走査電子顕微鏡を駆使した液中観察技術の新展開—溶液中における有機材料・生物試料の直接観察—

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開催日 13:00 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 生物・細胞技術   分析・環境化学
開催エリア 全国
開催場所 【Live配信(アーカイブ配信付)】オンライン配信セミナー

観察中の低コントラスト、電子線からのダメージなどの課題を克服する新技術と今後の展望

■液中の有機材料やナノ粒子、生物試料等の特性や機能を解明する上で極めて重要となる、ナノレベルの空間分解能での直接観察。 それを可能とした新規走査電子顕微鏡について、電子顕微鏡による液中観察の概要から、クライオ顕微電子鏡による観察、溶液中の直接観察を可能とした走査電子誘電率顕微鏡の概要と有機材料・生物試料・培養細胞の観察事例、走査電子インピーダンス顕微鏡、今後の液中観察の展望などを詳しく解説します!

 

日時

【Live配信】 2024年7月31日(水)  13:00~16:30【アーカイブ配信】視聴期間:終了翌営業日から7日間[8/1~8/7]  受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ 

セミナー講師

国立研究開発法人産業技術総合研究所 上級主任研究員​ 博士(工学) 小椋 俊彦 氏  [専門] 走査電子顕微鏡を応用した液中観察、ナノイメージング

セミナー受講料

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【1名分無料適用条件】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

【テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】 1名申込みの場合:受講料( 定価:37,400円/E-Mail案内登録価格35,640 円 ) ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。※他の割引は併用できません。

受講、配布資料などについて

ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

配布資料

  • PDFテキスト(印刷可・編集不可)

セミナー趣旨

水溶液中の有機材料やナノ粒子、生物試料等をナノレベルの空間分解能で直接観察する事は、その特性や機能を解明する上で極めて重要となる。特にセラミック等のスラリー溶液や生物試料の培養細胞やバクテリア等では、溶液中の状態で直接観察する事が望まれる。電子顕微鏡は、電子線を使用して観察するため、その分解能は数nm以下と極めて高い。しかし、内部を真空にする必要があり、溶液中の試料をそのまま観察する事は困難である。そのため、大気圧状態を保持し走査電子顕微鏡(SEM)内で観察するためのカプセル型の液体試料観察ホルダが開発されてきた。こうした大気圧ホルダによる観察では、電子線を試料に直接照射し、ここから生じる反射電子や透過電子を検出するため、電子線によるダメージを受け、さらにコントラストが低い問題がある。この問題を克服するため、我々は水溶液中の生物試料や有機材料を直接観察する新たな技術を開発してきた。以下セミナーでは、これまでのSEMによる液中観察の歴史や概要と我々が開発を進めている走査電子誘電率顕微鏡に関して詳しく解説する。

受講対象・レベル

・溶液中の材料試料やナノ粒子、生物試料を高分解能で直接観察し分析したい方・予備知識は特に必要ございません。

習得できる知識

・電子顕微鏡の概要や一般的な知識 ・電子顕微鏡による液中観察技術に関連する知識・走査電子誘電率顕微鏡の概要や観察方法に関する知識

セミナープログラム

1.電子顕微鏡の概要と開発の歴史的背景 2.電子顕微鏡による液中観察の歴史と概要3.最近の電子顕微鏡による液中観察技術の概要と観察例4.クライオ電子顕微鏡の概要と材料や生物試料の観察例5.走査電子誘電率顕微鏡の概要と特徴6.走査電子誘電率顕微鏡による材料試料の液中観察結果 6.1 スラリ―溶液中のナノ粒子の観察結果 6.2 溶液中の有機材料の観察結果7.X線分析システムと走査電子誘電率顕微鏡による溶液試料の直接観察と元素分析8.走査電子誘電率顕微鏡による生物試料の観察結果  8.1 バクテリアの液中観察結果 8.2 タンパク質複合体の観察結果  8.3 溶液に懸濁したPM2.5の観察結果9.培養細胞の溶液中での直接観察 9.1 マウス乳がん細胞の液中直接観察例 9.2 骨形成細胞の液中直接観察結果 9.3 メラニン色素生成細胞の観察結果10.走査電子インピーダンス顕微鏡の紹介 10.1 走査電子インピーダンス顕微鏡の概要 10.2 走査電子インピーダンス顕微鏡による材料試料の観察結果 10.3 走査電子インピーダンス顕微鏡によるスペクトル解析例11.今後の電子顕微鏡を応用した液中観察の展望12.まとめ□ 質疑応答 □