チタン酸バリウム(BaTiO3)の微粒子設計と結晶構造解析

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開催日 10:30 ~ 16:30 
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主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード ナノ構造化学   無機材料   電子デバイス・部品
開催エリア 全国
開催場所 Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)

性質・合成法・形態制御・原子配列の観察など、材料性能向上や製品開発に向けて

高性能小型電子デバイスの開発において重要な役割を担う、チタン酸バリウムの粒子設計。
粒径や形状の制御方法と粒子表面を利用するための観察手法について、チタン酸バリウムの性質・合成といった基礎から解説します。

セミナー講師

茨城大学 准教授 博士(人間・環境学) 中島 光一 氏 

セミナー受講料

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1名申込みの場合:39,600円 ( E-Mail案内登録価格 37,620円 )
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受講について

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
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  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。
  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
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配布資料

  • 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
    ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
    ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

セミナー趣旨

 強誘電体として知られるチタン酸バリウム(BaTiO3)は、携帯電話やパソコンなどの電子機器に使用されており、我々の生活に欠くことができない物質です。このBaTiO3を用いた誘電体材料の性能を向上させることは、高性能小型電子デバイスの開発につながります。そのためには、基盤となるBaTiO3の粒子設計(粒径や形状の制御)が重要です。また、粒子表面を利用した製品開発に取り組む場合、粒子表面の原子配列を把握する必要があります。
 本セミナーでは、BaTiO3粒子の形態(粒径や形状)制御の仕方や電子顕微鏡を用いた原子配列の観察手法について解説します。

受講対象・レベル

・セラミックスに関する研究をはじめた初心者の方
・微粒子合成に興味がある方
・水熱合成およびソルボサーマル合成に興味がある方
・さまざまな回折法の評価技術を学びたい方
・さまざまな電子顕微鏡の観察技術を学びたい方
・ナノ粒子の原子配列を観察したい方

習得できる知識

・微粒子合成の技術
・回折法(X線回折、中性子回折、電子回折)による評価技術
・チタン酸バリウムの性質
・チタン酸バリウムの低温合成
・チタン酸バリウムの形態制御(ナノ粒子化とナノキューブ化)
・チタン酸バリウムのリートベルト解析および二体相関分布関数(PDF)解析
・チタン酸バリウムの原子配列の電子顕微鏡観察
・チタン酸バリウムナノキューブの粒子表面の可視化

セミナープログラム

1.チタン酸バリウムとは?
 1.1 我々の身近にあるチタン酸バリウム
 1.2 誘電体材料としてのチタン酸バリウム
 1.3 ペロブスカイト型構造を有するチタン酸バリウム

2.チタン酸バリウムの合成手法
 2.1 固相反応
 2.2 液相反応

3.チタン酸バリウムナノ粒子の合成
 3.1 100℃以下の温度でのチタン酸バリウムの合成
 3.2 水熱法によるチタン酸バリウムの合成
 3.3 ソルボサーマル法によるチタン酸バリウムの合成
 3.4 チタン酸バリウムナノキューブの合成

4.チタン酸バリウムのキャラクタリゼーション
 4.1 回折測定
  4.1.1 X線回折
  4.1.2 中性子回折
  4.1.3 電子回折
  4.1.4 リートベルト解析および二体相関分布関数(PDF)解析
 4.2 電子顕微鏡観察
  4.2.1 走査型電子顕微鏡(SEM)
  4.2.2 透過型電子顕微鏡(TEM)
  4.2.3 走査透過型電子顕微鏡(STEM)
  4.2.4 エネルギー分散型X線分光法(EDX)
  4.2.5 電子エネルギー損失分光法(EELS)
  4.2.6 電子線トモグラフィ

□質疑応答□