医薬原薬・ファインケミカル製品における連続生産プロセスの基礎とトラブル対策
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 化学反応・プロセス 医薬品技術 生産工学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
連続プロセス特有の問題点、
工業化に際して解決せねばならない問題点、
連続プロセスのメリットとは?
スケールアップに関する初歩の化学工学理論からわかりやすく解説いたします!
セミナー講師
アンリ・コンサルティング 代表 森川 安理 氏
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
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受講について
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セミナー趣旨
筆者は、1977年アクリル繊維の工場か初任配属でした。
当時既に、アクリロニトリルの重合、ポリマーろ過・乾燥・溶解、紡糸、糸の後処理・梱包まですべて連続一貫生産プロセスが完成しておりました。連続プロセスは、決して新しいものではなく、年産1000トン以上の化学工場では常識的なプロセスです。
筆者はその後医薬原薬の世界に転向し、バッチプロセスの世界に身を置き、バッチと連続の両生産プロセスの違いを身をもって体験してきました。
そこで、これから連続プロセスを導入しようとしている、バッチプロセスの技術者に対して、連続プロセス特有の問題点、工業化に際して解決せねばならない問題点、連続プロセスのメリット等を紹介していきたいと思います。
習得できる知識
〇 スケールアップに関する初歩の化学工学理論(反応速度論、熱伝導抽出、乾燥)
〇 連続の合成反応槽についての知識・設計技術
〇 連続の再結晶に関する知識
〇 抽出、スラリーろ過、乾燥の連続化の問題点
セミナープログラム
1 初めに
2 伝熱の基礎理論
3 連続生産プロセスの歴史
4 バッチ・連続生産プロセスと単位操作概要
5 バッチプロセスの生産性と連続生産プロセスイメージ
6 連続生産プロセスのシステム運用の問題
7 連続プロセス操作各論
7.1 概論
- CSTRとPFR
7.2 CSTR反応速度論
- CSTRのスタートアップ
- CSTRは、バッチ反応より収率が下がる
- 反応シミュレーション計算
7.3 CSTR熱伝導
- CSTRの発熱は一定で除熱は楽
7.4 PFR 概論
- 長所、短所
- 背圧弁について
7.5 PFR熱伝導
- PFRは初期の発熱が大きい
- どこまで温度が上がるのか、温度シミュレーション計算
7.6 PFR市販の(マイクロ)リアクター
- Chemtrix, Corning, Kobelco reactor の比較
7.7 PFR速度の遅い反応への対応
- NiTech社、Oscillatory Buffled Reactor
- Am Tech社 CofloreTM
- Eli Lilly の還元アミノ化
- 水添反応器(Buss Reactor)
- 小林修博士のRolipram合成のスケールアップ考察
- その他
7.8 抽出操作
- バッチ反応の抽出の問題点
- 連続反応の抽出の問題点
7.9 濃縮プロセス(溶媒交換)
- 連続で溶媒交換をするには。
7.10 連続再結晶概論
- MSMPRとPFR
7.11 連続再結晶MSMPR
- マスバランスシミュレーション
- ヒートバランス
- 結晶化のメカニズムとMSMPRの応用(多型コントロール等)
7.12 連続再結晶2 PFR
7.13 スラリーろ過
- 湿ケークの洗浄が重要
- 連続スラリーろ過装置紹介
7.14 連続乾燥プロセス
- 連続乾燥機の紹介
- 乾燥の熱、物質収支理論と連続真空乾燥機
- セミバッチ乾燥システムの提案
8 連続プロセス企業化動向(森川私見)
8.1 PFR(速い反応)は、単純なT-mixer reactor
8.2 PFR(遅い反応)は、撹拌型reactor
【質疑応答】
スケールアップ,化学プロセス,医薬品,原薬,連続生産,セミナー,反応,研修,講習,有機化学