、蛋白質の溶解性の研究、アモルファス凝集の物性研究、及びアモルファス凝集と免疫原性の関係に関して著者の研究を中心に解説する。また、セミナー後半では、蛋白質の可溶化技術及び凝集抑制技術の産業応用に向けた動向と課題について解説する。

必要な予備知識

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
遺伝子組み換え実験ガイドライン、動物実験ガイドライン

■関連文献
1. 加藤淳、泉川直重、黒田裕、タンパク質溶解性向上技術 ~SEP-tagについて~、
    生物物理、2008年、48:185-189.
2. 黒田裕、ペプチド系溶解度向上タグ「SEPタグ」によるタンパク質の溶解性の解析と制御、
    月刊「バイオインダストリー」(特集:タンパク質生産と溶解度制御)、
    シーエムシー出版(2013年7月特集号)
3. 黒田裕、有坂文雄(監修)、タンパク質のアモルファス凝集と溶解性
    ―基礎研究からバイオ産業・創薬研究への応用まで―、シーエムシー出版(2019年2月発行)
4. 黒田裕、溶解性制御ペプチドタグを用いた蛋白質のアモルファス凝集の物理化学的解析とその免疫原性増強効果、
    月刊「細胞」、ニューサイエンス社、R3(2021)年8月号 Vol53;No.9;P74(586)-78(590) 
5. 黒谷篤之、「タンパク質の凝集・溶解性関連研究についての技術俯瞰と産業化に向けた知財戦略」
    タンパク質のアモルファス凝集と溶解性―基礎研究からバイオ産業・創薬研究への応用まで―、
    黒田裕、有坂文雄(監修)、シーエムシー出版、p261-269、(2019年2月)

習得できる知識

溶解性と疎水性の違い、生体高分子における溶解性に関する分子レベルの理解、溶解性向上の産業応用、凝集性と免疫応答、免疫応答実験データのバラつきの解釈

セミナープログラム

1.蛋白質の溶解性と凝集性
    1) 序論
     a) 蛋白質の構造と物性に関する概念
     b) 蛋白質の変性と機能
    2) 蛋白質の溶解性と凝集性
     a)   蛋白質の溶解性と疎水性の関係
     b) 蛋白質のアモルファス凝集の物性解析
2. 蛋白質凝集と免疫応答
     a) アモルファス凝集の様々な物性
     b) 免疫応答を引き起こすアモルファス凝集の物性
3. 凝集抑制・可溶化技術の産業利用に向けた動向と課題
     a) 組換蛋白質について
     b)   蛋白質の凝集・溶解性の産業界における技術俯瞰
     c)   実例の紹介

■講演中のキーワード
   凝集メカニズム/凝集体制御/凝集体評価/安定性/免疫原性との関係/バイオ医薬品/抗体医薬品/
   溶解性・凝集メカニズムを踏まえた産業利用の可能性