次世代モビリティを見据えた自動車用プラスチック戦略

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 自動車技術   高分子・樹脂材料   環境負荷抑制技術
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません

カーボンニュートラル、電動化、自動運転、MaaSで求められる材料・技術開発のヒント!

セミナー講師

(株)Tech-T 代表取締役,埼玉工業大学 客員教授 博士(工学) 高原 忠良 氏

略歴
 1980〜1989 新日本無線株式会社 高融点金属・セラミックの研究
 1989〜2012 トヨタ自動車株式会社 軽量化開発、バーチャル開発手法構築など
 2012〜2015 Samsung SDI(韓国本社) エンジニアリングプラスチック研究所
 2015〜2017 大手自動車メーカ 研究所 次世代車要素技術開発
 2017〜現職 埼玉工業大学 客員教授
 2020〜現職 株式会社Tech-T(技術オフィスTech-T) 設立

セミナー受講料

1名につき 55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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    お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
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セミナー趣旨

 自動車車内を見回すと樹脂部品以外は目に入らないと言われるほど、多くのプラスチックが使われています。内装部品・外装部品の他に各種の機能部品にも活用されており、EVやFCVではさらにその活用範囲も広がる傾向にあります。一方、自動車へのプラスチックの本格採用はまだ30-40年ほどです。
 本セミナでは、プラスチックの歴史やその特性発現のメカニズム、そして、樹脂の種類や加工法を体系だって説明します。特に要求特性の厳しい自動車において適切に活用するためには基礎から活用課題までの理解が重要です。初心者でも感覚的に、しかし、本質的に理解できる説明です。自動車会社、さらにエンジニアリングプラスチック会社での実務経験が長い本講師ならではに内容です。
 後半では気象変動対応のための炭酸ガス排出規制、カーボンニュートラル、自動車に対する要求と規制とともに 持続的開発SDGsの方向性と主要企業の取組み例を説明します。また、日本未輸入の次世代エネルギー車への試乗レポート、自動運転バスやMaaSの体験乗車レポートなど、本講師のオリジナル情報をビデオを交えて紹介します。
 まとめでは、次世代モビリティに対するプラスチック戦略にも触れます。

受講対象・レベル

・これから車載プラスチックを勉強する方
・車体軽量化などプラスチック活用を考える方
・EVやFCV、SDGsなどの将来方向性の情報を知りたい方
・自動車メーカ、部品メーカへ材料をPRしたい営業やマーケティング、技術の方

習得できる知識

・車載プラスチックの概要(種類・成形法・適用部品・活用注意点)
・樹脂・加工法・計測法などのトレンド
・EV や FCVなどの次世代車エネルギー車、自動運転バスなどのMaaSの現状と車載プラスチックへの要求と対応
・SDGsや2050年カーボンニュートラルまでの各社動向と戦略着眼点

セミナープログラム

以下の内容は最新情報などを加味して追加削除など変更される場合があります。

【第一部 車載プラスチックの基礎から現状まで】

1.車載プラスチックの狙いと課題対応
活用の狙い、課題とその対応から、車載プラスチック活用の本質を理解します。
 1.1 活用の狙い コスト低減/軽量化/高品位化
 1.2 活用における課題 耐熱性/剛性/耐久性/耐環境特性
 1.3 課題対応の知恵
 1.4 CAEの活用
 1.5 そもそもの不良解明能力

2.自動車部品への活用 歴史と今
狙い達成のための進化も含めて現状の活用状況を写真中心で説明します。
 2.1 内装部品
 2.2 外装部品
 2.3 機能部品 エンプラ/スーパエンプラ
 2.4 CFRP ボデー系/機能系

3.最新動向【環境対応の視点で】
2050年カーボンニュートラル、SDGsへの取組みの重要度が急激に増しています。背景を整理した上で、対応が必須となる取組みを解説します。
 3.1 環境問題 SDGs カーボンニュートラル 取組み紹介   主要ケミカルメーカ・樹脂ユーザ(トヨタ・サントリー)
 3.2 自動車を取り巻く課題 次世代車とプラスチックニーズ
 3.3 オールマイティ・カードの軽量化 軽量化プロジェクト例
 3.4 CFRPの活用拡大  VaRTM/C-RTM/CFRTPプレス成形/多給糸FW

4.最新動向【魅力あるクルマへ】将来を読み解く、最新技術紹介
CASEや空飛ぶクルマなどの最新トレンドから魅力あるクルマに向けての将来を読み解く。
 4.1 CASE ADAS
 4.2 新しいモビリティ 空飛ぶクルマ/小型EV
 4.3 プラスチック・成形加工のデジタルトランスフォーメーション(DX)
 4.4 最新計測方法、加工技術 光ファイバ計測法/X線タルボ・ロー
 4.5 炭酸ガス削減 ベント成形法/大型3Dプリンタ

5.今後の業界動向を読み解く
ユーザ側のニーズのトレンドを整理するとともに、材料サプライヤ視点での効果的なアプローチを考える。

【第二部 次世代モビリティと樹脂】

6.次世代モビリティとは
次世代モビリティや新エネルギー車を概観整理します。
 6.1 次世代エネルギー車(xEV=BEV、PHEV、HEV、CEV)
 6.2 自動運転バス、MaaS、スマートシティ

7.次世代エネルギー車試乗から見た今後の流れ
 7.1 試乗(動画を含めて)
    BEV:(1)Hyundai IONIQ5、(2)華人運通 HiPhi X、 (3)Toyota bZ4X
    FCEV:(1)Hyundai NEXO、(2)Toyota MIRAI(1st)
 7.2 エネルギー充填における課題
 7.3 販売台数、SPEC、そして乗り心地比較
 7.4 プラットフォーム・パッケージ開発の視点で
 7.5 水平分業、新興企業(ソニー、鴻海・・・)
 7.6 くるまの新しい楽しさの演出

8.自動運転バスやMaaSの現地調査と試乗
各地で実証実験が進められている自動運転バスやMaaSの体験結果を元に、現状のレベルや将来トレンドに関して解説します。
 8.1 試乗・体験・見学(動画を含めて)
 8.2 自動運転バス
  (1)宮城県気仙沼市 BRT 自動走行実験ライン見学
  (2)福井県永平寺町 Zen Drive 見学と乗車
  (3)茨城県境町 自動運転バス 見学と乗車
 8.3 MaaS: EXPO2025 次世代都市交通システム実証実験
   自動運転バス/自動運転タクシー/非接触給電/配送ロボット/5G遠隔監視 他
 8.4 スマートシティ
  (1)上海スマートシティにおける自動運転状況
  (2)藤沢スマートシティ(Panasonic)
  (3)東富士ウーブンシティ(トヨタ自動車)

【質疑応答】