実務にすぐに使える計算例題なのでよくわかる! 比例・積分・微分制御(PID)制御の入門~基礎

44,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 有限会社 アイトップ
キーワード メカトロ・ロボティクス   制御・システム   CAE/シミュレーション
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

制御技術の基礎と制御装置の設計法を分かりやすく解説!

モーターやいろいろな制御対象のモデル化のしかたと伝達関数の作成方法、シミュレーションの方法を入門者にも理解できるように解説!

※開催日の5営業日前までにお申し込みください

セミナー講師

(社)日本騒音制御工学会認定技士 (社)日本音響学会技術開発賞受賞
有限会社アイトップ 技術コンサルタント 通訳・翻訳
名古屋大学大学院 非常勤講師(英語で応用数学の講義を担当)
工学博士 小林 英男 氏

セミナー受講料

¥44,000/人(テキスト代、消費税含む)

1社から複数名様が同時にお申込みされた場合に限り、2名様目から1名様ごとにお1人様当たり¥5,000割引きさせて頂きます。つまり2名様目からお一人様当たりの受講料が¥39,000(テキスト代、消費税含む)になります。セミナー受講料のご請求書は、代表お申込者(お一人目の受講者様)に郵送いたします。

<テキストについて>
テキストは、PDF化したものをメールに添付して受講者様にお送りさせて頂きます。よって自分でダウンロードする必要はありません。原則としてセミナー開催日の2営業日までに受講者様に届くようにメール致します。よって印刷したテキストをお送りすることはありません。 テキストは1枚のA4に2スライド印刷なので文字が適度な大きさなので見やすくなっております。 なお、テキストのコピーおよび2次配布は禁止させて頂いております。

受講について

 Zoomを使用したWebinarになります。このZoomセミナー開催日の前日の午前中までに、Zoomセミナーへご参加頂くためのURLとセミナーIDをメールにてご連絡させて頂きます。セミナー当日は、5分前までにはご入場下さい。

 ご参加時にお名前がわかるようにして頂く様お願い申し上げます。これは、入場できずにいる方などを見つけるためのものですのでご協力くださいますようお願い申し上げます。

 社内からZoomセミナーに参加できない場合は、テレワークの一環としてご自宅などからご自分のパソコンなどでご受講頂くこともできます。

 受講開始時にはマイクはオフに設定下さい。ビデオもオフに設定して頂くことができます。この場合は受講者様の映像は、セミナー主催者およびセミナー講師には届きません。また、ビデオ設定をオンにしても背景画像をご選定頂ければ受講者様の背後映像はセミナー主催者およびセミナー講師には届きません。

 セミナー受講中にご質問がある場合は、チャット欄にご記入頂く様お願い申し上げます。ご質問へのご解答は原則としてセミナー受講時間中に完了するように致します。

 目安ですが、講習時間約60分に対し約10分間を休憩時間と致します。

 昼食時間は、11:45~12:45です。

 また、セミナーテキスト内に記載されていることへのご質問は、セミナー受講後(例えば1ヶ月後とか半年後)でも無料で本セミナーの講師がZoomソフトやメール・電話を使用してご解答致します。

【お申込の前のお願い】
ご使用のPC・通信回線にセキュリティなどの制限がある場合、Zoomを利用できない場合があります。事前に下記のサイトにて、Zoomの接続・利用についてご確認ください。
・テスト画面: 『Zoomをテストする』

セミナー趣旨

 本セミナーは、制御技術と機械設計技術の融合、すなわち双方のマルチエンジニアリングという観点から分かり易く解説致します。機械や装置のメカ部は制御技術で駆動されるにもかかわらず、機械設計技術という側面からだけで設計されてしまうということが少なからずあるようです。そうであれば何とも残念と言わざるを得ません。
 よって、本セミナーは制御技術の基礎と制御装置の設計のしかたを制御技術の入門者にも分かり易く解説し、従来からの制御技術者には制御技術の良い整理になるようにし、制御技術に関係する全てのかたに制御技術が活用できるようになることを目的にして計画されました。
 これから制御技術を始めるかたにもわかりやすく解説致しますので安心してご受講下さい。
 制御技術の基礎を理解するための計算練習も行いますので、電卓(対数計算ができるもの)をご持参頂く様、お願い申し上げます。

<参考文献について>
このセミナーをきっかけにして実務技術者のための振動技術をさらに勉強されたい方は、このセミナー終了後に、本セミナーの講師が執筆した下記の書籍を勉強されることをお勧め致します。下記の書籍には、従来の振動技術書内容が記載されています。に記載されていなかった実務に役立つ多くの内容が記載されています。 書籍名:「シッカリ学べる!機械設計者のための振動・騒音対策技術」 ¥2,420(税込)(2019.4 日刊工業新聞社より刊行、アマゾンでの書評も役に立ちます)

