リグニンの構造と分析・可視化技術および分離・抽出、高機能化、利用技術【アーカイブ配信】

55,000 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

このセミナーの申込みは終了しました。


よくある質問はこちら

このセミナーについて質問する
開催日 0:00 ~ 23:59 
締めきりました
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 化学反応・プロセス   高分子・樹脂材料   分析・環境化学
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

こちらは3/23(木)実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます

セミナー講師

名古屋大学 大学院生命農学研究科 教授 農学博士 福島 和彦 氏

【ご専門】リグニン化学、バイオマス科学

【ご略歴】
 1990年名古屋大学大学院農学研究科博士後期課程修了、農学博士。
 1990年名古屋大学農学部助手、助教授を経て2004年より教授。
 1999年度日本木材学会賞受賞、リグニン学会副会長、元日本木材学会会長

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
  メールまたは郵送でのご案内となります。
  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

・こちらは3/23(木)実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。
・配信開始日までにセミナー資料(PDF形式)、閲覧用URLをお送りします。
・閲覧用データの編集は行っておりません。

 セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

セミナー趣旨

 2050年カーボンニュートラルな社会を実現するためには、化石資源の使用を抑え生物資源に極力置き換えていくこと、成長が速くバイオリファイナリーに適した植物を開発すること、木質バイオマスからリグニンを効率よく取り出し高度利用する技術を開発することなどが求められています。このような状況から、セルロースに次ぎ豊富に存在する天然高分子であるリグニンに寄せられる期待は日増しに大きくなっています。ここでは、リグニンの構造と分析・可視化技術および分離・抽出、高機能化、利用技術等、広範囲にわたるリグニン化学の基礎的知識を概説し、リグニン利用において鍵となる技術、社会実装するフェーズで注意すべき点などを解説します。

受講対象・レベル

「リグニンとは何か」を知りたい方、木質バイオリファイナリーに関心のある方、木材の有効利用に関心のある方

必要な予備知識

特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします

習得できる知識

リグニンとは何か?正確な知識が習得できる。リグニンを利用する上で鍵となる技術、社会実装するフェーズで注意すべきこと等の情報を得ることができる。

セミナープログラム

1.脱炭素社会構築に貢献する木質バイオマス利用
 1-1 日本は森林大国
 1-2 木質バイオマス利用による二酸化炭素削減効果

2.細胞壁中のリグニン
 2-1 分布
 2-2 呈色反応

3.植物の進化とリグニンの構造
 3-1 裸子植物
 3-2 被子植物
 3-3 異常材(あて材)

4.リグニンの生合成
 4-1 モノリグノールの生合成
 4-2 モノリグノール配糖体の役割
 4-3 モノリグノールの重合

5.リグニンの不均一形成の可視化
 5-1 紫外線顕微鏡法
 5-2 ミクロオートラジオグラフィー

6.リグニン化学構造の分析法
 6-1 アルカリニトロベンゼン酸化
 6-2 チオアシドリシス

7.TOF―SIMS(2次イオン質量分析)によるリグニンケミカルマッピング
 7-1 原理
 7-2 化学構造の可視化
 7-3 水溶性化合物の分布の可視化(Cryo TOF-SIMS)

8.リグニンの利用
 8-1 工業リグニンと天然リグニンの差異
 8-2 分離・抽出技術
 8-3 リグニンの化学修飾による高機能化
 8-4 機能性材料への変換とその例

9.今後の展望

リグニン,カーボンニュートラル,木質バイオマス,セルロース,セミナー,講演