めっき技術の基礎から密着性向上のポイント、分析・評価技術まで
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 金属材料 化学反応・プロセス |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
〇析出メカニズム・材料・表面特性などめっきの基礎から、最新の評価・分析技術を交えた剥離対策や密着性向上技術、膨れや変色などトラブル対策、最新研究動向まで。 〇事例を交えながらわかりやすく解説します!
セミナー講師
広島工業大学 工学部 機械システム工学科 教授 日野 実 氏
■ご略歴1986年3月 大阪府立大学工学部金属工学科卒業1986年4月 川崎重工業株式会社にて航空機関連の材料研究に従事1989年4月 岡山県工業技術センターに24年間勤務。 金属材料とその表面処理に関する地域企業の技術的な支援やものづくりに直結した研究を行う。 その間、岡山県立大学連携大学院准教授(併任)2013年4月 広島工業大学にて材料力学講座を担当。
セミナー受講料
【オンライン:見逃し視聴なし】 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンライン:見逃し視聴あり】 1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
現在、めっき技術は、自動車や電気・電子産業をはじめ次世代にも発展し続ける産業を支える基盤技術としてその確固たる地位を築いている。 本講習では、めっきの析出機構や金属材料などの基礎知識ならびにめっき技術に求められる機能や特性について講演する。また、めっき技術に最も重要な皮膜の密着性について、評価・分析技術を交えながら剥離対策や密着性向上技術を紹介する。さらに実際の製品における膨れや変色などのめっき不良に関するトラブル対策Q&Aならびに最新の評価・分析技術を用いた最近の研究事例について紹介する。なお、冒頭にものづくりと技術者倫理について、事例を交えながら、その重要性を述べる。
受講対象・レベル
めっき皮膜の密着性に関わる評価や分析技術についてわかりやすく、また、実際の不良事例とその対策方法についても紹介します。めっきに従事されている方のみならず、めっき技術をものづくりに適用されるユーザーの方が対象です。
必要な予備知識
めっきに関連ある業務に携わっている方なら特に予備知識は必要ありません。
習得できる知識
めっきに関する基礎知識および最新の評価分析技術、めっき皮膜の密着性向上技術、めっき不良に対するトラブル対処法、材料に関する基礎知識など
セミナープログラム
1.ものづくりと技術者倫理 1-1 材料と人間社会の関わり 1-2 事故の事例紹介および技術者倫理2.めっきの基礎 2-1 めっきの析出メカニズム 2-2 材料の基礎 2-3 めっきの種類と特徴および表面特性3.めっき皮膜の分析技術 3-1 各種表面分析法の種類とその特徴 3-2 めっき不良対策に必要な表面・測定技術と実際の適用例 3-3 めっき不良事例とトラブル対策例4.めっき前処理と密着性 4-1 素材から見ためっき皮膜の密着性 4-2 めっき皮膜の密着性確保の指針 4-3 密着性の評価方法 4-4 めっき前処理工程とめっき不良 4-5 難めっき素材のめっき不良とその対策 4-6 アルミニウム合金へのジンケート処理 4-7 計算機科学による密着性評価へのアプローチ 4-8 マグネシウム合金へのめっき前処理 4-9 めっきプロセスへのレーザ応用5.密着性を向上させる表面処理技術 5-1 表面粗化処理 5-2 シランカップリング処理 5-3 アルミニウムおよびマグネシウム合金への表面処理6.最近の研究事例の紹介 6-1 表面処理へのレーザ応用 6-2 高強度鋼およびアルミニウム合金の水素脆性 6-3 その他7.質疑応答
*途中、お昼休みや小休憩を挟みます。