研究所の生産性を高める
開催日 | オンデマンド |
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主催者 | 株式会社 新社会システム総合研究所 |
キーワード | 技術マネジメント総合 組織開発 事業戦略 |
開催エリア | 全国 |
〜「テーマ変革」、「戦略再構築」、「組織活力革新」の3アプローチ〜
開催日:2023年 8月30日(水)
セミナー講師
株式会社日本能率協会コンサルティングシニア・コンサルタント木村 壽男(きむら ひさお) 氏1983年3月 京都大学農学部食品工学科 卒業後、企業の研究所勤務を経て、1997年に(株)日本能率協会コンサルティング入社。 「技術を核とした経営革新」をメインテーマとし、企業ビジョン・戦略の策定とその実現に向けた研究開発革新、新製品開発力強化、事業戦略・技術戦略策定の分野でのコンサルティング、研修、講演を行っている。 (2004〜2013年 京都大学 産官学連携本部 産官学連携フェロー) (兼務) (2010〜2015年 青山学院大学大学院理工学研究科・非常勤講師(研究開発特論)) (〃) 代表図書に「研究開発を変える」(同友館、2020年)がある。
セミナー受講料
1名につき 33,220円(税込)同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
収録時間 3時間51分 テキストデータ(PDFデータ)つき■セミナーオンデマンドについて<1>収録動画をVimeoにて配信致します。<2>動画の配信期間は公開日より2週間ですので、その間にご視聴ください。 2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴可能です。
セミナー趣旨
研究所の企業成長への貢献に対する経営者の期待は高く、研究開発投資が右肩上がりの企業は数多く存在します。しかしながら、その期待に十分に応えられている研究所は少数派であるのが実情です。つまり、大半の研究所にとって「生産性」(投資対成果)の変革は極めて大きな課題となっています。本セミナーでは、その課題解決に向けて重要となる以下の取り組みについて詳説いたします。 ・研究開発テーマ評価による投資対象テーマの厳選 (超短期策、テーマ変革1) ・新製品・新事業テーマの組織的創造プロセスづくり (短期策、テーマ変革2) ・研究所戦略の再構築への取り組み (中期策) ・「R&D活力」革新 (長期策)
習得できる知識
1.研究所を取り巻く環境と生産性問題2.研究所の生産性の測定方法3.生産性を高めるための3つのアプローチ
セミナープログラム
1.生産性問題を抱える研究所が多い (1)イノベーションのジレンマに陥っている日本企業 (2)日本企業の研究開発の実態 (3)研究所の生産性の測定と診断 (4)同生産性を高める3つのアプローチ -“Static R&D” から “Dynamic R&D” へ2.研究開発(研究所)の企業成長への貢献度が最終的に生産性を決める (1)研究開発(研究所)の最大の使命は新製品・新事業の創造 (2)継続的な新製品・新事業創出により成長を続けている企業・事業 (ソニーグループ、中外製薬/第一三共、富士フイルム・ヘルスケア、東レ・炭素繊維事業 他)3.R&Dテーマ評価システム再構築・運用による「選択と集中」 -経営資源の最適配分 (1)R&D成果低迷の大きな要因の1つは取り組みテーマの総花化 (2)既存のR&Dテーマ評価手法の概要と特徴 (3)「FVE(Future Value Evaluation:未来価値評価)法」の解説 (4)FVE法によるR&Dテーマ評価の実践4.新製品・新事業テーマの組織的創造プロセス革新 -アウトプット(成果)を高める (1)“0から1”を生み出す新製品・新事業テーマ創造プロセス革新 【“川上”プロセス】 (2)CF(カスタマー・フォーカス)を機軸とした事業化構想・企画プロセス革新 【“川下”プロセス】5.研究所戦略の再構築 -生産性革新目標を機軸に (1)成長戦略が研究開発戦略(研究所戦略)の源 (2)成長戦略の策定に研究所が貢献する (3)全社研究開発戦略を研究所戦略に落とし込む6.「R&D活力」 革新により研究所生産性の維持・向上の長期の礎を築く (1)未来の研究所生産性を決定する7つの「R&D活力」 ①ビジョン・戦略 ②テーマ創造力 ③事業化プロセス力 ④オープンイノベーション ⑤技術力 ⑥R&D人材力 ⑦革新的組織風土 (2)「R&D活力診断」 の概説 (3)診断結果を活用した組織革新の実践 7.研究所の生産性向上への組織的アクション