核酸医薬の事業戦略構築とライセンスの実務ポイント
開催日 |
13:00 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社シーエムプラス |
キーワード | 医薬品技術 知的財産マネジメント 企業法務 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Web(Liveオンライン配信) |
核酸医薬ビジネスの成功の秘訣と課題、今後の展望について解説する
戦略的提携、事業性評価、ライセンス契約の落とし穴、ライセンス交渉、パテントクリフ克服事例
セミナー講師
A1 Partners(エイイチ パートナーズ)
代表 山口 栄一 氏
■略歴
九州大学大学院にて薬学博士取得。塩野義製薬およびバイオベンチャー企業で20年超に及ぶ事業開発経験を有する。同社事業開発部/経営企画部 部長を歴任。海外事業経験も豊富で、シオノギシンガポール初代社長、Shionogi Qualicaps, Inc. (米国ノースカロライナ州) Vice President、及び、Shionogi New York Ltd. で臨床開発に従事した。 バイオベンチャー企業で、取締役兼社長執行役員を勤め、バイオベンチャースタートアップ企業の経営経験を有する。日本ファルマアライアンス協会 初代会長として製薬業界へアライアンスマネジメントの普及に貢献した。感染症関連官民連携会議(座長:尾身 茂先生)で、「民」側の代表として、副座長を務めた。日本製薬工業協会 国際委員会 幹事としてグローバルヘルスにも従事した。Blockbuster Tokyo 2021のメンターに選出された。更に、厚生労働省委託 医療系ベンチャー・トータルサポート事業、MEDISO (Medical Innovation Support Office)のサポーターに採択された。
■専門
事業開発・ライセンス・アライアンスマネジメント
バイオベンチャー経営
■本テーマ関連学協会での活動
・日本ライセンス協会元理事
・日本ファルマアライアンス協会 初代会長
・日本製薬工業協会 国際委員会 元幹事
セミナー受講料
●受講料:1名38,500円(税込)
1社2名以上同時申込の場合,1名につき27,500円(税込)
●申込締切:2022年11月8日(火)
●講演資料:開催3営業日前までにPDFデータ提供(印刷物の配布はございません)
受講について
■ご受講の注意事項(予めご了承の上、お申込み下さい。)
・講義中の録音・録画(静止画・動画)行為は固くお断りします。
・お申込いただいていない方と複数名で視聴することを禁じます。
・テキスト資料の無断複製・転載・販売等、一切を禁じます。
・講義中の妨害等、一切の行為を禁じます。
※上記4点、また類似の行為が認められた場合、強制的に退出して頂きます。また、ご本人及びご所属先の方の今後のセミナー参加をお断りします。
・お客様の利用環境、接続環境による不具合について、弊社は一切の責任を負いません。
・必ず視聴テストを行い、接続不良については自社IT部門等に接続についてご確認ください。
ZOOMシステム要件(外部サイト)
ZOOMテストミーティング(外部サイト)
【申込時】
●受講料はセミナー開催5営業日前の15時までにお振込み下さい。
●定員に達し次第、申込を締め切ります。
●最小開催人数3名に満たない場合、中止とさせて頂きます。
●講師及び当社のコンペティターの場合、受講をお断りする場合がございます。
詳しくはこちらをご確認ください。
セミナー趣旨
遺伝情報に基づいた「創薬設計アプローチの容易さ」、「生体内安定性の改良」および「標的細胞への送達技術の進展」から核酸医薬品の需要拡大が期待されている。核酸医薬ビジネスへ参入する場合の考慮すべきポイントを既存の核酸医薬CDMOメーカーをベンチマークし、成功の秘訣と課題、今後の展望について解説する。
近年、オープンイノベーションによる企業経営への貢献が重要になっている。オープンイノベーションやライセンスの実務ポイント(戦略的提携、事業性評価、ライセンス契約の落とし穴、ライセンス交渉、パテントクリフ克服事例)についても解説する。
■本テーマ関連の主な法規・ガイドライン
・特許法
・私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律
■本テーマ関連の主な法規・ガイドライン
・特許法
・私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律
習得できる知識
・「両利きの経営」による事業戦略
・核酸医薬・mRNA医薬CDMOビジネスの現状、課題、展望
・事業性評価のやり方
・ライセンス契約の注意点
・ライセンス交渉(パテントクリフ克服事例)
セミナープログラム
I.核酸医薬の事業戦略構築
・自社の強みを深掘りし、経営資源を複数事業で生かす(両利きの経営)
・核酸医薬CDMOグローバルリーダーをベンチマークする
・核酸医薬・mRNA医薬CDMOプレイヤー
・環境負荷に配慮したサプライチェーン戦略
・核酸医薬CDMOのSWOT分析 (課題と展望)
II.ライセンスの実務ポイント
1.戦略的提携による企業経営への貢献
・ライセンスにより6番目のスタチンからスーパースタチンに格上げした製品事例
・パテントクリフの克服事例
・「死の谷」を克服するスタートアップベンチャーの事業戦略事例
・事業戦略、知財戦略に立脚したライセンス戦略の立案と実行
・インライセンス候補化合物の探し方、評価と選定
・前臨床段階のプロジェクトを導入する時の視点
・アカデミア・ベンチャーからインライセンスする時の注意点
・オープンイノベーションの活用 : Wish list(自社のニーズ)を公開する
・自社の強みを生かす:グローバルニッチ戦略
・アライアンスマネジメントからライセンスのタネを生む戦術
2.ライセンスの事業性評価
・売上予測
・基本的なアップフロント、マイルストン、ロイヤリティの考え方
・NPV(現在価値)の出し方
・最近のライセンス経済条件の実例から相場感を知る
・ライセンス可否判断は、必ずしも経済合理性だけとは限らない
3.ライセンス契約の落とし穴
・ライセンサーとライセンシーで大きく異なる「許諾範囲」の考え方
・「定義条項」は双方で誤解が生じないように明確に定めなければ紛争に繋がる
・主語が契約当事者の一方のみの条項には注意が必要
・自社事業の制約となりえる義務付け条項
・不実施補償、権利の帰属、対外発表、解約条項 等々
4.ライセンス交渉
・製薬企業とベンチャー企業や大学とのアライアンスにおける意識のギャップを知る
・交渉における限界値(絶対に譲れない線)を明確にする
・BATNAはあるか?
・Win-Winになる方策を考える → パイを奪い合うよりは、パイを大きくする方策を話し合う
<質疑応答>