機械設計のための応力解析の入門:理論と実践の架け橋【オンデマンド】
開催日 | オンデマンド |
---|---|
主催者 | 有限会社 アイトップ |
キーワード | 機械材料 機械設計 CAE/シミュレーション |
開催エリア | 全国 |
ご視聴開始日から7日間視聴し放題!
・数式は最小限に抑え、なるべく分かりやすく工夫して言葉で解説致しますので初心者でも安心です。・文系・数学・データサイエンス・電気電子工学・化学など機械工学以外のご出身のかたにも分かりやすく解説致します!
※ご視聴開始から、7日間ご視聴いただけます。 お申込みの際、ご視聴開始希望日をお申込みフォーム備考欄にご記載ください。
※2024年1月30日迄受付
セミナー講師
(社)日本騒音制御工学会認定技士 (社)日本音響学会技術開発賞受賞有限会社アイトップ 技術コンサルタント 通訳・翻訳名古屋大学大学院 非常勤講師(英語で応用数学の講義を担当)工学博士 小林 英男 氏
東京電機大学工学部機械工学科卒業後、東京農工大学大学院工学研究科にて特別研究員 大学生時代にESSに所属し、カリフォルニア大学バークレイ校に語学研修、および毎日新聞社後援英語弁論大会で3位入賞。企業からの派遣で東京農工大学大学院工学研究科にて5年間特別研究員(産学協同研究、文部省認定)。東京電機大学第53代ESS部長。英語の勉強にも集中したのは卒業後に世界で活躍できるエンジニアになるため。 大学卒業後、リオン㈱に入社し、騒音・振動の測定・分析・対策、および海外事業部でセールスエンジニアとして従事。 ㈱アマダに勤務し、工場で組立・製造・検査、海外事業部で技術サービスおよび技術コンサルタント、システム事業部で板金加工自動化ライン(FMS)の開発・設計、技術研究所でアマダ製品の低騒音・低振動化および快適音化などの研究開発に携わり大ヒット商品を世に送り出した。上記のように、製造、サービス、設計、開発、研究(製造~研究まで)の一連の実務経験を積んだ。 その後、技術コンサルタントとして独立して25年が経過した。1部上場企業の研究、開発、設計部署を中心に、多くの企業に対し技術指導およびコンサルティングを実施。この間に先進国を中心に25ヶ国以上に出張し、エンジニアとして英語で仕事をするだけでなく、通訳・翻訳なども行う。 セミナーの講師歴は25年間。日刊工業新聞社など主催の多くの技術セミナー・英語セミナー・工業数学セミナー・応用物理数学セミナーの講師を行ってきている。この間に専門学校や大学で非常勤講師も行ってきた。 特に、日刊工業新聞社主催のセミナー講師歴は長く10年以上。機械学習・深層学習・AIを加速化させる技術指導にも力を入れてきた。
また、幾多の難局を乗り越えて技術指導を成功させてきた。本セミナーでは、その時々の実際の実務経験もまじえながら分かりやすく解説致します。
セミナー受講料
お一人様¥40,000(テキスト代など全てを含む)になります。
<テキストについて>テキストは、PDF化したものをメールに添付して受講者様にお送りさせて頂きます。基本的にお申込み頂いた日にPDFテキストをお送り致します。 テキストは1枚のA4に2スライド印刷なので文字が適度な大きさなので見やすくなっております。 なお、テキストのコピーおよび2次配布などは禁止させて頂いております。
セミナー趣旨
材料力学や弾性力学は機械設計力学のための固有技術ですので機械工学科以外の卒業生には取り組みにくい内容になっています。 本セミナーでは、これから材料力学・弾性力学・機械設計力学を勉強されるかた、現在勉強しているけれど苦労されているかた、将来的に振動工学・疲労破壊解析の勉強を予定されているかたに1日で仕事にすぐに役立つ内容を分かりやすく勉強されたいというかた、および部下の管理監督上この分野を理解しておきたいというかたなどに分かりやすく解説致します。 本セミナーでは、難解な数式を使用せずにわかりやすく解説致します。この内容のセミナーとしては、おそらく日本で一番理解しやすいセミナーです。今までこの分野の技術セミナーを受講して理解できなかった方にも分かりやすく解説致します。 かと言って分かりやすい簡単なことだけ解説するのではなく、難解なことでも実務技術に必要になる内容については避けて通るのではなく工夫して分かりやすく解説致します。
<講師のブログ>いろいろな技術内容などについて短くしかも分かりやすく解説しています。
受講対象・レベル
1.自分は、化学、生物、物理など機械工学関係の出身者ではないが、材料力学と有限要素法による応力解析の技術の本質を数学が理解できなくてもその本質を言葉で理解したいというかた2.これからまさに材料力学や有限要素法による応力解析を始めるかた3.材料力学における断面2次モーメント・断面係数・断面2次極モーメント・極断面係数などの重要事項についてわかりやすく解説してほしかた4.材料力学や有限要素法による応力解析の技術を整理されたいかた5.機械・装置・ロボットの開発・設計計算にこれらの技術を正しく理解した上で使いこなせるようになりたいかた6.応力テンソル・主応力(最大主応力・中間主応力・最小主応力)とミーゼスの相当応力を、難解な数式を使用せずに、かつ本質を分かるように解説してほしいかた7.現在使用されている有限要素法による応力解析の技術内容を難解な数式を使用せずに説明してほしいかた8.実務で自信をもって技術的に正しく有限要素法による応力解析ソフトを使用できるようになりたいかた
必要な予備知識
・入門知識からから分かりやすく解説しますので予備知識は特に必要ありません。
習得できる知識
1.材料力学を根底から理解でき、仕事で技術的に正しく使いこなせるようになります。2.材料力学を機械設計における力学計算に活用できるようになります。3.有限要素法による応力解析を根底から理解できます。4.機械設計・開発の仕事に材料力学と有限要素法による応力解析が使いこなせるようになります。
セミナープログラム
- 「応力」とは?
