【Live配信セミナー】海洋分解性プラスチックへの分解開始スイッチ機能の付与

60,500 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:15 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 高分子・樹脂材料   汚染物質排出抑制技術   環境規格
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いませんLive配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。

★ 微生物、光をトリガーとした機構の導入! 分解性と強度の両立!

セミナー講師

1.大阪大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 教授 博士(工学) 宇山 浩 氏 2.東京大学 大学院新領域創成科学研究科 特任助教 博士(工学) 安藤 翔太 氏 3. (国研)産業技術総合研究所  主任研究員 博士(工学) 中山 敦好 氏,研究員 日野 彰大 氏

セミナー受講料

1名につき 60,500円(消費税込、資料付)〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

受講、配布資料などについて

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。 → https://zoom.us/test
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  • セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
  • 複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

セミナープログラム

【10:30-12:00】 1.海洋生分解機能発現の材料設計とスイッチ機能の付与大阪大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 教授 博士(工学) 宇山 浩 氏  

講座の趣旨】 近年、マイクロプラスチックの海洋汚染が深刻になっている。プラスチックごみの中でも、とりわけ海洋へ流出する可能性が高いワンウェイ用途のプラスチックについては、海洋へ流出しても環境への負荷が小さい素材(海洋生分解性プラスチック)へ代替することが社会的に切望されている。 本講では海の微生物が表面に付着することで分解を開始するスイッチ機能を搭載したプラスチックや、その社会実装に向けた取り組みについて解説する。

1.多糖類の基礎 1.1 デンプン 1.2 セルロース2.プラスチック/多糖類複合材料 2.1 複合材料の基礎 2.2 プラスチック/セルロース複合材料3.デンプン配合海洋生分解プラスチック 3.1 デンプンとセルロースナノファイバー、生分解性プラスチックの複合化 3.2 多糖類をトリガーとするスイッチ機能の付与 3.3 海洋生分解のメカニズム 3.4 耐水性、耐衝撃性等の向上 3.5 MBBP開発プラットフォーム4.社会課題解決に向けて 4.1 カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミーとの関連 4.2 海洋プラスチックごみ問題との関連 【質疑応答】

【13:00-14:30】2.ポリロタキサンを活用したポリマー材料の強靭化と分解スイッチ機能の付与東京大学 大学院新領域創成科学研究科 特任助教 博士(工学) 安藤 翔太 氏

講座の趣旨】高分子材料では、強靭性と分解性はトレードオフの関係にあり、両者を同時に実現することは一般的に困難である。我々は、ポリロタキサンを様々な高分子材料の添加剤として利用することで、高分子材料の強靭性と海洋生分解性を同時に向上することを目指している。ポリロタキサンは、ネックレス状の超分子であり、環状分子がスライドすることで局所的な応力を分散し、亀裂の進展を抑え、材料の引き裂き強度などを向上することが知られている。また、ポリロタキサンはシクロデキストリンやポリカプロラクトンなどの海洋生分解性の分子から構成されていることから、添加剤として利用することで、高分子材料の生分解性を促進することが期待できる。本講では我々の研究成果を中心に解説する。

1.ポリロタキサンについて 1.1 滑車効果による応力分散と伸長性、強靭性 1.2 海水分解性2.UV照射によるマルチロック分解 2.1 ポリロタキサン架橋による使用環境かでの強靭化 2.2 光照射によるポリロタキサン構造の分解 2.3 分解菌による生分解の加速3.ポリマーの強靭化と分解性の両立事例 3.1 ポリエステル 3.2 ポリウレタン【質疑応答】 

【14:45-16:15】3.光増感剤を用いた海洋生分解性プラスチックの分解制御と分解性評価(国研)産業技術総合研究所 主任研究員,神戸大学 客員教授 博士(工学) 中山 敦好 氏【専門】高分子化学 (国研)産業技術総合研究所 研究員 日野 彰大 氏【専門】高分子化学・超分子化学

習得できる知識】新規な生分解性プラスチック開発の現状・方向性、生分解速度に影響する材料側の因子と環境因子、生分解スイッチの考え方、生分解性プラの海洋生分解、海洋生分解性評価法など

講座の趣旨】海洋プラスチックごみ問題を解決する方策の一つして、生分解性プラスチックが期待されています。その使われ方は、包装材料のように不本意ながらごみ化する用途と肥料や水産用資材のように海洋ごみ化があらかじめ予想される分野とがあり、それぞれ想定される生分解材料も異なります。迅速な社会実装を進めるために、どのような材料、技術が求められるのか、考えたいと思います。

1.生分解性プラスチック(中山 氏) 1.1 開発が進む新規生分解性プラスチック 1.2 高分子構造と生分解性 1.3 生分解の制御2.海洋生分解性の評価法(中山 氏) 2.1 ISOの各種生分解試験法 2.2 ラボ生分解試験/簡易試験法と国際標準法 2.3 フィールド試験3.環境中での生分解(中山 氏) 3.1 土壌中での生分解 3.2 海水中での生分解4.光による生分解性制御(日野 氏) 4.1 無機系光触媒を用いた場合 4.2 有機系光増感剤を用いた場合 4.3 活用が期待される分野5.生分解性プラへの期待(中山 氏)【質疑応答】