ハイドロゲルの基本・設計のポイントと組織工学・再生医療分野への応用技術
開催日 |
13:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 再生医療等製品技術 高分子・樹脂材料 医療機器・医療材料技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
医療・化粧品・食品…とヘルスケア製品幅広く活用が進むハイドロゲルについて、"再生医療分野"に特化して解説!
ハイドロゲルの基本構造を学び、実際に再生医療の世界でどのような活用が出来るのか?技術はどこまで進んでいるのか?
セミナー講師
伊藤 大知 先生 東京大学 大学院医学系研究科 教授
■ご経歴
1996年3月 東京大学工学部化学システム工学科卒業
1998年3月 東京大学大学院工学系研究科 化学システム工学専攻修士課程修了
1998年4月-2001年3月 東レ(株)液晶材料技術部
2002年4月 日本学術振興会・特別研究員DC1
2004年9月 東京大学大学院工学系研究科 化学システム工学専攻博士課程修了
2004年10月- 2006年8月 米国マサチューセッツ工科大学化学工学科・博士研究員
2006年9月 東京大学大学院工学系研究科・助手
2007年4月 東京工業大学資源化学研究所・助教
2009年2月 東京大学大学院医学系研究科 附属疾患生命工学センター・准教授
2009年4月 東京大学大学院工学系研究科 化学システム工学専攻・准教授(兼担)
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング工学専攻・准教授(兼担)
2020年5月 東京大学大学院医学系研究科 附属疾患生命工学センター・教授
東京大学大学院工学系研究科 化学システム工学専攻・教授(兼担)
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング工学専攻・教授(兼担)
■ご専門および得意な分野・ご研究
化学工学、膜工学、高分子化学、バイオマテリアル
■本テーマ関連学協会でのご活動
化学工学会 膜学会 生物工学会
バイオマテリアル学会 再生医療学会 人工臓器学会、DDS学会
セミナー受講料
1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbps以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
セミナー趣旨
ハイドロゲルは、水を含んだ架橋高分子材料です。多糖類やタンパク質などの天然物やPEGなどの合成高分子を用いた、様々な機能性ハイドロゲルが開発されています。含水率が高いという性質から、一般的に生体適合性が非常に高い材料が多いのが特徴です。ハイドロゲル中の膨潤・分解、界面での接着性、バルクの硬さや柔らか・伸び、反応や温度変化・溶解等による液体や固体からのゲルの形成、ゲル中の移動物性、生体適合性など、様々な性質を踏まえて、適材適所で材料を設計することで、医療、化粧品、食品、ヘルスケア産業など、生体が関わる分野でますます重要性を増しています。本講座ではハイドロゲルの基礎から応用までをコンパクトにご紹介します。
習得できる知識
・ハイドロゲルの基礎
・組織工学/再生医療の基礎
・ハイドロゲルと細胞・組織との相互作用の基礎
・ハイドロゲルの組織工学/再生医療への研究例、応用例
セミナープログラム
1.ハイドロゲルの基本と設計
1-1 ハイドロゲルとは ーinjectableハイドロゲルを中心にー
1-2 骨格ポリマーと架橋反応
1-3 コンポジットハイドロゲル
1-4 ハイドロゲルの物性
1-4-1 プレカーサーポリマーの流動:溶液の性質
1-4-2 ヤング率、剛性率、破断ひずみ:固体の性質
1-5 アプリケーター
2.injectableハイドロゲルの組織工学・再生医療への応用
2-1 組織工学の3要素
2-2 細胞外マトリックス(ECM)
2-3 幹細胞の分化とマトリックス
2-4 ハイドロゲルと血管新生
2-5 心筋梗塞巣の修復治療
2-6 腱と靭帯の再生
2-7 膵島の封入と再生
2-8 軟骨・骨の再生
2-9 神経の再生
2-10 細胞・組織運搬材料
2-11 バイオインク
■講演中のキーワード
・Injectableハイドロゲル
・細胞外マトリックス(ECM)
・細胞
・再生医療
・組織工学