プラスチック・ゴム・粘/接着製品の劣化メカニズムと寿命予測・劣化加速条件の設定手法
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | シーエムシー・リサーチ |
キーワード | 高分子・樹脂材料 信頼性工学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
樹脂製品の各種劣化モードにおける寿命予測について詳解!
ほとんどの事例について劣化メカニズムも解説
*開催日が4月6日(水)から、6月1日(水)に変更になりました。
セミナー講師
川瀬 豊生 氏 川瀬テクニカル・コンサルタンシー 代表
セミナー受講料
55,000円(税込)
* 資料付
*メルマガ登録者49,500円(税込)
*アカデミック価格26,400円(税込)
★メルマガ会員特典
2名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、
1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ アカデミック価格
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、
大学院の教員、学生に限ります。申込みフォームに所属大学・大学院を記入のうえ、
備考欄に「アカデミック価格希望」と記入してください。
受講について
- 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test - 当日はリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
- タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
- お手元のPC等にカメラ、マイク等がなくてもご視聴いただけます。この場合、音声での質問はできませんが、チャット機能、Q&A機能はご利用いただけます。
- ただし、セミナー中の質問形式や講師との個別のやり取りは講師の判断によります。ご了承ください。
- 「Zoom」についてはこちらをご参照ください。
■ お申し込み後の流れ
- 開催前日までに、ウェビナー事前登録用のメールをお送りいたします。お手数ですがお名前とメールアドレスのご登録をお願いいたします。
- 事前登録完了後、ウェビナー参加用URLをお送りいたします。
- セミナー開催日時に、参加用URLよりログインいただき、ご視聴ください。
- 講師に了解を得た場合には資料をPDFで配布いたしますが、参加者のみのご利用に限定いたします。他の方への転送、WEBへの掲載などは固く禁じます。
- 資料を冊子で配布する場合は、事前にご登録のご住所に発送いたします。開催日時に間に合わない場合には、後日お送りするなどの方法で対応いたします。
セミナー趣旨
樹脂製品が熱負荷により、その特性が低下した場合、因子はその特性値と温度と経過時間の3つである。この場合、特性値と温度、特性値と経過時間が相関関係にあれば特性値を目的変数とし、残り2つの因子を説明変数として重回帰分析を行えば、その特性の寿命予測が可能である。更に、劣化寿命が予測できれば加速条件の設定も可能である。本講座では、対象をプラスチック・ゴム・粘/接着製品全般とし、各種劣化モードにおける寿命予測を重回帰分析の手法により、アレーニウス型やラーソンミラー型の予測式設定に繋げたため、予測結果が実際のデータにきわめて近似することを特徴とする。また、ほとんどの事例について劣化メカニズムを解説しているので、類似の不具合が発生した際には、迅速で的確な対策が策定できる内容としている。
受講対象・レベル
樹脂製品の開発、設計、品質管理、品質保証、評価・実験、生産技術に携わる担当者
習得できる知識
樹脂製品に関する・劣化寿命予測の手法・劣化加速条件の設定手法・劣化メカニズム・劣化寿命予測式の重回帰分析方法
セミナープログラム
1. 樹脂材料の劣化寿命予測
1.1. アレーニウスの式
1)寿命予測式の導出
2)データの相関性の検討
3)寿命予測の流れ
4)活性化エネルギーの求め方
1.2. ラーソンミラーの式
1)寿命予測式の導出
2)パラメータの算出
3)定数・Cの特定
4)マスターカーブの作成
1.3. 取得データの重回帰分析
1)アレーニウス型
2)ラーソンミラー型
1.4. 加速倍率の算出
1)T-t線図の傾きと活性化エネルギー
2)活性化エネルギーと加速倍率の関係
3)加速倍率の算出
1.5. 劣化加速条件の設定方法
1)劣化加速条件設定の流れ
2)部品の温度頻度
3)部品平均温度の把握
4)加速時間の算出
1.6. 重回帰分析の方法
1)エクセルの分析ツールによる方法
2)INDEX(LINEST)関数による方法
3)統計量の計算と判定
2. 材料定数・Cによるマスターカーブの作成と寿命予測
2.1. 材料定数・Cの確認
2.2. 時間ー特性値データの整理
2.3. K=T(logt+C)の算出
2.4. 特性値・負荷時間・平均温度の予測
3. 市場回収品の残存寿命の予測
3.1. マイナー則の適用
3.2. 樹脂部品の残存寿命計算
3.3. 劣化加速試験における残存寿命の把握
3.4. 市場の使用期間と加速時間との関係把握
3.5. 市場回収品の残存寿命把握
4. プラスチックにおける劣化と寿命予測
4.1. ソルベントクラック
1)事例
2)破面の特徴
3)発生メカニズム
4)再現試験
5)ワイブル解析による寿命予測
4.2. 環境応力割れ
1)事例
2)破面の特徴
3)発生メカニズム
4)再現試験
5)因子としての吸水率の予測
4.3. クリープ破壊
1)事例
2)破面の特徴
3)発生メカニズム
4)寿命予測
5)劣化加速条件の設定
4.4. 疲労破壊
1)破面の特徴
2)発生メカニズム
3)寿命予測
4.5. 加水分解
1)発生メカニズム
2)寿命予測
5. ゴムにおける劣化と寿命予測
5.1. シール部品
1)劣化状態の確認方法
2)劣化メカニズム
3)寿命予測
4)劣化加速条件の設定
5.2. ガスケット
1)寿命特性値の決定
2)寿命予測
3)劣化加速条件の設定
6. 粘・接着剤における劣化と寿命予測
6.1. アクリル系接着剤
1)熱負荷による劣化
2)寿命予測
3)劣化加速条件の設定
6.2. アクリル系両面テープ
1)熱負荷によるクリープ剥離
2)寿命予測
※ 適宜休憩が入ります。