CO2固体吸収剤の開発と性能評価

60,500 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:15 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 化学技術   化学反応・プロセス
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません

★ アミンの揮発を防ぎ、耐久性を維持するには?★ 各国の固体吸収剤のトレンドを探る! 

セミナー講師

1.東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 助教 博士(工学)小玉 聡 氏2. 東京学芸大学 広域自然科学講座 環境科学分野 教授 博士(工学)佐藤 公法 氏3.(株)KRI 環境化学プロセス研究部 主任研究員 白石 浩憲 氏

セミナー受講料

1名につき60,500円(消費税込、資料付)〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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  • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

セミナープログラム

【10:30-12:00】

1.アミン揮発を抑制したCO2固体吸収剤の開発

●講師 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 助教 博士(工学)小玉 聡 氏

【ご略歴】化学工学会 環境部会

【講座の趣旨】はじめに、CO2分離回収技術の概要、技術目標に付いて解説する。CO2分離回収技術の中でも、近い将来において低コスト・省エネルギーでCO2を分離できると期待される固体吸収剤の概要、およびその吸収モデルについて解説する。更に、我々が開発している、アミンの揮発を抑制した固体吸収剤の詳細について述べるとともに、最近の研究内容についても紹介する。

1.CO2分離回収技術 1.1 背景 1.2 CO2分離回収技術の研究開発動向と技術目標2.CO2固体吸収剤 2.1 特徴と課題 2.2 開発の歴史 2.3 イオン液体の混合によるアミン揮発抑制の方法と評価 2.4 吸収モデル 2.5 講師による最近の研究内容の紹介(電場の利用)3.今後の展望とまとめ 3.1 DACへの応用と課題 3.2 プロセス評価の例と解説 3.3 まとめ【質疑応答】

【13:00-14:30】

2.安価で環境負荷の少ない粘土鉱物を用いた二酸化炭素固体吸収剤の開発

●講師 東京学芸大学 広域自然科学講座 環境科学分野 教授 博士(工学)佐藤 公法 氏

【習得できる知識】世界各国の二酸化炭素固体吸収材開発の取り組みについて俯瞰できる.固体への二酸化炭素吸収のメカニズムについて分子レベルで理解できる.固体からの二酸化炭素分離および再生のメカニズムについて分子レベルで理解できる.粘土鉱物あるいは無機層状化合物の構造について理解できる.粘土鉱物あるいは無機層状化合物の物性について理解できる.

【講座の趣旨】資源的に安定で安価,さらには環境負荷がない粘土鉱物を用いた二酸化炭素固体吸収材の開発を進めている.本講座では簡便な環境下で二酸化炭素を吸収・分離し,さらには繰り返し再生を達成する次世代型の二酸化炭素固体吸収材について紹介する.スチーム等を用いずに常温・常圧で高い吸収量を達成する固体吸収材,熱を用いずに二酸化炭素を分離する固体吸収材について述べる.さらに上記機能を発現させるための局所構造,材料設計の指針についても触れる.

1.粘土鉱物について 1.1 局所構造と物性 1.2 放射性セシウムなどに対する吸着特性 1.3 粘土鉱物と二酸化炭素の相互作用2.二酸化炭素固体吸収材について 2.1 二酸化炭素吸収・分離・回収・再生のサイクル 2.2 各国の二酸化炭素固体吸収材開発の取り組み 2.3 固体吸収材に求められる性能3.材料設計の指針 3.1 オングストロームスケールの層間 3.2 ナノシートエッジとステップ 3.3 核生成,ナノ結晶化,結晶成長 3.4 水を使わない二酸化炭素吸収 3.5 熱を使わない二酸化炭素分離【質疑応答】

【14:45-16:15】

3.大気中の直接CO2回収(DAC)に用いる固体吸収材の評価とプロセス開発

●講師 (株)KRI 環境化学プロセス研究部 主任研究員 白石 浩憲 氏

【習得できる知識】DACプロセスや固体吸収材に関する基礎知識、実用的な吸収材の性能評価手法、プロセス開発の進め方やプロセス設計・経済性評価の考え方

【講座の趣旨】カーボンニュートラル社会の実現に不可欠とされる大気中からのCO2直接回収(DAC)プロセスにおいてキーマテリアルとなるのが固体吸収材です。DACプロセスの社会実装のために高性能な固体吸収材の開発と経済的なプロセスの構築が待望されています。本講座では、プロセス設計を目的とした固体吸収材の性能評価手法と、得られたデータから経済的なプロセスを開発するための手法や事例をご紹介します。

1.DACプロセスと固体吸収材について 1.1 ネガティブエミッション技術の役割 1.2 DACプロセスの概要 1.3 各種CO2回収技術の比較と固体吸収材の特長 1.4 固体吸収材の開発トレンドと技術課題2.固体吸収材の評価手法 2.1 熱天秤を用いた性能評価 2.2 ガス吸着装置を用いた性能評価 2.3 破過試験による性能評価 2.4 KRIにて開発したCO2吸着サイクル評価装置3.性能評価データを用いたプロセス開発 3.1 プロセス開発の進め方 3.2 吸着プロセス設計の基礎 3.3 DACプロセスの特性 3.4 DACプロセスの経済性評価【質疑応答】