エポキシ樹脂全般の知識とリサイクル技術

27,500 円(税込)

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開催日 オンデマンド
収録時間 261分
主催者 シーエムシー・リサーチ
キーワード 高分子・樹脂材料   分析・環境化学   省資源
開催エリア 全国

エポキシ樹脂とその硬化剤の基礎的な知識から配合設計に有用な分析手法、反応解析法まで、具体例を挙げて詳説!

エポキシ樹脂を使った使用済製品のリサイクル技術の動向も紹介

セミナー講師

柴田 勝司 氏  溶解技術㈱ 代表取締役 博士(工学)

【講師経歴】
 1980年 京都大学 工学部 合成化学科 卒業
 1980年 日立化成工業㈱ 入社
 1981年代~2014年 日立化成工業㈱の研究所に在籍
 2014年 博士(工学)取得 熊本大学
 2015年 日立化成工業㈱を定年退職
 2016年 溶解技術㈱を設立

【研究歴】
 1980年代 プリント配線板用エポキシ樹脂
 1990年代 エポキシ樹脂接着フィルム
 2000年以降 熱硬化性樹脂複合材料リサイクル技術

【所属学会】
 高分子学会、日本化学会

【共著書】
 エポキシ樹脂技術協会編“総説エポキシ樹脂 最近の進歩Ⅰ”、第6章第1節”
 エポキシ樹脂複合材料のリサイクル技術”p.195-201 エポキシ樹脂技術協会 (2009)

セミナー受講料

27,500円(税込) * 資料付

受講について

【このセミナーはオンデマンドセミナーです】
ネット環境さえあれば、お好きな場所、お好きな時間に、何度でも受講できます!

  • 受講開始日より2週間、繰り返して視聴できます。
  • タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー資料はPDFで配布いたします。

セミナー趣旨

 エポキシ樹脂はこれまで主流であった土木建築、接着剤、電気絶縁材などの用途に加えて、自動車用、航空機用などにも用途が広がっている。しかしながら、エポキシ樹脂硬化物の物性は用いる硬化剤によって大きく左右されるため、それぞれの用途に相応しい樹脂設計は、非常に困難になっている。
 本セミナーでは、エポキシ樹脂並びにその硬化剤の基礎的な知識だけではなく、エポキシ樹脂配合を設計するにあたって有用な分析手法、反応解析法などを、具体例を挙げて詳説する。さらに、エポキシ樹脂を使った使用済み製品のリサイクル技術の動向についても紹介する。

習得できる知識

・エポキシ樹脂並びにその硬化剤の基礎的な知識
・エポキシ樹脂配合設計に有用な分析手法、反応解析法
・エポキシ樹脂を使った使用済製品のリサイクル技術の動向
・エポキシ樹脂・硬化剤の安全性
など

セミナープログラム

1. 緒言
 1.1 エポキシ樹脂の定義
 1.2 エポキシ樹脂の歴史
 1.3 世界の需要
 1.4 他の樹脂系との比較
  
2. エポキシ樹脂
 2.1 エポキシ樹脂の分類
 2.2 汎用エポキシ樹脂
 2.3 特殊エポキシ樹脂
  
3. 硬化剤
 3.1 アミン系
 3.2 酸無水物系
 3.3 フェノール系
 3.4 イミダゾール系
 3.5 ポリチオール系
  
4. 硬化促進剤
 4.1 アミン系
 4.2 イミダゾール系
 4.3 紫外線(UV)硬化用
 4.4 電子線(EB)硬化用
  
5. 変性剤,添加剤
 5.1 エラストマー
 5.2 難燃剤
 5.3 カップリング剤
 5.4 無機充填材
 5.5 希釈剤
  
6. エポキシ樹脂,硬化剤の評価法
 6.1 赤外分光法(IR)
 6.2 核磁気共鳴法(NMR)
 6.3 高速液体クロマトグラフィ(HLC)
 6.4 ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)
  
7. 硬化性の評価法
 7.1 ゲル化時間
 7.2 赤外分光法(IR)
 7.3 示差走査熱量計(DSC)
  
8. モデル化合物による反応解析
 8.1 モデル化合物とは?
 8.2 モデル化合物の選定
 8.3 HLCによる反応解析
 8.4 NMRによる生成物の同定
  
9. 硬化物の分析
 9.1 無溶媒ワニスからの樹脂板の作製
 9.2 溶媒含有ワニスからの樹脂板の作製
 9.3 機械的性質
 9.4 粘弾性解析(VEA)
 9.5 熱機械分析(TMA)
 9.6 熱重量分析(TGA)
 9.7 熱分解ガスクロマトグラフィ質量分析(Py-GC-MS)
 9.8 解重合生成物分析-HLC,NMR,GC-MS
  
10. 各種硬化剤の用途
 10.1 アミン類
 10.2 カルボン酸
 10.3 酸無水物
 10.4 フェノール類
  
11. リサイクル技術
 11.1 リサイクル技術の比較
 11.2 熱分解法
 11.3 薬品による分解
 11.4 加溶媒分解法
 11.5 超臨界流体法
 11.6 再利用技術
  
12. エポキシ樹脂,硬化剤の安全性
 12.1 人体有害性
 12.2 環境汚染性
  
13. 結言
 13.1 結論
 13.2 今後の課題