触覚(ハプティクス)技術の基礎と応用展開、今後の動向 ~触知覚メカニズム、触覚の評価、触覚の計測・提示技術とその応用~
開催日 |
13:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 計測工学 感性工学 VR(仮想現実)/AR(拡張現実) |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
触知覚のメカニズムから、触覚の計測・評価方法、触覚センサ・触覚ディスプレイなどの触覚デバイスの実現方法、ハプティクスのXR等への応用について解説。
セミナー講師
佐藤 克成 先生 奈良女子大学 研究院 工学系 准教授 博士(情報理工学)
■経歴
2011年3月 東京大学大学院情報理工学系研究科博士後期課程修了(情報理工学博士)
2011年4月~ 日本学術振興会特別研究員(PD)
2013年4月~ 奈良女子大学研究院生活環境科学系講師
2020年12月~ 株式会社大阪ヒートクール取締役
2021年4月~ 同大研究院生活環境科学系准教授
2022年4月~ 同大研究院工学系准教授
■専門および得意な分野・研究
触覚情報伝達、触覚センサ、触覚ディスプレイ、温度感覚
■本テーマ関連学協会での活動
2018年4月~2022年3月 日本バーチャルリアリティ学会 理事
2022年1月~ 計測自動制御学会SI部門触覚部会 副査
2022年4月~ 日本バーチャルリアリティ学会 評議員
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
- 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナー趣旨
人は触覚を通して外界の対象が実在していることを認識している。また、道具を用いた作業や身体に対する危険の回避の実現、人の温もりから安心感を得るなどの役割・効果がある。そのため近年では、視覚と聴覚が中心であるバーチャルリアリティなどXRの分野において、触覚情報を記録し再生する技術の発展が望まれている。
本セミナーでは、はじめに触覚情報の記録・再生に必要となる人の触知覚メカニズムを概説する。次に、触知覚特性の解明のみならず触覚デバイスの評価にも応用可能な、触覚の評価方法を紹介する。そして触覚デバイスとして、センサ(計測)とディスプレイ(提示)の実現方法を紹介する。最後にXRおよびそれ以外の応用分野を概説し、今後の展望を示す。
受講対象・レベル
・現在触覚デバイスに関連している企業の研究・開発者
・今後触覚デバイスを扱うことを検討している企業の研究・開発者
習得できる知識
・人の触覚知覚メカニズムの基礎
・触覚の評価方法
・触覚の計測・提示手法
・触覚の応用分野
セミナープログラム
1.はじめに 触覚とは
1-1.日常生活における触覚の役割・効果
1-2.触覚の種類~皮膚感覚と固有受容感覚
1-3.触覚の情動性~人の心身に及ぼす影響
2.触覚の受容器と脳領域
2-1.機械受容器の種類と特性
2-2.温度受容器と痛覚受容器
2-3.体性感覚野と触覚に関わる脳部位
3.触覚の知覚
3-1.振動、圧、温度の閾値と身体部位
3-2.触覚知覚の時間特性
3-3.触覚知覚の空間特性
3-4.時空間の相互作用
3-5.多感覚相互作用性~視覚・聴覚と触覚
3-6.5つの材質感次元とその知覚
3-7.触覚における錯覚
4.触覚の評価方法
4-1.心理物理学的実験法~絶対閾と弁別閾の計測
4-2.感性評価の手法~心理量の定量化と生理反応の計測
4-3.触覚の分析方法とモデル化
5.触覚情報の計測技術
5-1.触覚センサの設計:完全触覚センサ
5-2.触覚情報の計測方法
5-3.触覚センサの研究事例
5-4.触覚センサの製品と活用事例~材質感の定量化
6.触覚情報の提示技術
6-1.触覚提示の方法
6-2.触覚ディスプレイの研究事例
6-3.触覚ディスプレイの製品事例
7.触覚技術の応用
7-1.XR分野における触覚技術
7-2.福祉分野における触覚技術
7-3.その他の分野における触覚技術
7-4.身体性メディアと今後の展望
<終了後、質疑応答>
■講演中のキーワード
触覚センサ、触覚ディスプレイ、触知覚、触覚受容器、評価手法