廃プラスチック高度リサイクルのための光学識別技術 ~廃プラスチックの選別回収に活用できる各種光学識別技術の最新動向と課題~
開催日 |
12:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 高分子・樹脂材料 省資源 光学技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
基礎となる分光測定法につき解説することから始め、廃プラスチックの選別回収に活用できる各種光学識別技術を概観し、その最新動向や課題を展望する。
セミナー講師
河済 博文 先生 (公財)九州先端科学技術研究所 産学官共創推進室 特別研究員
■ご略歴
1980年 九州大学大学院総合理工学研究科助手
1995年 近畿大学九州工学部助教授
2004年 近畿大学産業理工学部教授
2015年~2017年 九州大学大学院工学府客員教授
2022年4月より 近畿大学名誉教授・(公財)九州先端科学技術研究所特別研究員
■ご専門および得意な分野・研究
光計測技術の廃プラスチック識別、生体関連物質分析、環境分析への応用
■本テーマ関連学協会でのご活動
所属学会:廃棄物資源循環学会・日本化学会・日本分析化学会・日本分光学会
プラスチックリサイクル化学研究会技術功績賞
「ラマン散乱識別を活用した高性能廃プラスチックリサイクルシステムの開発」2017年 招待講演
自動車技術会2014春季大会「シュレッダーダストからの有価プラスチック回収」2014年5月
日本学術振興会素材プロセシング第69委員会
「家電・自動車リサイクル法での最終残渣プラスチックのマテリアルリサイクル」2019年11月
(一社)日本産業機械工業会「光学識別法を用いる次世代ソーティング機器の開発動向」2019年12月
日本分析化学会高分子分析研究懇談会第406回例会
「プラスチックリサイクルでの分光測定の活用―大量光学識別装置開発」2021年11月
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbps以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、 Zoomでカメラ・マイクが
使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
- 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナー趣旨
廃プラスチックのリサイクルニーズの高まりから、より高度化された選別回収法が求められている。光学識別法は、その原理から単一成分を高純度で回収(あるいは除去)することができるが、光の波長が異なれば全く様相が異なり、その特徴を理解して使いこなす必要がある。本セミナーでは、基礎となる分光測定法につき解説することから始め、廃プラスチックの選別回収に活用できる各種光学識別技術を概観し、その最新動向や課題を展望する。
受講対象・レベル
・プラスチックのリサイクル、特にマテリアルリサイクルが必要な企業の技術者、企画担当者
・プラスチック選別回収、再生樹脂の利用・流通に関わる方
・プラスチックリサイクルに興味のある方
必要な予備知識
光のエネルギーと波長の関係(高校物理程度)
【ネットで読める発表者の著書】
河済博文「光学識別法を用いる次世代ソーティング機器の開発動向」
廃棄物資源循環学会誌、29(2)、125-132、2018.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mcwmr/29/2/29_125/_pdf/-char/ja
習得できる知識
・光学識別の基礎となる分光測定の概要
・各種の光学識別技術の特徴と適用例
・光学識別におけるデータ処理技術
セミナープログラム
1. イントロ~光学識別が必要とされる廃プラスチックリサイクルの現状
a)光学識別が必須のマテリアルリサイクル
b)ケミカル・サーマルリサイクルでも必要な光学識別
c)様々な形態の「廃プラスチック」にも光学識別
2. 基礎となる分光測定
a)光の波長と識別技術の関係
b)識別に適した分光測定技術
3. 廃プラスチックの各種光学識別技術~特徴と課題
a)近赤外吸収~廃プラスチック識別の標準
b)中赤外吸収~黒色プラスチック識別のニーズに応える
c)ラマン散乱~その原理から高い精度が必要なら
d)テラヘルツ~将来が期待される新技術
e)Ⅹ線~古くて新しく用途も多様
4. 光学識別のデータ処理技術
a)回収品の純度を向上させるには
b)機械学習をどう使うか
5. まとめと質疑応答
■講演中のキーワード
分光測定・近赤外・中赤外・ラマン散乱・テラヘルツ・X線・データ解析