- 応力とは? 力ではなく、なぜ「応力」をよく使用するのか?
- 応力には何種類あるのか?
- 曲げ応力とはどのような応力か?
- せん断応力とはどのような応力化?
- ねじり応力とはどのような応力か?
- 「ひずみ」とは?
- ひずみとは? 変形量(伸び、縮み)ではなく、なぜ「ひずみ」をよく使用するのか?
- ひずみには何種類あるのか?
- 曲げ応力によるひずみとはどのようなものか?
- せん断応力によるひずみとはどのようなものか?
- ねじり応力によるひずみとはどのようなものか?
- 材料の強さを求める実験方法は?
- 応力-ひずみ線図とは?
- 応力-ひずみ線図は何種類あるのか?
- 応力-ひずみ線図から何がわかるのか?
- 応力-ひずみ線図にも関係する線形・非線形とはどういうことか?(線形・非線形はいろいろな分野に登場するので大変重要)
- 材料の引張試験では、3軸(x,y,z)方向の強さが同時に求められるだろうか?
- 製品を構成するパーツには、いろいろな方向からいろいろな種類の応力が働く。この状態の応力を実験により求めるにはどのようにしたらよいのだろうか?
- 応力を表すのに上記のNo.1の方法で十分だろうか?
- 実は十分ではないのです。ではどのように表せば十分と言えるのか?
- せん断応力を軸応力で表すことはできないのだろうか? その方法とは? 主応力化(最大主応力・中間主応力・最小主応力)のための方法
- 複数の軸応力を一つの軸応力で表すことはできないのだろうか?その方法とは? ミーゼスの相当応力とは?
- 曲げ応力について考えてみよう!
- 曲げ応力を求める簡単な式を解説
- はりの断面2次モーメントとは?
- 断面2次モーメントと慣性モーメントの違いについて考えてみよう!
- はりの断面係数とは?
- ねじり応力について考えてみよう!
- ねじり応力を求める簡単な式を解説
- はりの断面2次極モーメントとは?
- はりの極断面係数とは?
- 材料力学を設計実務へ応用するための技術と計算例題
- 設計計算練習1 : 重力単位から国際単位(SI単位)への変換
- 設計計算練習2 : ねじプレスのコラムの直径を求める力学計算のしかた
- 設計計算練習3 : 板金・プレス機械による部品設計のための計算のしかた
- 設計計算練習4 : アイボルトの選定計算のしかた
- 設計計算練習5 : オートバイのキックレバーの軸径の計算のしかた
- 有限要素法のポイントをわかりやすく解説
- 有限要素法を一言で説明すると?
- 各種要素のポイントを解説
- 各要素のタイプによる自由度(DOF)の違い
- 各要素のタイプの特徴
- 重み付き残差法とは? 従来からのエネルギ原理と比較して!
- 現在使用されている有限要素法におけるガラーキン法とは? 現在は仮想仕事の原理は使用していません!
- 有限要素法による静解析と応力の評価のしかた
- 最大主応力、中間主応力、最小主応力は引張応力か? それとも圧縮応力か?
- ミーゼスの相当応力とは?
- ミーゼスの相当応力の計算練習
- ミーゼスの相当応力の計算結果とその解釈のしかた
- 有限要素法による応力解析と理論解析との比較のしかた
- 質疑応答
本ページ下のサンプル動画は本セミナーの解説例として、講師のYouTubeチャンネルである「小林英男の英語によるYouTube科学技術大学」から引用したもので、本セミナーのも解説する応力テンソル~主応力(最大主応力、中間主応力、最小応力)までの概要を英語で解説しています。この動画は、YouTubeにて世界に発信するのが目的で作成致されたものですので英語で解説しておりますが、このセミナーは全て日本語で解説されますのでご安心下さい。