イソシアネートを用いない新しいポリウレタン材料の合成と応用

49,500 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 16:30 
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 高分子・樹脂材料   化学反応・プロセス
開催エリア 全国
開催場所 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 

★毒性の高いイソシアネートを用いないポリウレタンの合成法をご紹介!★従来の合成法との比較や材料設計のヒント、様々な応用についても解説します!※本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。アーカイブ配信はございません。

セミナー講師

●第1部●山形大学 大学院理工学研究科 教授 博士(工学) 落合 文吾 氏 <ご専門>  高分子科学・有機化学 <学協会等>  高分子学会、日本化学会、アメリカ化学会 <ご略歴> ・学歴  平成8年3月 東京工業大学工学部高分子工学科卒業  平成10年3月 東京工業大学大学院総合理工学研究科修士課程修了  平成13年3月 東京工業大学大学院総合理工学研究科博士後期課程修了(博士(工学)) ・職歴  平成10-13年 日本学術振興会 特別研究員(DC1)  平成13-15年 住商バイオサイエンス株式会社 研究員  平成15-19年 山形大学工学部機能高分子工学科 助手  平成19-20年 山形大学大学院理工学研究科 助教  平成20-25年 山形大学大学院理工学研究科 准教授  平成25年から 山形大学大学院理工学研究科 教授 ・受賞  H16.5.23 高分子学会 高分子研究奨励賞  H18.10.13 合成樹脂工業協会 学術奨励賞  H24.4.9 文部科学大臣表彰 若手科学者賞  R5.10.26 合成樹脂工業協会 学術賞----------------------------------------------------------------------------------------------------------●第2部●神戸大学 大学院 理学研究科 准教授 博士(理学) 津田 明彦 氏 <ご専門>  有機化学 <学協会>  日本化学会・アメリカ化学会・英国王立化学会・高分子学会・光化学協会 <ご略歴>  1997年3月 信州大学工学部物質工学科 卒業  1999年3月 大阪大学大学院工学研究科物質化学専攻 修士課程 修了  2002年3月 京都大学大学院理学研究科化学専攻 博士後期課程 修了  2002年4月~2008年3月 東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻 助手 (2007年4月~助教)  2008年4月~現在 神戸大学大学院理学研究科化学専攻 准教授(PI)

セミナー受講料

49,500円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合39,600円、  2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。  メールまたは郵送でのご案内となります。  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

セミナー趣旨

【第1部】 有毒で不安定なイソシアネートを用いない手法である、五員環カーボネートとアミンの反応を利用したポリウレタンの合成法および得られるポリウレタンの機能と応用について、一般的なポリウレタンとの比較も含めて紹介する。五員環カーボネートは、エポキシと二酸化炭素の反応により得られることから、多様な汎用エポキシを原料として合成することができる。二官能性五員環カーボネートとジアミンの反応では、側鎖に水酸基を持つポリウレタン(ポリヒドロキシウレタン)がえられる。この水酸基はさまざまな反応により変換可能である。また、エチレンカーボネートとジアミンの反応ではウレタンジオールが得られ、この脱エチレングリ コール重縮合により、脂肪族ポリウレタンを得ることもできる。これらの合成法を講演者の研究を中心に述べるとともに、様々な応用についても述べる。【第2部】 毒性の高いホスゲンを使う必要があるためにこれまで合成が困難であった様々な有用化学物質(化学品原料、医薬品原薬・中間体、ポリマーなど)を、当グループで開発した光オン・デマンド有機合成法によって、安全・安価・簡単・低環境負荷で合成できるようになった。当グループはこの新たな方法を使って、産学連携で、これまでにない新しいポリウレタン合成法の開発に成功した。実用化に向けた研究開発の歴史や課題について、社会との情報共有および議論を行いたい。 

習得できる知識

・新しいポリウレタン材料の設計に向けた知識・従来のポリウレタン合成法・光オン・デマンド有機合成法・フッ素化カーボネートを用いる非イソシアネートポリウレタン合成法・ポリウレタンの構造と物性

セミナープログラム

第1部 五員環カーボネートとアミンの反応を利用したポリウレタンの合成法

1.ポリウレタンの合成と性質 1-1.ポリウレタンの合成 1-2.ポリウレタンの性質

2.五員環カーボネートとアミンとの反応を利用する    ポリヒドロキシウレタンの合成、反応、及び性質 2-1.エポキシと二酸化炭素の反応による五員環カーボネートの合成 2-2.五員環カーボネートとアミンの反応によるポリヒドロキシウレタンの合成 2-3.ポリヒドロキシウレタンの反応 2-4.ポリヒドロキシウレタンの性質

3.五員環カーボネートとアミンの反応を利用する脂肪族ポリウレタンの合成 3-1.エチレンカーボネートとジアミンの反応を利用する脂肪族ポリウレタンの合成 3-2.得られた両末端反応性ポリウレタンの応用

4.さまざまなポリヒドロキシウレタンの合成と応用 4-1.ポリヒドロキシウレタンの複合材料への応用 4-2.ポリヒドロキシウレタンのフォームへの応用 4-3.その他のポリヒドロキシウレタンの応用

第2部 フッ素化合物を使った新しい非イソシアネートポリウレタン合成法と応用

1.従来のポリウレタン合成法 1-1.イソシアネートを用いる一般的なポリウレタン合成法 1-2.イソシアネートを用いない一般的な非ポリウレタン合成法

2.新しいポリウレタン合成法 2-1.光オン・デマンド有機合成法によるイソシアネートとポリウレタンのワンポット合成 2-2.光オン・デマンド有機合成法によるフッ素化カーボネート合成 2-3.フッ素化カーボネートとジオールからのビスカーボネート合成 2-4.ビスカーボネートとジアミンを用いる非イソシアネートポリウレタン合成法 2-5.原料の構造と重合度 2-6.得られたポリウレタンの構造と物性の関わり

スケジュール:13:00-14:40 第1部14:40-14:50 休憩14:50-16:30 第2部

※講義の進行状況により多少前後いたします。

キーワード:ポリウレタン,イソシアネート,毒性,有害,合成,フッ素化合物,五員環カーボネート,アミン