微細藻類の培養および設備設計技術 ~大量培養における低コストに向けた技術開発と産業応用等~
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | バイオ技術 環境負荷抑制技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
光・CO2量の定量化、装置設計手法、品種の選び方等々、
微細藻類事業の事業化に向け重要となる、
様々な要素について言及します!
セミナー講師
増田 篤稔 先生 玉川大学大学院 農学研究科 教授 学術博士
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。 - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
セミナー趣旨
室内における小規模の培養は、特殊な微細藻類を除いては、ほぼ培養手法は決まっている。
しかし、室内に置いても効率よく培養するためには、微細藻類の特性および培養装置の工学的な設計および知見は欠かせない。
本セミナーでは、設計の方法論を原著者である論文をもとにわかり解説を行う。
また、微細藻類関連の事業開発では、有用物質を生産する種の探査やその大量培養に関するエンジニアリングおよび有用物質生産プロセスなどの技術開発で経済性検討が不可欠になる。
本セミナーでは、低コスト化において基礎となる大量培養の室内大型フォトバイオリアクターや、光合成・光環境・二酸化炭素要求・培養容器形状の観点より、研究開発事例をもとに解説する。
また、低コスト生産に欠かせない野外培養技術についても演者の最新の研究事例の一部を紹介し、今後の野外培養の方向性に関してコメントする。
受講対象・レベル
・微細藻類の培養に従事している方。
・室内における高密度培養を行っている方。
・微細藻類の設計開発に従事している方。
・微細藻類の事業企画などをしている方。
・野外培養で培養収率の向上を検討している方。
・微細藻類のR&Dの方。
・微細藻類培養時の光源や二酸化炭素設定に苦労している方。
など
習得できる知識
・室内培養における培養室の考え方。
・培養装置の設計に対する工学的手法。
・微細藻類培養における低コスト化の考え方
・大量培養装置の自動培養システムの考え方。
・野外培養の太陽光利用の考え方など。
など
セミナープログラム
自己紹介
・民間時代での開発商品の概要、経歴などを紹介させて頂きます。
1.微細藻類の大量増殖培養と装置技術・環境制御
・室内における大量培養装置の工学的手法の解説を行います。今回は、講習時間が多く取れるため、通常の短時間の
セミナーでは紹介のできない原著論文では省略されているデータの解析方法なども事例をもとに計算方法を
解説します。
1-1.フォトバイオリアクターに求められるもの
(1)試験装置と想定される設計要因
(2)光環境と光合成
(3)照明の効率化
1-2.光環境と培養容器
(1)野外
(2)室内
(3)効率的な容器
1-3.光環境と二酸化炭素供給に関する定量方法
(1)光環境
① 光減衰の定量方法とLambert-Beerの法則
② 光環境設計と検証
③ 開発事例写真
(2)二酸化炭素供給
① 通気条件の変更と培養実験の事例紹介
② 培養槽内での溶存ガス挙動
ⅰ)概念
ⅱ)実験方法と事例
ⅲ)制御に関するモニターの検討
1-4.室内大量培養における注意点
(1)光合成活性と増殖速度
(2)培養槽での酸素消費と増殖速度のラグタイム(効率的な培養)
1-5.微細藻類培養槽の性能評価検討
1-6.培養後の藻類評価
1-7.コンタミ防止への考え方について
2.低コスト微細藻類生産の必要性とその方策
・微細藻類での生産物は、低コスト化が求められる。このため、室内の人工光培養ではコスト的に限界がある。
このため、屋外培養が行われるが限られた種しかできていない。低コスト性の必要性及びその方策の説明を行う。
2-1.低コスト化の必要性
2-2.藻類培養コストの試算方法
2-3.低コスト化に向けた藻種選定
2-4.低コスト化に向けた培養装置選定・設計
2-5.室内での微細藻類生産における低コスト化の方策
2-6.屋外培養による低コスト化の目算
3.微細藻類の貝類餌料への応用展開
・演者が微細藻類を行った理由は、国内の二枚貝生産減少の理由からです。国内の貝類生産動向と微細藻類の必要性
などの説明を行います。
3-1.貝類資源動向と資源保全に必要な餌料
3-2.貝類総生産量
3-3.二枚貝類種苗生産における餌料生産システム
自動化の考え方などの解説を行う。
4.有用化学素材の探索と有効利用法
4-1.天然由来の医薬原料
4-2.渦鞭毛藻の大量培養
4-3.バイオマス燃料
5.屋内から屋外へ、研究の課題
・演者が参加していた国プロの野外培養における簡易評価方法の研究事例の一部を紹介し、応用事例などの
技術紹介を行う。
5-1.室内向けの種と野外向け種、その特性
5-2.野外培養の太陽光利用の考え方
5-3.野外培養における簡易評価方法
5-4.野外培養における培養収率向上の方策
5-5.野外培養における課題
5-6.スケールアップの考え方・条件適正化
5-7.今後の野外培養の制御方法などの方向性
<質疑応答>