プラスチック製品の設計者が必ず知っておくべき材料特性の基礎
開催日 |
13:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 新技術開発センター |
キーワード | 機械材料 高分子・樹脂材料 機械設計 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Zoomを利用したオンライン講座 |
セミナー講師
田口 宏之 氏田口技術士事務所 代表略歴1976年長崎県長崎市生まれ。田口技術士事務所代表。技術士(機械部門)。九州大学大学院修士課程修了後、東陶機器(株)(現、TOTO(株))に入社。12年間の在職中、ユニットバス、洗面化粧台、電気温水器等の水回り製品の設計・開発業務に従事。金属、プラスチック、ゴム、木質材料など様々な材料を使った製品設計を経験。また、商品企画から3DCAD、CAE、製品評価、設計部門改革に至るまで、設計業務に関するあらゆることを自らの手を動かして実践。それらの経験をベースとした講演、コンサルティングには定評がある。
セミナー趣旨
高品質のプラスチック製品を設計するためには、設計者が材料特性を正しく理解しておく必要があります。例えば、プラスチックには吸水性や劣化、粘弾性など、注意すべき特性がありますが、これらの特性をしっかり理解していない設計者が少なくありません。結果として、品質トラブルを引き起こしています。ただ、設計者がプラスチックの材料特性について学ぶ機会が非常に少ないのも事実です。工学系の学校でも材料に関する授業は金属材料が中心です。また、企業内においてもプラスチックの材料特性について学ぶ機会は非常に少ないといわざるを得ません。さらに、プラスチックに関する書籍も多数出版されていますが、多くが材料自体の専門家や成形・金型の技術者に向けて書かれたものです。設計者が読むには難解すぎたり、知る必要のない内容だったりすることが多いといえます。そこで、設計者を対象として、プラスチックの材料特性を学ぶセミナーを開催いたします。本セミナーでは、設計において豊富な経験を持つ講師が、化学式などの難解な部分は極力省き、図や動画、多くの設計事例を用いてわかりやすく解説します。本セミナーを受講することで、プラスチックを使った設計を行う際に注意すべき材料特性、さらに品質トラブルを低減するポイントを習得することができます。
受講対象・レベル
設計に必要なプラスチックの材料特性を効率的に学びたい設計者プラスチック製品の設計法を学びたい材料メーカー、材料商社等の担当者
セミナープログラム
I. プラスチック材料の基礎知識 1. プラスチックのメリット/デメリット 2. 金属材料との違い 3. プラスチックの構造と分類 4. 熱硬化性プラスチック 5. 熱可塑性プラスチック 1-5-1 結晶性プラスチック/非晶性プラスチック 1-5-2 汎用プラスチック 1-5-3 エンジニアリングプラスチックII. 物性表から読み取るプラスチックの基本特性と設計のポイント 1. 物性表 2. 物理特性と設計のポイント 2-2-1 MFR/MVRと分子量 2-2-2 成形収縮率 2-2-3 密度/比重 2-2-4 吸水率 3. 機械特性と設計のポイント 2-3-1 引張特性 2-3-2 曲げ特性 2-3-3 衝撃特性 4. 熱特性と設計のポイント 2-4-1 荷重たわみ温度 2-4-2 線膨張係数 2-4-3 難燃性(燃焼性) 5. 電気特性III. トラブルを防ぐ!プラスチックの応用特性と設計のポイント 1. 温度特性 2. 粘弾性特性と設計のポイント 3-2-1 クリープ 3-2-2 応力緩和 3. 劣化と設計のポイント 3-3-1 熱劣化 3-3-2 加水分解 3-3-3 紫外線劣化 3-3-4 劣化の寿命予測 4. 耐薬品性と設計のポイント