マイクロ流体デバイスを用いたリポソーム・脂質ナノ粒子作製 -基本原理から作製方法、大量製造に向けた最新の技術開発動向-

41,800 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 17:00 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 医薬品技術   ナノマイクロシステム   化学反応・プロセス
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

脂質ナノ粒子製剤で注目を集める"マイクロ流体デバイスを用いた作製方法"に特化したセミナー!
マイクロ流体デバイスの基本原理や脂質ナノ粒子の作製方法の基本を押さえた上で、【大量製造】に向けた現状の課題点と最新の技術動向に至るまで幅広く解説!

セミナー講師

  真栄城 正寿 先生   北海道大学 大学院工学研究院 

■経歴
2014年3月 九州大学大学院総合理工学府物質理工学専攻博士課程修了 博士(工学)
2014年4月 北海道大学大学院工学研究院 日本学術振興会特別研究員(PD)
2015年9月 北海道大学大学院工学研究院 助教
2021年4月 北海道大学大学院工学研究院 准教授
現在に至る
(兼任)
2018年7月 理化学研究所 放射光科学研究センター 客員研究員
2019年10月 JST さきがけ研究員
2022年4月 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 客員准教授
・受賞歴
2015年 第4回エヌエフ基金 研究開発奨励賞
2016年 平成27年度化学とマイクロ・ナノシステム学会若手優秀賞
2016年 2016年度日本分析化学会奨励賞
2017年 2016年度北海道分析化学奨励賞
2017年 平成28年度船井情報科学振興財団 研究奨励賞
2021年 2020年度 日本化学会北海道支部奨励賞
■専門および得意な分野・研究
マイクロ・ナノ化学、分析化学、化学工学
■本テーマ関連学協会での活動
化学とマイクロ・ナノシステム学会、日本DDS学会、日本分析化学会、化学工学会、日本細胞外小胞学会

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)。

    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
    ※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
    ※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
     必ずテストサイトからチェック下さい。
     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です

  • 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
  • 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
    セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
    尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
    ※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
    (見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
    こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

セミナー趣旨

  脂質ナノ粒子を用いた薬物および核酸送達技術・drug delivery systemは、ナノ医薬品開発にパラダイムシフトを起こしつつある。2018年には、承認されたオンパットロを皮切りに、2021年にはCOVID-19に対するmRNAワクチンが承認され、優れた感染予防および重症化予防効果を発揮している。本セミナーでは、脂質ナノ粒子製剤の開発において注目を集めているマイクロ流体デバイスを用いた脂質ナノ粒子作製について、歴史的背景や基本原理および最新の開発動向について、我々の研究成果を実例として紹介しながら解説する。

必要な予備知識

・リポソーム製剤の開発に関するガイドライン(平成28年3月28日)
・核酸(siRNA)搭載ナノ製剤に関するリフレクションペーパー(平成28年3月28日)

習得できる知識

・マイクロ流体デバイスを用いたLNP作製の背景と基礎知識
・LNP作製のためのマイクロ流体デバイスの設計指針
・マイクロ流体デバイスを用いた核酸送達用LNP作製法および評価
・マイクロ流体デバイスを用いたLNP大量生産技術の開発動向

セミナープログラム

1. 脂質ナノ粒子作製の基礎とマイクロ流体デバイスの概要
 1) 脂質ナノ粒子の基礎
 2) 脂質ナノ粒子の作製方法
 3) マイクロ流体デバイスの概要
 4) マイクロ流体デバイスの種類と作製方法
 5) マイクロ流体デバイス内での流体挙動
2. マイクロ流体デバイスを用いたリポソーム・脂質ナノ粒子作製の基礎
 1) マイクロ流体デバイスを用いた脂質ナノ粒子作製法の原理
 2) 脂質ナノ粒子作製用のマイクロ流体デバイスの特徴1-flow focusing流路
 3) 脂質ナノ粒子作製用のマイクロ流体デバイスの特徴2-ミキサー流路
 4) マイクロ流体デバイス内での脂質ナノ粒子形成過程
3. マイクロ流体デバイスの開発動向
 1) マイクロ流体デバイスの開発動向と研究例の紹介
 2) 脂質ナノ粒子形成過程に基づいたマイクロ流体デバイス設計例
 3) 脂質ナノ粒子製造機能を集積化したマイクロ流体デバイスの開発
 4) マイクロ・ナノ流路での脂質ナノ粒子の評価
4. マイクロ流体デバイスの応用例
 1) 核酸搭載脂質ナノ粒子の作製
 2) ゲノム編集への応用
 3) エクソソーム創薬への応用
 4) ウイルス様ナノ粒子作製への応用
 5) マイクロ流体デバイスの課題と展望
5. マイクロ流体デバイスを用いた脂質ナノ粒子の大量製造技術および開発動向
 1) 脂質ナノ粒子の大量製造法のコンセプト
 2) 高濃度脂質原料を用いた脂質ナノ粒子製造
 3) 集積化マイクロ流体デバイスによる脂質ナノ粒子製造

■講演中のキーワード
マイクロ流体デバイス、脂質ナノ粒子、LNP、リポソーム、核酸医薬、DDS