機械製品・部品寿命短期把握に必要な加速検証の進め方
開催日 |
13:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 新技術開発センター |
キーワード | 信頼性試験・加速試験 信頼性工学 技術マネジメント総合 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 職場・自宅 全国どこからでも参加できます。 「ZOOM」を使用します。 |
開発・設計に起因するクレーム削減に効果的な不具合検証期間短縮と効率化を実現
事前に故障前兆候と寿命を把握し不具合発生前に適切に交換対応できる短期検証実施法例をご紹介致します。
セミナー講師
伊豫部将三 氏
伊豫部技術士事務所所長
技術士(機械部門)
設計力向上委員会代表
富士重工(株)生産技術部門へ17年間勤務後,1974年(昭和49年)伊豫部技術士事務所を開設,工場生産合理化・IE改善業務,技術開発・製品設計部門・生産技術部門改善等のコンサルタントとして活躍中。海外企業の指導経験も豊富。(社)日本技術士会・機械部長,理事を歴任。
セミナー受講料
25,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。
セミナー趣旨
昨年2月後半始まったロシアによるウクライナ侵攻で景気低迷・輸出減少の影響は、日本へも波及し多くの企業で技術部門もリストラによるスリム化と業務効率化への取組みが広く始まっています。また多くの製造業で市場・客先クレーム対策費用は売上の2%を超え、その原因が開発、設計不具合に起因が70%を越える現実があります。その実態はクレームの約25%は納品検収後1ケ月以内に、40%近くが3ケ月以内に、約50%が6ケ月以内に、約70%が無償保証期間である1年以内に発生している共通実態があります。
また中国、インドを始めとする新興国製品と低価格、短納期競争に晒されながら客先からの高い品質要求に応えるには、開発、設計不具合によるクレーム削減が急務となっています。
機械系製品不具合原因の約80%近くは、①・振動・衝撃劣化、②・疲労劣化、③・腐食劣化、④・摩擦・摩耗劣化、⑤・低周波揺動・ねじれ劣化、⑥・熱衝撃劣化、等が占め、電気計装・制御系製品の不具合では、①・落雷・高圧サージ劣化、②・水滴付着劣化、③・静電気放電劣化、④・電磁ノイズ劣化、⑤・過負荷発熱劣化、⑥・装着部品ワイヤ振動劣化断線、⑦・膨張収縮劣化半田剥離、等が90%近くを占める共通実態があります。
前記不具合原因によるクレームを減らすには、客先やエンドユーザで不具合が起こる前に問題個所や部品を適切に事前交換対応する必要が有ります。そのためには製品出荷前の開発、設計、製造段階時点で加速検証等により故障前兆候と寿命および経過年数毎の信頼度値を把握し、不具合発生前適切に交換措置へ対応することが大切となります。
不具合把握を10倍に加速すれば所要期間を10分の1に短縮が可能になります。簡単に言えば18日間有れば、6ケ月以内に発生する約50%のクレーム防止へ事前対処が可能になります。また100倍に加速すれば、所要期間を100分の1に短縮が可能となります。つまり2日間有れば、同様に6ケ月以内に発生するクレーム防止へ事前対応措置が可能になります。
本セミナーでは、講師が長年のコンサルタント経験の中で実施してきたクレーム削減で検証期間を短縮する具体的な加速検証実施方法のご紹介に重点を置いて、必要な「基本仕様での寿命および信頼度目標値設定法」、「故障予測の実施法」、「加速検証条件の設定法」、「不具合加速検証実施の展開法」、等の具体的進め方の例を、判り易く簡単な演習を交え解説指導致します。また今回セミナーではテキストに「不具合加速検証実施法展開」に繋げる上で必要な「基本仕様51事例入りCD-ROM」および「故障解析51事例入りCD-ROM」を一緒に配布致します。
この機会に開発、設計不具合等によるクレーム削減で検証期間の短縮取り組み法にお悩みの管理者・リーダーとベテラン実務担当者のご参加を是非お勧め致します。
セミナーのポイント
- 開発、設計所要期間短縮と、手戻り負担軽減に必要な従来開発・設計見直しのポイント
- 検証期間を「10分の1」以下に大幅短縮する不具合加速検証取り組みのポイント
- 不具合加速検証取り組みに必要な「製品基本仕様」作成のポイント
- 不具合加速検証取り組みに必要な「製品故障解析」作成のポイント
- 不具合加速検証取り組みに必要な「故障予測および検証条件設定」作成のポイント
- 不具合加速検証取り組みに必要な「不具合加速検証実施法展開」作成のポイント
- 簡単な課題による「製品基本仕様」作成事例による修得
- 簡単な課題による「製品故障解析」作成事例による修得
- 簡単な「故障予測および検証条件」設定事例による修得
- 簡単な「不具合加速検証実施法展開」事例による修得
セミナープログラム
- 開発、設計所要期間短縮と、手戻り負担軽減に必要な従来開発・設計見直し法
- 従来開発、設計法見直しによる所要期間大幅短縮と手戻り負担軽減への取り組み法
- 短納期と低価格要求に応えながら開発、設計不具合に起因するクレーム削減の実現法
- 所要期間を大幅短縮しながらクレーム削減に必要な不具合加速検証の具体的実施方法
- 検証期間を「10分の1」以下に大幅短縮する不具合加速検証取り組み法
- 機械製品不具合加速検証実施法の原理と、大幅期間短縮化とは
- 温度で劣化を加速する検証短縮法には
- 負荷で劣化を加速する検証短縮法には
- 不具合加速検証取り組みに必要な「製品基本仕様」作成法
- 不具合加速検証取り組みに必要な「製品基本仕様」作成の要件とは
- 要求機能、性能、特性、設計条件(目標寿命および信頼度値)で設定すべき内容とは
- 「製品基本仕様」作成事例紹介
- 不具合加速検証取り組みに必要な「製品故障解析」作成法
- 不具合加速検証取り組みに必要な「製品故障解析」作成の要件とは
- 予測される故障現象、機能上の影響、損害の大きさ、放置時の影響、想定される原因、他
- 「製品故障解析」作成事例紹介
- 不具合加速検証取り組みに必要な「故障予測および検証条件設定」作成法
- 不具合加速検証取り組みに必要な「故障予測および検証条件設定」の要件とは
- 必要な「検証必要項目(振動・衝撃、他)」と「目標寿命および信頼度値」と「検証条件(加速係数、他)」のアイテムと設定すべき数値、等は
- 簡単な「故障予測および検証条件」事例紹介
- 不具合加速検証取り組みに必要な「不具合加速検証実施法展開」作成法
- 不具合加速検証取り組みに必要な「不具合加速検証実施法展開」の要件とは
- データ採取が必要なサンプル数、他の数値類設定法、等は
- 簡単な「不具合加速検証実施法展開」事例紹介
◎ 質疑応答