ナノカーボン材料(カーボンナノチューブ・グラフェン)の分散技術・凝集制御における物理化学の基礎と分散状態の観察・評価

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開催日 10:30 ~ 16:30 
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主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 炭素系素材   応用物理一般   化学反応・プロセス
開催エリア 全国
開催場所 【ライブ配信】オンライン配信セミナー

~ナノカーボン材料の分散法の適正性や限界の予測と問題解決~

■ナノカーボン材料の分散・凝集制御における物理化学の基礎■基本的な分散操作、分散剤との相関、ほぐし方、形状・欠陥・不純物の影響■「再現性」のある分散技術と「適正で正確な」分散評価のための観察方法

材料・デバイス開発、特性の向上、機能性付与、新規用途開発等においてナノカーボン分散系材料を扱う方は是非 グラフェン、CNTの適切なほぐし方、市販ナノカーボンの分散方法、分散剤との相関、、、、 液中に漂う個々のグラフェン片の形状、大きさ、厚さ(層数)などの直接観察方法万全策は無い分散技術とその安定化において「再現性がある」「実用化できる」を目指したアプローチ これまで培われてきた手法の長所・短所を見極めて、目的に合った分散および観察・評価の最適手法を選択するには

 

日時

【ライブ配信】 2024年6月6日(木)  10:30~16:30【アーカイブ配信】 2024年6月18日(火)  まで受付(視聴期間:6/18~7/1)  受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ 

セミナー講師

山形大学 名誉教授 理学博士 佐野 正人 氏

セミナー受講料

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55,000円( E-mail案内登録価格52,250円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 55,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円)

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 テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】 1名申込みの場合:受講料( 定価:41,800円/E-mail案内登録価格 39,820円 )※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。※他の割引は併用できません。

受講、配布資料などについて

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。
  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。≫ テストミーティングはこちら 

アーカイブ配信の受講方法・視聴環境確認

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
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  • セミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。(テキストに講師の連絡先が掲載されている場合のみ)
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください。
  • 以下の視聴環境および視聴テストを事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
  • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。≫ 視聴環境  ≫ 視聴テスト【ストリーミング(HLS)を確認】

配布資料・製本資料(開催日の4、5日前に発送予定)※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。その他注意事項※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー趣旨

カーボンナノチューブやグラフェンなどのナノカーボン材料を液体中に分散させるには、凝集体をほぐし、個々に遊離したナノカーボンを再凝集させないように液体中で安定化させる必要がある。もし、どのくらいの力でナノカーボンが凝集しているかが見積もられれば、それ以上の力を与える事でほぐすことが可能となる。しかしながら、あまり大きな力を加えるとナノカーボン自体が損傷されるので、その影響も見積もらなくてはならない。安定化においても万全策はないので、これまで培われてきた手法の長所・短所を見極めて、目的に合った最適手法を選択する必要がある。また、ナノカーボンが分散液体中でどのような状態にあるのかを評価することも重要である。最近、我々は、液中に浮遊しているグラフェンを直接観察することのできる顕微鏡の開発に成功した。この最先端技術を適応することで、液中に漂う個々のグラフェン片の形状、大きさ、厚さ(層数)などが直接観察でき、さらに、超音波による断片化の様子をリアルタイムで追跡し、酸化度の程度まで評価することができる。ここでは、ナノカーボン材料の分散に関する物理化学の基礎をまとめて解説する。基礎を理解することで、個々のナノカーボンに対する分散法の適正性や限界が予測でき、問題解法に向けた論理的思考の基ができる。内容は、大学の物理化学入門レベルを学習した人を対象に、大学院レベルまで拡張していく。

セミナープログラム

1.ナノカーボンの種類 1.1 なぜナノカーボンがおもしろいか 1.2 フラーレン 1.3 単層および多層カーボンナノチューブ 1.4 極細炭素繊維 1.5 グラフェン2.ナノカーボン分散の基本的操作 2.1 凝集体をほぐす 2.2 遊離したナノカーボンの分散安定化3.どのくらい強く凝集しているのか? 3.1 ファンデルワールス相互作用とは? 3.2 ナノカーボンのファンデルワールス相互作用  3.2.1 単層カーボンナノチューブ  3.2.2 多層カーボンナノチューブ  3.2.3 グラフェン 3.3 疎水性相互作用4.どのくらいのエネルギーでCNTは切れるのか? 4.1 長さ依存性 4.2 CNTの引張り強度5.ほぐす操作はどのくらいのエネルギーを与えているのか? 5.1 ポリマーとの混錬 5.2 超音波照射 5.3 超音波照射の効率化6.グラフェンをほぐす 6.1 超音波法 6.2 酸化法 6.3 インタカレーション法7.速度論的安定化 7.1 DLVO理論 7.2 単層CNTのShultz-Hardy則 7.3 高粘性媒体 7.4 希薄化8.エネルギー的安定化 8.1 静電的斥力 8.2 界面活性剤の臨界表面凝集濃度 8.3 立体障壁 8.4 汎用分散剤の例 8.5 ナノカーボン特有分散剤の例9.疎水性相互作用の最小化 9.1 ナノカーボンの濡れ 9.2 親水基の導入 9.3 ポリエチレングリコール鎖の不思議10.分散に向けたナノカーボンの化学反応 10.1 再現性の確認された反応  10.2 マイクロ波応用11.市販ナノカーボンの分散 11.1 形状の影響 11.2 欠陥の影響 11.3 不純物の影響12.汎用分散評価法 12.1 各種顕微鏡 12.2 パーコレーション閾値  12.3 紫外―近赤外吸収分光 12.4 ラマン散乱 12.5 レイリー散乱とミー散乱13.トワイライト蛍光顕微鏡 13.1 液中分散ナノカーボンの観察原理 13.2 顕微鏡の構成 13.3 観察条件の最適化 13.4 観察例□質疑応答