高分子・プラスチックのリサイクル・再資源化の動きと,再生材の物性向上の考え方・進め方
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 高分子・樹脂材料 省資源 高分子・樹脂加工/成形 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いませんLive配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。 |
再生材の「機械的特性」,「熱的特性」向上
添加剤の脱落量の予測
アロイ・ブレンド・新しい添加物・変性技術,SP値・・・そのノウハウを学ぶ
セミナー講師
(株)ケンシュー 代表取締役 工学博士 倉地 育夫氏
セミナー受講料
1名につき55,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。 - 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
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部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
セミナー趣旨
2022年4月からわが国で施行されたプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律では,これまでの3Rに4番目のRとして「Renewable」が提示され再資源化事業促進が定められた。これは,2016年に開かれた通称「ダボス会議」以降世界の潮流となったRefuseからRenewableへの転換という日本からの提案になっている。
ただし,高分子材料の再資源化について,古くは1970年代起きたオイルショックにより自動車業界で一部検討された経緯があり,また最近では2010年ごろから事務機業界で環境対応樹脂の製品搭載が半ば義務化されたために,コスト対策として選別されたリサイクル材導入が検討されるようになった。
しかし,今回提示されたRenewableでは,単に「選別されたリサイクル材」としての活用だけでなく,環境対応素材新技術の開発がなされてはじめて日本からプラゴミを無くすまでのイノベーションとなる。
本セミナーでは環境問題の変遷について高分子材料の視点でまとめるとともに,今後重要となる高分子再資源化新技術を解説する。新技術について一例として難燃化技術に適用した時の効果を解説しながら,ケミカルリサイクルも含めたプロセシング技術開発がその中心となる事を示す。
受講対象・レベル
高分子材料の知識が無くても理解できます。
(1)環境問題について企業で担当している管理者,担当者
(2)環境問題の対策のため高分子材料開発を担当している管理者,担当者
(3)製品開発を担当している管理者,担当者
セミナープログラム
1.1.高分子材料の大半はゴミ。
1.2.再資源化の課題
1.2.1 環境問題の変遷
1.2.2 ゴミ処理とサプライチェーン
1.2.3 サーマルリサイクルの問題
2.高分子材料のRenewable(リニューアブル)
2.1 高分子材料概論
2.2 小型家電の回収から高分子再生材に学ぶ課題
2.3 再生高分子材料の評価技術
2.3.1 評価技術概論
2.3.2 LCA(事例:半導体無端ベルト)
2.3.3 データサイエンス
2.4 ケミカルリサイクル
2.5 再生プラスチックスの新ブレンド技術
2.5.1 混練プロセスの重要性
2.5.2 コンパウンディングの新技術・新概念
2.5.3 事例:データ駆動によるPETボトルリサイクル材の開発
2.5.4 事例:タグチメソッドを用いた再生ポリマーアロイの開発
2.5.5 難燃化技術を事例に材料設計の新コンセプト
2.6.バイオリファイナリーとの整合性
2.6.1 オイルリファイナリーからバイオリファイナリーへ
2.6.2 ミドリムシプラスチック
2.6.3 その他バイオポリマー複合材料
3.Renewable(リニューアブル)と品質管理
3.1 各種環境規制概論
3.2 再生材の耐久性と劣化について
3.3 信頼性工学
3.3.1 再生材とバージン材
3.3.2 再生材を用いたポリマーアロイ設計における考え方
4.まとめ
【質疑応答】