中分子・高分子医薬品におけるDDS技術と実用化
開催日 |
10:30 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | サイエンス&テクノロジー株式会社 |
キーワード | 医薬品技術 バイオ技術 高分子・樹脂材料 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能) |
第1部『核酸・mRNAのDDS技術としてのLNP』
RNA創薬を加速する上で重要な役割を果たす脂質ナノ粒子(LNP)型DDS技術とその分子デザインなどを解説!
第2部『中分子医薬品(核酸医薬品・ペプチド医薬品)におけるDDS技術と製剤化』
化学的ならびにデリバリーツールの観点から、中分子医薬品の問題点を解決するDDS技術について紹介!
第3部『高分子・中分子医薬品におけるDDS/ナノマシン技術と実用化』
「核酸・ペプチド医薬」「タンパク質医薬」「ウイルスベクター」「ワクチン、エクソソーム等」のDDS実例と「DDS(ナノマシン)と医療機器との融合」
セミナー講師
第1部 10:30~12:00
『核酸・mRNAのDDS技術としてのLNP』
千葉大学 大学院 薬学研究院 教授 博士(薬学) 秋田 英万 氏
第2部 12:45~14:45
『中分子医薬品(核酸医薬品・ペプチド医薬品)におけるDDS技術と製剤化』
京都府立医科大学 教授 博士(薬学) 大庭 誠 氏
第3部 15:00~17:00
『高分子・中分子医薬品におけるDDS/ナノマシン技術と実用化』
東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所 教授 博士(工学) 西山 伸宏 氏
セミナー受講料
定価:55,000円(オンライン受講価格:35,200円)
<セミナー主催者のメルマガ登録をされる場合>
特別割引価格:
1名:52,250円(オンライン受講価格:33,440円)
2名:55,000円(1名分無料:1名あたり27,500円)
3名以上のお申込みの場合、1名につき27,500円で追加受講できます。
※オンライン受講価格は、Live/アーカイブ/オンデマンドの受講を1名様でお申込みいただいた場合の価格です。複数お申込みでは適用されません。
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※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
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- 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
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配布資料
- 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
セミナー趣旨
疾患ニーズの増加に伴って、ニューモダリティ創薬が展開し、またプレシジョン・メディシンという医療概念も相まって、DDSにより高度な機能を持たせる技術が生まれました。体内のターゲット部位へ到達し、患部の微小な環境の変化に応答して、病状を体外へ発信したり、薬の放出速度を変化させたりする機能を持つ新たなDDSが展開しています。本セミナーでは、遺伝子、核酸から低分子まで様々な用途に利用できる「ナノDDS プラットフォーム」としてssPalm技術や、世界中で熾烈な競争が繰り広げられているSNALP、lipopeptide、直径50nm程度の高分子微小カプセル「ナノマシン」などが解説され、セミナー参加者の抱えているテーマや問題の解決につながるものと思います。この機会をご活用ください。
セミナープログラム
第1部 10:30~12:00
『核酸・mRNAのDDS技術としてのLNP』
個々の患者の遺伝子を迅速に解析できるようになった現在、遺伝子治療や核酸創薬は、これらのゲノム情報を迅速に医療に生かすことができる創薬モダリティーとして期待されている。特にmRNAは、ワクチン(がんや感染症)や単一遺伝子疾患に対する治療に応用されている。本講座では、特にRNA創薬を加速する上で重要な役割を果たす脂質ナノ粒子(LNP)型DDS技術について、その分子デザインなどを概説する。
- 遺伝子・核酸創薬の概説
- 遺伝子・核酸モダリティーの現状
- mRNA創薬のメリット
- mRNAの構造と品質制御
- RNA送達技術としての脂質ナノ粒子(LNP)
- LNP技術の変遷
- mRNA搭載LNPを利用したワクチン技術
- mRNA搭載LNPの体内動態(静脈内投与)
- LNPの製剤技術と課題
- Microfluidicsを用いたナノ粒子製造技術
- RNA製剤における安定性の課題
- RNA製剤の構造
- RNA搭載LNPの今後
- 標的化技術
- 免疫寛容制御技術等への応用
※本講演の中では、随時、講演者が開発している脂質材料(ssPalm)についての紹介や、
これらを用いて研究を進めてきた実施例・研究・経験等について、話題として挿入いたします。
□質疑応答□
第2部 12:45~14:45
『中分子医薬品(核酸医薬品・ペプチド医薬品)におけるDDS技術と製剤化』
核酸医薬品やペプチド医薬品は、新しい創薬モダリティとして注目を集めている中分子医薬品である。低分子医薬品や高分子医薬品にはない特徴を有しているものの解決すべき問題も抱えている。本セミナーでは、化学的ならびにデリバリーツールの観点から、中分子医薬品の問題点を解決するDDS技術について紹介する。
- 中分子医薬品について
- 中分子医薬品の基礎と背景
- 低分子医薬品・高分子医薬品との比較
- 中分子医薬品の問題点
- ドラッグデリバリーシステム
- 核酸医薬品について
- 核酸医薬品の分類
- 実用化されている核酸医薬品
- 核酸医薬品の問題点
- 核酸医薬品の化学的アプローチ
- 核酸医薬品のデリバリーツール
- ペプチド医薬品について
- ペプチド医薬品の歴史
- 開発中のペプチド医薬品
- ペプチド医薬品の問題点
- ペプチド医薬品の化学的アプローチ
- ペプチド医薬品のデリバリーツール
- 細胞内デリバリーツールとして機能する中分子ペプチド
□質疑応答□
第3部 15:00~17:00
『高分子・中分子医薬品におけるDDS/ナノマシン技術と実用化』
近年、近年、疾患ニーズの増加に伴って、核酸、ペプチド、タンパク質、ウイルス等、医薬シーズが実に多様化し、これらはモダリティ創薬と呼ばれ、これからの医薬品の潮流をなすものと期待されているが、その実用化には有効性・安全性を向上させるためのデリバリー(DDS)技術が必要不可欠である。本講座では、悪性腫瘍を対象疾患として、これらのバイオ医薬の安全性と有効性を高めるためのドラッグデリバリーシステム(DDS)の基礎と応用について概説する。
- 高分子を利用したDDSの基礎知識と設計理論
- DDSの基礎
- 先端ナノバイオテクノロジーのための精密合成高分子
- 水溶性高分子(ポリエチレングリコール、ポリベタイン、ポリオオキサゾリン等)
- ブロック共重合体
- 高分子ミセル、リポソーム、脂質ナノ粒子(LNP)
- DDSによるがん標的治療における課題
- 悪性腫瘍の特性(個体差、微小環境)とDDS設計
- 個別化医療とDDS
- DDSのコンパニオン診断
- バイオ医薬品(中分子・高分子医薬品)のDDS
- バイオ医薬品のためのDDS設計理論
- 核酸・ペプチド医薬のDDSの実例
- タンパク質医薬のDDSの実例
- ウイルスベクターのDDSの実例
- その他の例(ワクチン、エクソソーム等)
- DDS(ナノマシン)と医療機器との融合
- ナノマシンによる体内病院
- イメージング
- 物理エネルギー治療(光線力学治療、ホウ素中性子捕捉治療)
- まとめ:ナノマシンが拓く未来医療
□質疑応答□