受講対象・レベル

  • 制御技術をこれから勉強しはじめようというかた。
  • 制御技術を独学したが、理解できなかったというかた。
  • 機械設計者として、自分が設計した機械がどのように制御されているのか、その基本を理解したいというかた。
  • 忙しくて制御技術を独学する時間が無いかた。
  • 制御技術に携わっているが断片的な知識が多いので、それらを連携させ整理させたいというかた。
  • 制御の基礎技術はわかるが、それをどのように適用したら実際の制御設計ができるようになるのか知りたいかた。
  • 部下の管理・監督上、制御技術のポイントを理解しておきたいというかた。

必要な予備知識

  • 特に予備知識は必要ありません。ただし、工業高校卒以上の方で、技術に関わる仕事をされておられる方。

習得できる知識

  • 実務にとって重要な制御技術の基礎が身につきます。
  • 制御技術の基礎をどのように実務に適用して制御装置を設計すればよいのかが分かるようになります。
  • 制御分野以外の技術者が制御技術者と技術打合せをしたときに、制御技術者の言っていることがスムーズに理解でき、打合せをコントロールすることができるようになります。
  • 制御技術を行っている部下の管理・監督ができるようになります。

セミナープログラム

  1. 制御の基本である比例・積分・微分(PID)制御とは?
    1. PID制御の前にまずは単純な On/Off 制御
    2. 比例(P)制御とその特徴
    3. 比例・積分(PI)制御とその特徴
    4. 比例・積分・微分(PID)制御とその特徴
  2. 制御技術にとって必要不可欠なラプラス変換、ラプラス逆変換(逆ラプラス変換)と応用のしかた
    1. 双方のイメージ
    2. ラプラス変換とラプラス逆変換の応用例
    3. なぜラプラス変換を利用するのか?
    4. ステップ応答を考えることの重要性とは?
    5. 過渡特性と定常特性について考えよう!
    6. ステップ応答によってシステムの何が分かるのか?
    7. 1次遅れ系とは?
    8. 振動はどのような2次遅れ系で表されるのか?
  3. 制御技術の重要な基本要素についての計算練習
    1. 下記の要素が積分要素になることを数式で表してみよう。
      1. 計算練習1(質量)
      2. 計算練習2(回転体)
      3. 計算練習3(直流モータ)
    2. 直流モータの入力電圧に対する出力速度が1次遅れ要素になることを示す計算練習
    3. 2相サーボモータの伝達関数を求める計算練習
    4. 前向き伝達関数を求める計算練習
    5. 1次遅れ要素の伝達関数を求める計算練習
    6. 小型直流サーボモータの伝達関数を求める計算練習
  4. 制御系のブロック線図の等価変換と作成を詳しく解説
    1. ブロック線図の等価変換表の使い方
    2. 直流サーボモータのブロック線図を構成してみよう!
  5. 制御技術にとって重要な周波数応答とボード線図
    1. 周波数応答とは?
    2. ボード線図とは?
    3. 周波数応答やボード線図をなぜ使用するのか?
    4. 1次遅れ系のボード線図とは?
    5. 2次遅れ系のボード線図とは?
  6. 制御系が不安定だと使いいものにならない。制御系が安定か不安定かどのように判断するのか?
    1. 周波数応答関数のゲインと位相に着目する理由は?
    2. ゲイン余裕とは? 位相余裕とは? 安定限界とは?
    3. ラウスの安定判別とは?
    4. フルビッツの安定判別とは?
    5. ナイキストの安定判別とは? ナイキストの安定判別からはいろいろなことがわかる!
  7. 実務のためのサーボ系の制御系設計と1DCAEのために
    1. サーボ制御のブロック線図(概要)
    2. 動特性と動剛性とは?
    3. 「モータ+送り機構(ボールねじ+ナット+テーブル+軸受け)」の構造図
    4. 「モータ+送り機構」のモデル化
    5. 「モータ+送り機構」のモデル化における各パラメータの説明
    6. 各部の運動方程式の作り方
    7. 各部の運動方程式を整理して行列で表現
    8. モデルの簡易化のしかた
    9. ブロック線図の作成のしかた
    10. 伝達関数の求め方
    11. 速度イードバック制御と位置フィードバック制御とは?
  8. 今、日本だけでなく世界が求めている1D-CAEの技術とは?
  9. 1D-CAEを仕事へ役立てるための技術ノウハウとは?
    1. 1D-CAEを必要性(構想設計期間を短縮し他社と差別化するための技術)
    2. 1D-CAEと3DCAEの関係
    3. 1D-CAEによる移動テーブルの具現化のしかた
    4. 1D-CAEのためのモデル化言語にはどのようなものがあり、どれが良いのか?
  10. 質疑応答