高分子材料の劣化機構およびその解析評価と対策技術
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 高分子・樹脂材料 分析・環境化学 機械材料 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
高分子の多彩な劣化メカニズムならびに
その解析手法と寿命予測について要領よく解説します。
セミナー講師
黒田 真一 先生 国立大学法人群馬大学大学院 理工学府 教授
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。 - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
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※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
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申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
- 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナー趣旨
高分子材料は、自然環境に曝されているうちに、物理的・化学的作用を受け、徐々に本来の特性を失い実用に耐えなくなる。これは、高分子材料の特性が発現するもととなる分子の化学構造と集合状態が変化するためである。このような高分子の劣化を防止し、安定性・耐久性を向上させるためには、劣化メカニズムの基本を理解し、劣化挙動を正しく解析することが重要である。
また、高度成長期以降に整備されてきた社会インフラをはじめとする様々な高分子部材・製品が老朽化しつつある現在、劣化の進行度を評価し、余寿命を予測するとともに適切な対策を施すことが重要である。
本講演では、高分子の多彩な劣化メカニズムならびにその解析手法と寿命予測について要領よく解説する。また、酸化防止剤、紫外線吸収材(UVA)と光安定剤(HALS )の種類、特徴、作用などの対策技術について最近のトピックスも交えて概説する。
受講対象・レベル
・プラスチック成形加工業者、プラスチック利用製品メーカー、プラスチック利用製品ユーザーを主な対象とする。
必要な予備知識
・初歩的な物理化学、有機化学、自分が扱う材料の物性に関する基本事項を修得していることが望ましい。
習得できる知識
・高分子の劣化メカニズムの基本を理解する。
・多彩な劣化解析手法の概要を習得する。
セミナープログラム
1.はじめに
(1)劣化とは?
(2)劣化の要因と発現挙動
2.高分子の熱・熱酸化劣化機構
(1)ポリオレフィンの劣化過程
(2)高分子の自動酸化
(3)芳香族高分子の劣化過程
3.高分子の光劣化機構
(1)光化学の基礎
(2)光劣化の素過程
(3)光劣化の支配因子
4.その他の劣化機構
(1)放射線による劣化
(2)電気による劣化
(3)生物による劣化
5.劣化試験
(1)暴露試験
(2)実験室光源暴露試験(人工促進耐候性試験)
(3)その他の劣化試験
6.高分子劣化挙動の解析・評価法
(1)促進劣化試験
(2)分子量変化の評価法(SECによる解析)
(3)化学構造変化の評価法-1(IR分光測定による解析)
(4)化学構造変化の評価法-2(ケイ光、リン光測定による解析)
(5)モデル化合物を用いた解析法
(6)高次構造変化の評価法(顕微鏡観察、X線回折、熱測定、動的粘弾性測定による解析)
(7)力学物性変化の評価法(引張試験、曲げ試験、衝撃試験)
(8)化学構造変化-高次構造変化-物性変化の相関
(9)寿命予測
7.高分子の安定化対策
(1)酸化防止剤
(2)紫外線吸収材(UVA)
(3)ヒンダードアミン系光安定剤(HALS)
(4)安定剤の相乗効果
(5)高次構造制御による安定化
8.最近のトピックス
(1)高分子熱反応の速度論的解析
(2)劣化領域の伝搬
(3)屋外暴露による高分子表面近傍の損傷発生・成長
(4)海洋プラスチックごみとマイクロプラスチック
<質疑応答>
■講演中のキーワード
劣化機構、劣化挙動、劣化試験、劣化評価、寿命予測、安定化対策