リチウムイオン電池におけるリサイクルの現状と法規制・業界動向
開催日 |
12:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 省資源 電気化学 環境規格 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
EU電池指令等の関連する法規制や、対象となる材料及び処理プロセス、市場・処理現場における実態、リサイクル・リユース技術の開発状況およびそれらをふまえた課題まで、現状を網羅的に把握できます。
セミナー講師
(株)GSユアサ 産業電池製造部 品質管理グループ 鹿島 理 先生
■ご略歴
JEMA蓄電システム業務専門委員会の委員として、リチウムイオン電池搭載蓄電システムのリサイクルに関する業界活動
BAJ再資源化委員会の委員として、アルカリ蓄電池、リチウムイオン電池の再資源化に関する業界活動
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbps以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、 Zoomでカメラ・マイクが
使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
- 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナー趣旨
蓄電池は従来から様々な用途で使用されており、鉛蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池やニッケル・水素蓄電池等のアルカリ蓄電池、近年はリチウムイオン蓄電池と多様な種類が存在する。これらは使用する材料が様々であり、リサイクルを行うには、その材料に適した方法が必要となるため、正しく回収する必要がある。
また、製品の廃棄やリサイクルには法規制も深く関わっており、関係者は自身の立場を理解した上で、適正な処理を行う義務が生じる。
【講演のねらい】
リチウムイオン蓄電池の登場は新しい製品を誕生させ、蓄電池の用途を飛躍的に拡大させている。一方、多種多様な材質の使用や電解液の可燃性等の特徴から、市場・リサイクル処理工程での事故や課題も多く聞かれる。
本講演では、従来蓄電池とリチウムイオン蓄電池を対比しながら、蓄電池の廃棄やリサイクルに関する法規制、処理の実態や技術動向、そこで見られる課題等の現状について、主に初級者を念頭に俯瞰・概説する。
受講対象・レベル
・リチウムイオン電池を使用する機器の設計に携わっている方
・リチウムイオン電池及び使用機器の販売に携わっている方
・リチウムイオン電池の処理にお困りの方
・リチウムイオン電池のリサイクル市場への参入をお考えの方
など
習得できる知識
・蓄電池、リサイクル関連法令、蓄電池のリサイクルシステムと処理工程
・リサイクル技術、市場実態や制度と課題
セミナープログラム
1.蓄電池の基礎
1) 蓄電池の原理
起電力が発生する原理について解説する。
2) 蓄電池の歴史
ガルバニ電池からリチウムイオン蓄電池までの蓄電池の歴史を解説する。
3) 蓄電池の構造と反応式
鉛蓄電池、アルカリ蓄電池、リチウムイオン蓄電池の構造や材質、反応式を解説する。
2.電池・リサイクルにかかわる関連法令
1) リサイクル関連の法体系
リサイクルに必要な法令の体系を解説する。
2) 廃掃法の概要
廃掃法のうち、産業廃棄物等の種類、廃棄物処理業、広域認定制度等の廃棄物の回収・リサイクルに必要な事項を
解説する。
3) 資源有効利用促進法の概要
資源有効利用促進法のうち、蓄電池が関連する指定再資源化製品等の枠組みについて解説する。
4) 個別リサイクル法の概要
個別リサイクル法のうち、蓄電池が関連する自動車リサイクル法、小型家電リサイクル法の概要を解説する。
5) EU電池指令と電池規則(案)
EU電池指令と資源有効利用促進法との違いや公表されている電池規則(案)についての概要を解説する。
3.蓄電池のリサイクル
1) 蓄電池のリサイクルシステム
小型二次電池や始動用鉛蓄電池、車載用リチウムイオン電池等、
現在、運用されているリサイクルシステムの概要や設立の背景について解説する。
2) 蓄電池の処理工程の概要
リサイクラーで行われている一般的な蓄電池処理工程の概要について解説する。
3) 鉛蓄電池の処理
一般的な鉛蓄電池の処理工程について解説する。
4) アルカリ蓄電池の処理
一般的なアルカリ蓄電池の処理工程について解説する。
5) リチウムイオン蓄電池の処理
一般的なリチウムイオン蓄電池の処理工程について解説する。
6) リチウムイオン蓄電池の処理方法の種類
鉄・レアメタル等リサイクル対象となる材料とその処理方法について解説する。
7) 蓄電池の販売量と回収量
各業界が公表している各種蓄電池の販売量と回収量を解説する。
8) 蓄電池の資源価値と課題
各種蓄電池の資源価値や処理における経済性、そこに存在する課題について解説する。
4.リチウムイオン蓄電池のリサイクル・リユース技術の開発状況・課題
リチウムイオン蓄電池について、公表されている研究報告から、最新のリサイクル技術、
リユース技術を紹介する。
5.リチウムイオン蓄電池リサイクルにおける市場・現場の実態と課題
現状の安全性の実態やリサイクル現場で起こっている問題、法規制や制度面での動きについて解説する。
1) 市場で発生している事故
市場で発生しているリチウムイオン蓄電池の事故の状況を解説する。
2) リサイクル処理工程中に発生する事故とその原因
処理工程中に発生しているリチウムイオン蓄電池の事故状況とその原因を解説する。
3) リチウムイオン蓄電池リサイクルにおける制度面での動きと課題
民生用、車載用といった用途毎に見られる、法規制の動向および技術的・経済的・制度的な課題について
解説する。
<質疑応答>