電子機器における防水設計手法…中級編
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社トリケップス |
キーワード | 電子デバイス・部品 生産マネジメント総合 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Zoomを利用したオンライン講座 |
~防水構造設計、止水部品の設計、防水計算・CAE、防水検査等の各技術を解説~
セミナー講師
鈴木崇司(すずきたかし) 氏神上コーポレーション株式会社 代表取締役 <講師紹介>☆機構設計/技術コンサル 2002年〜2014年 富士通株式会社 モバイルフォン事業部 機種開発チーム、CAE共通チーム、組立(VPS)共通チーム 2014年〜2018年 共同技研化学株式会社 技術開発次長、品質管理次長、ラジカルプロダクト部(技術営業)次長 2018年〜神上コーポレーション株式会社 代表取締役CEO 2022年〜合同会社Gallop CTO兼務。○構造、設計、技術営業*ウェアラブル(腕時計)端末防水構造提案(日本大手ヘルスメーカー)、*電気機器端末設計(日本中小企業)、*防水設計(日本中小企業)、*IoT端末設計(日本中小企業)、*LED機器設計(日本中小企業)、*ドローン開発PM(日本中小企業)、*カード型無線端末設計(日本ベンチャー:海外生産)、*海外製LCD の技術営業業務支援(日本商社)。○材料開発*新規開発製品(フィルム)立ち上げ(中国企業)、*対熱対策シート開発支援(日本大手メーカー)、*放熱シート評価(日本中小メーカー)、*新規粘着材料開発&拡販(大手日本化学メーカー)、*抗菌&抗ウイルス製品、材料開発。○経営、企業改善支援*コストダウン支援(日本中小企業)…成果1億/年間(売上比率5%改善)、*成果評価(人事)システム導入、*補助金対応システム作り、*モバイル発展今後の予測分析。
セミナー受講料
・お1人様受講の場合 53,900円[税込] / 1名『電子機器における防水設計手法…初級編』とセット受講の場合は、94,600円[税込]/1名…備考欄に”防水設計初級とセット受講”とお書きください。※『電子機器における防水設計手法…初級編』の詳細はこちら・1口でお申込の場合 66,000円[税込] / 1口(3名まで受講可能)『電子機器における防水設計手法…初級編』とセット受講の場合は、121,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)…備考欄に”防水設計初級とセット受講”とお書きください。受講申込ページで2~3名を同時に申し込んだ場合、自動的に1口申し込みと致します。
セミナー趣旨
スマートフォンを中心とした電子機器への防水機能の付与は、一般的に広まっています。この取り組みにより、電子基板の保護や故障率の低下などが実現され、製品の品質と信頼性が向上しています。防水規格と試験は製品ごとに異なりますが、防水構造の基本を習得することで、それぞれの防水規格に適した設計が可能になります。現在、IoT/ICT機器が身の回りで増加しています。スマートフォンも技術が成熟し、防水技術に挑戦してきた結果、全機種が防水対応となりました。今後はあらゆる電子機器が防水構造を備えることが予想されます。そのために、皆様の部署においては、確固たる防水設計の知識を築いていくことが重要です。中級編では、各設計の詳細を掘り下げて解説していきます。
セミナープログラム
1 電子機器と防水規格 1.1 電子機器と防水性 1.2 防水規格(防塵規格) 1.3 防水規格別の製品群 1.4 防水規格別の試験設備 1.5 防水規格を得るには 1.6 防水規格の落とし穴と対処法 2 電子機器の防水構造設計の検討方法 2.1 防水構造を考慮した筐体設計 2.2 キャップ・カバー設計 2.3 防水膜・音響部 2.4 スイッチ 2.5 防水モジュール(USB、スピーカーなど) 3 止水部品の設計 3.1 ガスケット、パッキン(一体型、ゲル使用) 3.2 Oリング(参照値と実使用) 3.3 防水両面テープ・接着剤 3.4 防水ねじ 4 防水筐体の放熱設計 4.1 なぜ放熱を考えるのか(密閉筐体による放熱特性の低下など) 4.2 熱の3形態と熱伝導 4.3 低温火傷を回避するコツ 4.4 放熱材料の種類と選択方法 4.5 費用対効果を考慮した放熱設計 5 防水計算とCAEを用いた防水設計 5.1 ガスケット・パッキン止水と隙間の確認 5.2 両面テープ 濡れ性 5.3 スイッチの押し感(クリアランス⇔干渉) 5.4 放熱シミュレーション 6 エアリーク試験の設定と対策方法 6.1 エアリークテストの原理と測定方式(JIS Z 2330:2012) 6.2 エアリークテストの方法と閾値設定の考え方 6.3 エアリークの原因解明と対策実施例 6.4 エアリーク試験機の種類と代表的な機器 7 防水設計の不具合例と対策手法 7.1 ガスケット設計と外観不具合 7.2 防水テープクリープ現象 7.3 防水膜のビビリ音 7.4 防水キャップ/カバーの操作感度 8 技術紹介・まとめ・質疑応答 8.1 TOM 8.2 撥水コーティング、ポッティング 8.3 防水テープ 8.4 防水膜 8.5 防水ネジ 8.6 TRI SYSTEM(筐体接合技術) 8.7 設計支援:一気通貫開発/フロントローディングプロセスの提案