モビリティ外板の樹脂化拡大とリサイクル規制
開催日 | オンデマンド |
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主催者 | 株式会社 新社会システム総合研究所 |
キーワード | 自動車技術 高分子・樹脂材料 環境負荷抑制技術一般 |
開催エリア | 全国 |
〜OEMでの樹脂化推進の長年の経験を踏まえた今後の期待〜
開催日:2024年 6月 3日(月)
セミナー講師
株式会社Tech-T 代表取締役/埼玉工業大学 客員教授(元トヨタ自動車/Samsung SDI) 博士(工学)高原 忠良(たかはら ただよし) 氏
トヨタ自動車においては、バンパやインパネ、ガソリンタンクなどのプラスチック材料や成形加工の開発と量産化、さらにその評価のためのデジタル技術の構築と実務展開に従事しました。その後、韓国サムスン系の第一毛織(現ロッテ先端素材)では、エンジンプラスチックの自動車用途開発を担当し、日本・中国・タイの自動車メーカと協業しました。2020年からは、株式会社Tech-Tにて今後の車載プラスチック動向の調査分析と情報発信に取り組んでいます。特に近年は各種EV・FCVの試乗評価。中韓の現地調査などを元にオリジナルの視点でコメントを発信しています。プラスチック成形加工学会、自動車技術会 会員。
新日本無線株式会社(現社名:日清紡マイクロデバイス) 高融点金属・セラミックの研究。トヨタ自動車 樹脂部品生産&材料・加工技術・CAE開発。Samsung SDI(韓国本社) エンプラ研究所。大手自動車メーカ 研究所 次世代車要素技術開発。2017〜現職 埼玉工業大学 客員教授。・2020〜現職 株式会社Tech-T(ビジネスブランド名:技術オフィスTech-T)設立。
セミナー受講料
1名につき 33,000円(税込) 同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
収録時間 1時間58分 テキストデータ(PDFデータ)つき
■セミナーオンデマンドについて<1>収録動画をVimeoにて配信致します。<2>動画の配信期間は公開日より2週間ですので、その間にご視聴ください。 2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴可能です。
セミナー趣旨
超小型電気自動車、トヨタ自動車のC+podやシトロエンのAMIの外板はすべて樹脂化されています。中国のプレミアムBEVでは、樹脂成形品でしか表現できない意匠を訴求しており、外板面積の半分近くが樹脂パネルと推定されます。フェンダーやバックドアへの採用に限定されていた樹脂外板の拡大が期待されています。
Japan Mobility Showのレクサスや日産などのコンセプトカーでは、カーボン調のパネルを織り込んだ新デザインも目につきました。CFRPは空飛ぶクルマの高信頼性かつ軽量化部材として期待されています。車体軽量化は、BEVに限らずハイブリッドやエンジン車も含めすべてのモビリティでの燃費・電費向上が図れ、温室効果ガス排出削減に貢献します。BEV用デバイスのインバータやモータでも樹脂化軽量化が提案されています。
他方で、車載プラスチックそのもののカーボンニュートラル対応が求められています。水平あるいはケミカルリサイクル、植物由来樹脂活用、欧州ELV管理規則のリサイクル樹脂使用義務付けなどの課題を整理します。
長年グローバルOEMで樹脂化推進に取り組んできた講師による実車試乗評価も含めての最新オリジナルセミナーです。直前に横浜で開催される人とくるまのテクノロジー展からのトピックス速報も予定しています。
セミナープログラム
1.車載プラスチック活用の歴史と現状 (1)金属から樹脂へ (2)外板での事例:バックドア・フェンダーなど (3)機能部品での事例:インマニとガソリンタンク2.材料基本特性の確認 〜金属と樹脂(含むCFRP)の比較〜 (1)機械特性、耐熱性、耐久性 (2)加飾 商品性 (3)付加機能3.超小型BEV (1)中国・東南アジアに見る市場性 (2)オール樹脂化BEVの試乗と外板調査(ビデオで紹介) ・トヨタC+pod ・Fomm ONE4.外板樹脂化の可能性と課題の事例検討 (1)構造・機能と軽量化 (2)最軽量化のチャレンジ事例:従来比 重量7割減? (3)樹脂外板:コスト試算例 (4)トヨタのバックドアに見る、樹脂化の総合的評価 (5)外装以外での樹脂化チャレンジ例: ・インバータ ・eアクスル ・樹脂ガラス5.まとめ (1)欧州ELV管理規則やサーキュラーエコノミの課題 (2)樹脂化の課題と可能性の整理6.<速報>人とくるまのテクノロジー展横浜2024(予定)