音響メタマテリアルのしくみと吸音遮音性能、自動車への適応について
開催日 |
12:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 機械技術一般 自動車技術 CAE/シミュレーション |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
●自動車メーカー、自動車部品メーカー、防音材メーカーの設計・開発・研究者の方々、必見!! ●音響メタマテリアルの基本的な原理や構造例、吸音や遮音性能について説明。 ●また、自動車用の防音材としての適用について紹介します。
セミナー講師
帝京大学 理工学部機械・精密システム工学科 教授 黒沢 良夫 氏
■ご略歴名古屋大学理学部数学科卒業、筑波大学大学院物理学研究科修了。富士重工業株式会社(現SUBARU)にて、自動車パネルの振動減衰解析、ワイパーの非線形振動解析、車内音予測技術の開発、自動車の振動騒音に関する開発に従事。在職中に群馬大学大学院工学研究科博士後期課程生産工学専攻修了。2012年より帝京大学勤務。■ご専門および得意な分野・ご研究自動車の振動騒音解析、繊維材・ウレタンフォームの吸音遮音解析、音響メタマテリアルの音響解析、CAE■本テーマ関連学協会でのご活動日本機械学会、日本音響学会、自動車技術会、制振工学研究会
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。お申込みは4営業日前までを推奨します。それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
近年、騒音対策として音響メタマテリアルが注目されている。従来防音材として用いられてきた繊維材やフォーム材とは異なる性質を持つ。本講座では、音響メタマテリアルの基本的な原理や構造例、吸音や遮音性能について説明する。また、自動車用の防音材としての適用について紹介する。
受講対象・レベル
自動車メーカー、自動車部品メーカー、防音材メーカーの設計・開発・研究者※本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です
必要な予備知識
この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ない。
習得できる知識
・音響メタマテリアルの基礎知識・音響メタマテリアルの設計のノウハウ・穴あき板の吸音メカニズム・自動車の車内騒音について
セミナープログラム
1.音響メタマテリアルについて 1.1 音の性質 1.2 吸音とは、遮音とは 防音=吸音+遮音(+制振) 1.3 膜状材の吸音メカニズム •多孔質材料による吸音 •板状(膜状)材の振動により音響エネルギーを吸収 •穴あき板によるヘルムホルツ共鳴 1.4 穴あき板の吸音メカニズム 1.5 音響メタマテリアルの構造例の紹介2.音響メタマテリアルの吸音解析 2.1 3Dプリンターによる造形物の吸音率に関するFE解析 2.2 実験計測結果との比較、パラメータスタディ 2.3 フィルムに穴を開けたりフェルトを積層したテストピースの実験結果と計算結果3.音響メタマテリアルの遮音解析 3.1 実験計測結果との比較、パラメータスタディ 3.2 フィルムに穴を開けたりフェルトを積層したテストピースの実験結果と計算結果 3.3 車載用スピーカーカバーの音響FE解析4、自動車騒音と適用検討 ・自動車の主な騒音現象とは? ※車外騒音の場合 ・ハイブリッド⾞(電気⾃動⾞)とガソリン車の振動騒⾳現象比較 ・自動車に用いられている防音材~軽量化(低コスト)、難燃性~
■講演中のキーワード自動車、CAE、振動音響解析、音響メタマテリアル、吸音、遮音
■受講者の声【一部抜粋】・音響メタマテリアルの原理、メカニズムについて興味があり参加させていただきました。 使用用途、場合分けした使い方等々興味深かったです。・音響メタマテリアルの知見収集のために参加させていただきました。 音響メタマテリアルについて細かくパラメータ分析されていて勉強になりました。ありがとうございました。・現状の音響メタマテの方向性と情報収集の為に参加しました。ハニカム構造での吸音性能解析に関するお話は興味深かったです。・開発にあたっての基礎情報収集の為に参加しました。ありがとうございました。