グリーン水素製造に向けた高効率水電解技術開発の最前線
開催日 |
13:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 環境負荷抑制技術 電気化学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
次世代グリーン水素製造プロセス創出に向けた技術課題とは?
水電解による水素製造の技術開発に関わっておられる方、是非ご参加ください!
セミナー講師
村越 敬 先生 北海道大学 大学院理学研究院化学部門 教授 博士(理学)
■講師紹介
1992年 北海道大学理学部教務職員技官
1992年 大阪大学工学部助手
1992年 フランス科学研究庁(CNRS)博士研究員
1998年 大阪大学大学院基礎工学研究科助教授
2000年 北海道大学触媒化学研究センター客員助教授
2003年 北海道大学大学院理学研究院化学部門教授
■専門・得意分野
電気化学、光化学、ナノ・マイクロ構造制御、振動分光計測、電極反応速度論
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
- 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナー趣旨
次世代グリーン水素製造プロセス創出に向けた技術課題について議論する。まず、今後の持続可能な社会構築に向けた水素エネルギーの必要性を検証し、現在の各国の取り組みとの比較から国内におけるグリーン水素製造の重要性を考える。次いで、その目的達成のために必要となる水電解技術について、基礎科学技術の観点から議論する。現状のアルカリ、PEM、AEM水電解は、反応効率向上のために強酸性・強アルカリ性pH条件で運用されており、電解槽などの部材消耗が問題となっている。そのために中性液性付近で稼働する効率的な水電解システムを実現に向けた技術課題を明確にし、課題解決の方策を探る。特に水電解における水素・酸素発生電極触媒の性能評価、設計、機能向上に向けた取り組みを紹介し、原理的な理解に基づく性能上限を議論する。その後、軽度処理海水や自然淡水を使った再生可能エネルギー水電解施設に活用できるシステム創出による社会的波及効果と、水電解技術そのものの将来性を展望する。
受講対象・レベル
・水電解による水素製造の技術開発に関わっておられる方
・電気化学反応の基礎、熱力学、反応速度論に興味がある方
・電極材料の調製やナノ・マイクロ構造制御法に興味のある方
・電極のin-situ振動分光法、反応物質の質量分析法に興味のある方
習得できる知識
・水電解反応のエネルギー収支に関する基礎知識
・水電解電極における電気化学反応の計測法
・電気化学顕微ラマン振動分光計測法
・水素発生反応における電気化学質量分析法
・電極反応の速度論解析法
・水電解電極触媒表面の分子プロセス評価
セミナープログラム
1. ゼロ炭素社会に向けたグリーン水素製造について
1.1 水素素エネルギーの需要・必要性
1.2 グリーン・ニューディールに向けた国内外の取組
2. 水電解技術を用いたグリーン水素製造について
2.1 水電解システムとは
2.2 水電解のエネルギー収支
・水電解セルのエネルギー損失
2.3 水電解電極における水素・酸素発生反応の特性評価
・水、水素、酸素の分子物性
・水素・酸素発生反応の電気化学特性評価
・実践的電極表面反応解析理論について
2.4 水電解電極における分子プロセス評価と制御
・電極稼働環境下での分光計測
・電気化学質量分析
・電極表面過程の量子化学計算
2.5 水電解電極の材料・組成・構造の設計・評価・制御
・電極表面の形状構造制御
・電極触媒材料の選択肢
・電気化学活性評価の要点
2.6 電解セパレーターと電解質について
・軽処理水電解に向けて
・電気化学反応のpH依存性
・静水圧印可時の高圧電気化学計測
・電解質イオンの伝導性制御
2.7 水電解技術開発におけるデータサイエンスの役割
3. 高効率水電解技術開発の最新動向と今後の展望
3.1 水電解電極材料の開発最前線
3.2 水素製造技術の世界動向
3.3 水素製造効率向上の技術課題
3.4 水電解技術を利用した新エネルギー物質製造