【中止】製造現場における異物混入の要因とその具体的対策
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 化学反応・プロセス 信頼性工学 生産工学 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】きゅりあん |
交通 | 【JR・東急・りんかい線】大井町駅 |
異物トラブルの基礎から改善策まで分かりやすく解説!
異物トラブル防止に向けたチーム作りの手法など、実務上の重要ポイントも紹介
セミナー講師
一代技術士事務所 代表 技術士(化学部門) 鈴木 孝 先生
【略歴】
2004 〜 2019 化学会社勤務、2012年から退職時まで工場長
2019 〜 一代技術士事務所開設
・2011年の東日本大震災を経験し、工場移転に伴う4つのプラントの新規立ち上げのプロジェクトマネジメントに関わる。
・完全復興までのプロセス(工場建設、対外折衝、技術移管)の過程で、数多くの問題解決に取り組む。
・工場立ち上げの際の、設計時、据付時、稼働性能、稼働時の適格性評価の経験が豊富。
・半導体関連薬品製造における脱メタル技術のエキスパート
・半導体関連薬品のサプライチェーンマネジメントを数多く経験する。
・品質管理、生産管理、労務管理、労働安全衛生、公害防止活動、コスト改善等、工場運営全般を得意とする。特に静電気事故未然防止の企業研修には定評がある。
・個人技術士事務所を開設し、自身が工場長時代に不安だった、企業と企業をつなぐサプライチェーンマネジメント、工場の安全診断、市場調査を精力的に行い、化学工場の社長、工場長の不安を取り除く業務を行っている。
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
※ご連絡
当セミナーの会場では、現金による受講料支払いを休止させていただくこととなりました。
現金にてお支払い希望の方は、コンビニエンスストアにてお支払いできる用紙をご送付申し上げますので、お近くの店舗にてお支払い頂けましたら幸いです。尚、領収証をご希望の方は、コンビニ支払い時に発行される振込受領書と引き換えにて発行させて頂きます。
セミナー趣旨
化学産業の製造現場では純物質以外のすべてが異物です。
しかし実際その異物の種類は、従来の企業内細則で予防が可能であったであろうものから、顧客要求が厳しく現状の管理では不可能とも考えてしまうものなど多岐にわたっています。また、どこまで異物を許容とするかが明確でないケースが多く、技術開発は経験的に行われていることも多い状況にあり、如何に改善するかについても一般化できず、故に顧客との関係悪化、生産性の悪化など、様々なトラブルが常態化してしまうことも珍しくありません。
本講座では、基本的な異物トラブル防止の理解から始まり、中盤では化成品業界、電子材料業界、めっき業界に特有の不具合現象に対する問題解決法。後半では異物トラブル防止のチーム作りの手法など、実務上の重要ポイントを網羅的・具体的に解説しますので、実務ですぐに使える知識を手に入れることができます。異物トラブルの基礎を学びたい方から実務を行っている方まで、大変おすすめです。
受講対象・レベル
化学品業界、医薬品業界、めっき業界に関わる技術者、技術チームリーダー、工場長
サプライチェーンマネジメント担当者
習得できる知識
・異物トラブルを基礎から学ぶことができる
・いくつかの事例をもとに問題解決ができるようになる
・最新の異物トラブルの動向を学べる
・さまざまな問題解決手法を活用できるようになる
セミナープログラム
1.異物混入に対する評価
1.1 異物の種類
1.2 生産者目線の異物と消費者目線の異物
1.3 生産工場の異物トラブル防止技術(ハードアプローチとソフトアプローチ)
2.一般化成品を中心とした異物対策
2.1 原料からの異物対策、原料管理のポイント
2.2 統計管理の手法
2.3 装置からの異物対策、装置選択、装置維持のポイント
2.4 環境からの異物対策
2.5 工場管理のポイント
2.6 【事例】製品実現を阻害する要因
3.半導体用薬品(レジストモノマー)を中心とした微量金属異物対策
3.1 原料の異物対策
3.2 装置からの金属溶出という課題
3.3 装置洗浄方法、洗浄確認方法
3.4 プロセスのリアルタイム分析方法、データ解析事例
3.5 工程安定化の重要ポイント、イオン交換水の管理
3.6 【事例】製品実現を阻害する要因
4.めっき業界を中心とした異物対策
4.1 原料の異物対策
4.2 前処理作業
4.3 脱脂作業
4.4 徹底した品質管理
4.5 サプライチェーンマネジメント
5.異物トラブル最新の動向
5.1 化学物質のリスク評価の考え方
5.2 前釜品の毒性学的アプローチ
5.3 医薬品製造に用いられる洗浄バリデーションの考え方
5.4 洗浄残留基準の動向
6.再発防止の進め方
6.1 クレームゼロへ向けての社内教育とその手法
6.2 コミュニケーションスキルを高めて正しいチーム作りを
6.3 FTA型過去トラブルリストの導入
6.4 FMEAを用いたトラブル未然防止策
6.5 管理者の意識、担当者の意識とリスクコミュニケーション
質疑応答