医療経済評価セミナー
開催日 | 9:15 ~ 16:30 |
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主催者 | (一財)日本科学技術連盟 |
キーワード | 医薬品技術 経済性工学 政策・行政 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | オンライン配信セミナー |
「おカネとクスリ」、すなわち「医療の費用対効果評価」は、全ての薬がカバーされる状況に半世紀以上慣れ親しんできた日本では、数年前までタブー視されてきました。しかし近年、とてもよく効き、なおかつとても高額なクスリの上市が相次いだことで、議論の風潮は大きく変わりました。
保険政策としては、2012年から中医協に「費用対効果評価専門部会」が設置され、2016年4月から試行的導入を経て、2019年4月に本格導入されました。 日本の費用対効果・HTAの大きな特徴は「すでに保険適用されている医薬品」に対して費用対効果評価の結果を「価格調整に用いる」ことです。さらに費用対効果の評価軸である増分費用効果比ICERの数値と価格調整幅を1対1に対応させるという、世界でも類をみない方法をとります。
本セミナーでは、費用対効果評価・HTAについて、基礎的な手法 (分析手法の紹介、QOL評価の演習、モデル分析と論文の批判的吟味)からその政策応用の実態(海外・国内での応用法、現状の問題点など)まで、広い範囲を概説します。 単なる現状の解説ではなく、「企業として」「医療機関として」「アカデミアとして」どのようにHTAの波に対処していくのかを体感できるセミナーになればと願っています。
横浜市立大学 医学部 公衆衛生学 准教授 五十嵐 中
日程
2024年 12月 2日(月)~3日(火)
セミナー講師
五十嵐 中 氏(東京大学大学院)他、斯界の権威ある経験豊富な講師が指導にあたります
セミナー受講料
賛助会員 53,900円一般 59,400円第19回薬剤疫学セミナー参加者 53,900円※税込み※第19回薬剤疫学セミナー参加者の方は、申込みフォームの備考欄にその旨ご記入ください
参加者の所属企業が日科技連賛助会員の場合は、その旨を申し込みフォームの備考欄に記入してください。不明の場合は「会員不明、調査希望」と記入していただければ、当方で調査します。 またこれを機会に入会を検討したい場合は、「入会検討のため資料希望」と記入してください。案内資料を送付し、セミナー正式受け付け以前にご入会いただくと、会員価格でご参加いただけます。
受講について
■本セミナーでは、ビデオ会議(遠隔会議)システム「Zoomミーティング(以下Zoom)」を使用します。■申込前に、事前に以下のテストサイトで、スピーカーとマイクのテストを確認してください。 https://zoom.us/test *セミナー当日に視聴できない、利用できないとのお問い合わせを頂戴した場合、対応できない場合がございます。■ 調査票、アンケートフォーム、各種データの授受にMicrosoft365(Forms、OneDrive )を使用します。申込前に、上部「セミナー受講手順書」のリンクから接続確認を行ってください。■ 日科技連が提供するツールを使用できることがセミナーの参加条件となります。■ オンライン配信セミナーへのお申込みは開催日の4営業日前までにお願いします。■ 1ID につき1 名様の受講をお願いしております。複数人での受講はできません。■ 開催形式に関わらず、講義資料は開催の4 営業日前までに、基本的にPDF 形式の電子データを共有します。講義前までにOneDriveからダウンロードをして、必要に応じて印刷するなど各自でご準備・ご持参ください。■ 基本的にライブで配信いたしますが、講師都合により録画を配信する場合がございます。■ 見逃しアーカイブ対象外です。■ 修了証書は発行いたしません。
セミナー趣旨
●薬剤経済学を基礎から勉強できます。●基礎的概念や、演習で実践までやさしくていねいに解説します。●WHOの教育コースなども参考とした内容となっています。
受講対象・レベル
薬剤経済学を学びたい企業や医療機関の全ての方
セミナープログラム
2日間コース
第1日 9:15〜17:30■午前薬剤経済評価の基礎■午後【演習】QoL値の測定方法QoL値の測定【講義・演習】モデルを使った経済評価
第2日 9:30〜16:30■午前費用対効果評価の政策応用 ―諸外国の動向―コストの算出方法と課題■午後費用対効果評価の政策応用 ―本格導入における日本の動向―費用対効果と価値評価